カーオーディオを選ぶときには「2DIN」や「1DIN」などの表示を見かけることでしょう。愛車のオーディオが標準でもカーナビの説明にこのような単語が説明に記載されていることもあります。
カーオーディオのサイズを表示しているものですが、2DINという用語にはどのような意味があるでしょうか?メリットやデメリット、さらにはおすすめのカーナビを紹介します。
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2DINとは?

2DINに含まれているDINとは、カーナビなどを設置するスペースのサイズ規格です。「Deutsch Industrie Norm」という名称から取られているもので、ドイツの工業規格です。
2DINは1DINを縦に二段重ねしたもので、幅は同じ18cmですが高さが10cmです。カーナビを選ぶ際に1DINと2DINのどちらが良いか迷うことがあるでしょう。まずは、ご自分の車に合ったサイズを選ぶことが重要です。
昔とは違い、今では多くの車にカーナビが標準装備されています。メーカーも多くの車種に対応できるように、インダッシュタイプや2DINモニター一体型、ポータブルタイプなど、さまざまな仕様を用意しています。
新しい年式の車には、2DINサイズがフィットすることが多いですが、購入の前にはサイズ確認を徹底するようにしましょう。
1DINとの違い
カーナビの「1DIN」と「2DIN」の違いは、主にその大きさにあります。1DINは横幅が18cm、高さが5cmのサイズで、一般的なカーオーディオの大きさです。
1DINタイプには、モニターが中から出てくるタイプと、ダッシュボードの上に設置するタイプがあります。しかし、最近ではポータブルナビが主流になってきたため、1DINのモデルは少なくなってきています。
2DINのメリット

大きなディスプレイと使いやすさ
2DINデッキのメリットは、純正ナビと比べてもぴったりと収まる「サイズ感」です。現行車の純正ナビはほとんどがAV一体型で、1DINデッキを取り付けると隙間が空いてしまうことがありますが、2DINならその心配はありません。
また、モニターが一体化したモデルも多く、操作しやすい上に多機能なものもたくさんあります。これ一台で全てを完結させたい人にはぴったりです。
高機能なインターフェース
モニターも一体型になっており、スクリーンにスマホの画面を表示できるタイプもあります。1DINタイプでも選択できるものもありますが、フローティングタイプのスクリーンがない機器では、そもそも画面がないので表示できません。
カスタマイズのしやすさ
オーディオを装着するスペースにフィットできるサイズを選択すれば、見た目もすっきりするのもメリットです。ほとんどの国産車に取り付けできるサイズですので、選択肢も多く自分好みの機器を探しやすいでしょう。

2DINのデメリット

取り付けスペースの問題
ダッシュボードにぴったりとはめられるのがメリットの反面、そのサイズに合わせた機器を選択する必要があります。
車種やグレードによっては選択しにくい場合もあるでしょう。気に入ったオーディオ機器があってもサイズの問題で断念する必要があるケースもあります。
コスト面の考慮
2DINのナビはスクリーンサイズも大きくなっているので価格が高いことがあります。もちろん機能によって異なりますが、サイズが小さい1DINの方が低価格で購入できることもあります。
車種による対応の違い
車種によっては取り付けスペースが純正品でなければフィットしないことがあります。さらに取り付けられたとしても加工が必要なケースもあるでしょう。
2DINの選び方

サイズと互換性
カーナビの液晶画面のサイズは、車種によってさまざまです。それでも見やすいと感じるサイズを選ぶのがポイントです。
後部座席からも見やすい大きさが良い場合は、9インチ以上のサイズを選ぶとよいです。 もっと大きな画面が欲しいなら、フローティングタイプもチェックするのもおすすめ。
フローティングタイプは、画面が少し飛び出して見えるタイプです。ダッシュボードに本体を収めつつ、画面だけが前面にせり出してくるので、ダッシュボードのサイズに関係なく大きなディスプレイを楽しめるのが特徴です。
ただし、フローティングタイプは少し圧迫感があることもあり、車種によってはエアコンなどの操作がしづらくなることもあります。画面の見やすさと運転の視界を妨げないかの確認は必要です。
Apple CarPlayやAndroid Autoなど、スマホアプリに対応しているかもチェックしておきます。カーナビを購入する際は、対応車種や取り付けが可能かどうかを、メーカーや販売店に確認しましょう。
必要な機能とオプション
Bluetooth接続に対応しているなら音楽や通話を楽しめます。ドライブ中に音楽を楽しみたい方や、運転中に電話を取りたい方には、スマホとBluetoothで接続できるカーナビが便利です。
車の中でテレビが見たい場合は、ワンセグまたはフルセグ対応のカーナビがおすすめです。またスマホの画面をカーナビに映したい場合は「ミラーリング」ができるものを選んでみましょう。
スマホの画面をカーナビに映して動画を楽しみたい場合は、ミラーリングができるカーナビを選びましょう。ディスプレイオーディオの場合には、機能が限定されている場合もあります。必要に応じて、ナビ機能やフルセグ機能を選択しましょう。
ブランドと評判
メーカーやブランドによって見やすさが異なります。UIが異なっていたり、機能や質が異なる場合もあります。特に音質にこだわる場合には、どの程度高音質に対応しているかや、評判は気になるものです。
ハイレゾ音源に対応していたり、ナビやディスプレイオーディオの形状に違いがあります。
おすすめの2DIN市販モデル
カロッツェリア | 楽NAVI | AVIC-RF721

走行中に安定したデータ通信ができる「docomo in Car Connect」に対応しているので、車内でWi-Fiに接続できます。さらにHDMIの入出力にも対応。スマホの動画を後席のモニターに出力して、後席の乗員もコンテンツを楽しめます。
JVCケンウッド 彩速 | MDV-M910HDF

9V型のフローティングモデルで、空間に大画面が浮かんでいるのが特徴です。手を離さなくても操作ができる音声操作に対応しています。HDMIだけでなくワイヤレスミラーリングにも対応しているので、便利にスマホの画面を表示できるのも特徴。逆走したときに警告をしてくれる安全装備もあります。
JVCケンウッド DDX5020S

画像引用元:ディスプレイオーディオ DDX5020S | カーオーディオ / ディスプレイオーディオ | KENWOOD
ナビ機能はスマホで済ませようと考えている方にはディスプレイオーディオタイプがおすすめ。「Apple CarPlay」や「Android Auto™」に対応しているDDX5020Sなら、マップ表示させたりスマホの音声操作でハンズフリー操作が可能になります。高音質にも対応しているディスプレイオーディオです。
2DINの取り付け方法

必要な工具と準備
必要な工具などは以下の通りです。
- プラスドライバー
- スパナ
- ハーネス
- 養生テープ
- 内張剥がし
バッテリー端子を外すための工具やナビの取り外しに必要な工具があります。さらに作業範囲を保護するための養生テープも準備しておきましょう。
取り付け手順
事前準備と注意点を押さえながら、作業していきましょう。
電流を遮断する
まず最初にやるべきことは、車の電流を遮断することです。車のボンネットを開けてバッテリーのマイナス端子を外しておきます。
オーディオの保護だけでなく、自分自身の安全も確保できます。感電のリスクを避けるためにも、しっかりと準備しましょう。
インテリアパネルを外す
次に、オーディオが取り付けられている部分のパネルを外します。車種によってパネルの形が異なりますので、自分の車に合った方法を確認しながら進めましょう。
内張りはがしを使うと簡単に外せますが、工具がパネルに当たって傷が付くことがあるので、事前にマスキングテープで保護しておくと安心です。
新しいオーディオを配線する
古いオーディオを外して、新しいオーディオを取り付ける作業に入ります。まず、純正オーディオの四隅にあるネジを外して、オーディオを手前に引っ張り出します。
この時、まだ配線がつながっていますので、やさしく引っ張り出すことが大切です。配線を切らないように注意しながら、接続されている配線を外しましょう。
古いオーディオが外れたら、車種別の専用接続コネクターを使って新しいオーディオの配線を処理します。接続には、ギボシ端子を使うとしっかり固定できます。
取り付け・パネルを戻して完成
コネクターに接続できたなら、取り付けましょう。
配線が終わったら、通電確認をして問題なく動作するかチェックしましょう。無事に確認できたら、新しいオーディオを元の場所に取り付けます。取り付ける際には、ハーネスを挟まないように気をつけます。
最後に、インテリアパネルを元通りに戻せば作業完了です。力を入れすぎてパネルを傷つけないように、丁寧に作業しましょう。
まとめ
オーディオやナビのサイズの規格である2DINは、一般的なサイズとなっています。標準装備されていない場合には、自分でナビやディスプレイオーディオを選択しますが、その際に取り付け可能なサイズを確認しましょう。
自分でDIYして取り付けることもできますが、作業に心配があるならカー用品店や整備工場に依頼できます。枚方や奈良で新車や未使用車を販売している弊社カミタケモータースでも、車の相談を承っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。


