車のエアコンフィルターは、快適なドライブに欠かせないものです。外からの空気を取り込み、ホコリや花粉などを取り除いてくれるからです。
エアコンシステムに異常が生じないように、異物が進入するのも防いでくれます。しかしエアコンを使用するにつれて、フィルターが詰まりやすくなり、空気の流れも悪くなります。
エアコンフィルターは定期的なメンテナンスや交換が必要です。この記事では、エアコンフィルターの役割や交換方法を詳しく解説します。
車のエアコンフィルターについて
- 基本的に1年で交換する
- 敏感ならメンテナンスを徹底しよう
- フィルターの機能にも注目できる
- 気になるならエアコンの洗浄がおすすめ
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車用エアコンフィルターは1年で交換

車のエアコンフィルターを1年ごとに交換することは、多くの理由から推奨されます。まず、エアコンフィルターは車内に流れる空気を浄化し、ホコリ、花粉、排気ガスなどの有害物質を取り除く役割を担っています。1年間使用すると、これらの物質でフィルターが徐々に詰まり、空気の流れが悪くなります。
これにより、エアコンの効率が低下し、車内の空気質が悪化するだけでなく、エアコンシステムに負担がかかり、故障の原因ともなり得ます。さらに、フィルターが正常に機能しないと、車内に悪臭が発生することもあります。
また、アレルギーを持つ人にとっては、フィルターの定期的な交換が快適な車内環境を保つ上で特に重要です。交換は比較的簡単で、多くの車では自分で行うことができます。1年に一度の交換は、健康と車のメンテナンスの観点から見ても、最適な周期といえるでしょう。
この記事で取り上げる交換方法を参考にして、エアコンのよい環境をキープしましょう。
車用エアコンフィルターの選び方

車用エアコンフィルターは、車種別の適合と機能を基準に選ぶのがおすすめです。
車種
車種に合ったエアコンフィルターを選びましょう。車種ごとにフィルターのサイズや形状が異なるため、自分の車に適合するモデルを選ぶ必要があります。
適合するフィルターを見つけるには、車の取扱説明書を確認するか、車両情報(車種、年式、モデル)をもとに専門店やオンラインで検索するとよいでしょう。正確な適合情報を把握することで、エアコンの性能を最大限に活用できます。
機能
エアコンフィルターには、異なる機能を持つ製品があります。基本的な塵埃除去機能のみならず、抗菌・防臭効果を提供するもの、アレルギー物質を軽減するための高性能フィルターなどが選べます。
また、PM2.5のような微小粒子を捉える能力が高いHEPAフィルターを採用した製品もあります。自分の健康状態や車を使用する環境に応じて、必要な機能を備えたフィルターを選ぶことが大切です。
たとえば、花粉症の人はアレルギー物質を軽減するフィルターを、都市部で運転することが多い人は排気ガスやPM2.5を効率的に除去するフィルターがおすすめです
エアコンフィルターのメンテナンス

エアコンフィルターのメンテナンスは、車内の空気品質を維持し、エアコンシステムの効率を高める上で非常に重要です。フィルターが汚れると、空気の流れが阻害され、エアコンの冷却能力が低下し、余計なエネルギーを消費します。
また、フィルターに蓄積されたホコリや花粉、バクテリアなどは健康上の問題を引き起こす可能性があります。定期的にフィルターを点検し、汚れがひどい場合は清掃または交換を行うことで、これらの問題を防げるのです。
通常は、年に一度のチェックが推奨されますが、環境によってはより頻繁なメンテナンスが必要になることもあります。適切なメンテナンスによって、快適な車内環境を保ち、エアコンの寿命を延ばすことができます。
基本的にエアコンフィルターは使い捨てなので、汚れていないように見えても定期的に交換するようにしましょう。
エアコンフィルター交換は重要

エアコンフィルターを交換することで、車内の空気の状態をよくしておき、運転環境を改善できます。きれいな空気は集中して運転するのにも役立ちます。フィルターを定期的に交換しないと、複数の影響が出るため、重要です。
空気清浄と健康への影響
クリーンな車内環境は、私たちの健康を守るためにも欠かせません。特にアレルギーをお持ちの方や、小さなお子様、高齢者をお乗せすることが多い方にとって、車内の空気質はとても重要です。
花粉やPM2.5、ダストなどのアレルゲンを効果的に除去することで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を軽減し、車内での快適な時間をサポートします。
風が弱くなる
エアコンフィルターにホコリが詰まってくると、どうしても風が弱くなってしまいます。エアコンの風量を大きくしたとしても、風が弱いので十分にエアコンが効かないと感じるでしょう。
風が弱くなるとエアコンの動作音も大きくなる傾向があるので、走行中に異音が発生することがあります。
臭いが発生する
エアコンフィルターを交換しないとカビが発生したりして臭いが気になります。快適に乗車するためにも、臭いが出ないうちにフィルターの交換をしましょう。
見えないところにゴミが蓄積していることもあるので、やはり定期的な交換は必要です。
燃費が悪くなる
エアコンフィルターの清潔さは燃費にも影響を与えます。フィルターが詰まると、エアコンの効率が落ち、それが原因でエンジンに負担がかかり、結果として燃費が悪化することもあるからです。
定期的なフィルターの点検と交換は、車のパフォーマンス維持にもつながります。定期的に交換が必要な部品なので、1年に1回は交換しておきましょう。
エアコンフィルターの種類と特徴

エアコンフィルターには、大きく分けて「花粉フィルター」「PM2.5フィルター」「抗菌・抗ウイルスフィルター」の3種類があります。それぞれのフィルターは、特定のニーズに応じて設計されており、車内の空気質を向上させることを目的としています。
花粉フィルター
春の季節、花粉症の方にとっては辛い時期となります。そんな時、車内を花粉から守ってくれるのが花粉フィルターです。ベーシックなこのフィルターは、特に花粉を高効率で捕捉し、車内への侵入を防ぎます。
安価に購入できるタイプのフィルターなので、頻繁に交換する方におすすめできるタイプです。
抗菌・抗ウイルスフィルター
注目されているのが、抗菌・抗ウイルスフィルターです。このフィルターは、ウイルスの車内への侵入を防ぎ、車内を衛生的に保つことができます。清潔な空気になるようにしてくれるため、風邪やインフルエンザの予防にも役立ち、車内での健康をさらに守りたい方には最適です。
カビの菌の増殖も抑えてくれるタイプなら、臭いを軽減できます。
抗菌・抗ウイルス・抗アレルフィルター
抗菌や抗ウイルスの他に、アレルギーの原因となるものも取り除けるタイプです。高品質なフィルターなので、車内環境にこだわりがあるならおすすめできます。
小さな子どもや空気に敏感な方が乗車されるなら、このタイプのフィルターがおすすめです。
エアコンフィルターの交換時期とサイン

交換時期の目安
一般的に、エアコンフィルターの交換時期は、走行距離約10,000~15,000キロメートルごと、または使用環境にもよりますが、1年に1回が目安とされています。
もちろん、多くのダストや花粉が飛ぶ地域にお住まいの場合や、道路状況が悪い場所を頻繁に走る場合は、もう少し短いサイクルでの交換が推奨されます。
走行距離と使用環境による
もちろん走行距離も目安となりますが、使用環境にも左右されます。喫煙車の場合にはすぐにホコリやニコチンの汚れが蓄積します。
さらに花粉が多いところで走行するなら早めの交換がよいでしょう。特に車で喫煙しているなら早めに交換がおすすめです。
交換が必要なサイン
「でも、実際にフィルターを見ないと交換時期が分からないのでは?」そう思われるかもしれませんが、実はいくつかのサインで交換時期を見分けることができます。
車内の異臭
エアコンをつけたときに、不快な臭いがする場合、フィルターが汚れているサインです。通常のときと比較して臭いが気になっているなら、フィルターの交換時期が近づいています。簡単に交換できる部品なので、交換を検討しましょう。
エアコンの効きが悪い
エアコンの風量が以前に比べて弱くなったり、冷えにくくなったりした場合も、フィルターの詰まりが原因かもしれません。
フィルターの交換は、車の燃費向上やエアコンの寿命を延ばす効果も期待できるので、ぜひ適切なタイミングで行いましょう。

エアコンフィルター交換のDIY方法

自分でエアコンフィルターを交換することは、意外と簡単です。しかし、始める前に必要な道具を準備しておくことが大切です。では、必要なものと交換手順を見ていきましょう。
交換に必要な道具
- 新しいエアコンフィルター:事前に車種に合ったフィルターを購入しておきましょう。
- ドライバー:フィルターカバーを外すのに必要な場合があります。
- 手袋:手を汚さないためにも、作業用の手袋を用意しておきましょう。
- マスク:古いフィルターからホコリや汚れが出ることがあるので、予防策としてマスクをすることをお勧めします。
フィルターの交換手順
フィルター位置の確認
まず、車の取扱説明書を確認し、エアコンフィルターの位置を確認します。多くの車では、グローブボックスの後ろやエンジンルーム内にあります。
古いフィルターの取り外し
フィルターカバーを開けるために、ドライバーを使用する場合があります。カバーを外したら、古いフィルターをそっと取り出しましょう。
新しいフィルターの取り付け
新しいフィルターを正しい向きで挿入します。この時、フィルターが正しく収まっていることを確認してください。 新しいフィルターをセットしたら、フィルターカバーを元通りに取り付けます。
エアコンフィルター交換方法を比較

自分での交換が難しいと感じる方や、時間がない方のために、エアコンフィルター交換のプロフェッショナルサービスを利用する選択肢もあります。
プロに任せるメリットは、専門知識と経験に基づく正確な作業と、迅速な対応です。では、自分で交換する場合とプロに依頼する場合の比較と、信頼できるサービスの選び方について見ていきましょう。
自分で交換 vs プロに依頼
自分で交換する場合は、費用を節約できる上に、車に対する理解を深めることができます。しかし、間違った方法で交換してしまうリスクや、時間と労力が必要というデメリットもあります。
プロに依頼する場合は、確実かつ迅速に作業を行ってもらえることが最大のメリットです。また、フィルターの状態を専門家がチェックしてくれるため、車全体のメンテナンスアドバイスをもらえることもあります。ただし、その分費用がかかるという点を考慮する必要があります。
時間とコストの比較
エアコンフィルターを交換する際、時間とコストを比較することは重要です。自分で交換する場合、部品の購入費用のみで済み、時間もそれほどかかりません。しかし、適切な工具がない場合や作業に自信がない場合は、専門のサービスを利用することになり、それに伴う労働費が加算されます。
自分で行う場合の時間や労力と、専門サービスを利用した際のコストを比較し、自分の状況や価値観に最適な選択をすることが大切です。
臭いが気になる場合はクリーニングを検討

車のエアコンから不快な臭いがする場合、クリーニングを検討することが効果的です。エアコンの使用と共に、フィルターや内部にはホコリや湿気が蓄積し、これがカビやバクテリアの繁殖地となって臭いの原因になります。
定期的なクリーニングにより、これらの微生物を除去し、エアコンからの清潔な空気を保つことができます。自分で行う場合は、市販のエアコンクリーナーを用いる方法が一般的ですが、より徹底的なクリーニングを希望する場合は、プロのサービスを利用するのも一つの手です。
特にエアコンフィルターの交換と併せて行うと、より効果的に臭いを取り除けます。車内の快適さと健康を守るためにも、臭いが気になる時は積極的にクリーニングを検討しましょう。
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