車の経験が豊富でも、後方駐車(バック駐車)や縦列駐車が苦手な方はいます。
しかし、現在の車にはバック駐車や縦列駐車をアシストする「自動駐車機能」が搭載されている車が増えてきたため、安心して駐車できると感じる方は多いでしょう。
しかし、自動駐車機能と聞いても、どのような仕組みなのか理解していない方も少なくありません。
今回は自動駐車機能についてやメーカー別の特徴の違い、おすすめ車種について解説します。
自動駐車機能とは?

画像引用元:ホンダ
自動駐車機能を簡単に説明すると「駐車スペースを検知して、ハンドル操作を自動でアシストしてくれる機能」のことを意味します。
自動運転技術はレベル1〜レベル5段階まで設定されています。
レベルが上位に上がるほど、自動運転時技術の性能も上がり、アシスト機能も向上する傾向もあります。
自動駐車機能を利用すれば、運転手はアクセルとブレーキ、周囲の安全確認のみを行なっていれば、車が自動的に駐車を手助けしてくれます。
また、自動駐車機能はメーカーごとに呼び方が異なります。
大まかな機能は同じですが、自分が今後購入検討するメーカーの自動駐車機能がどうなっているのか確認してもよいかもしれません。
自動駐車機能について各メーカーの名称
自動駐車機能について各メーカーの名称をいくつか紹介します。
- トヨタ:アドバンストパーク
- 日産:プロパイロットパーキング
- ホンダ:スマートパーキングアシストシステム
- ダイハツ:スマートパノラマパーキングアシスト
自動駐車機能について、それぞれのメーカーごとの名称と特徴を理解しつつ、自分にとって最適なメーカー車を選んでみてください。
自動駐車機能の使い方

画像引用元:ホンダ
自動駐車機能の使い方について解説します。
自動駐車機能については、各メーカーごとに使い方が異なりますが、大まかな操作方法は同じです。
自動駐車機能の使い方の手順は以下3つのステップです。
- 1:シフトレバーの横にあるパーキングアシストボタンをONにする
- 2:ディスプレイのパーキングアシストもONの状態にする
- 3:駐車したいスペースを見つける
それぞれ詳しく解説します。
シフトレバーの横にあるパーキングアシストボタンをONにする
まずは、自動駐車機能を使うために、シフトレバー横などにある「パーキングアシストボタン」をONにします。
パーキングアシストボタンをONにしなければ、自動駐車機能を使用することはできません。
ディスプレイのパーキングアシストもONの状態にする
シフトレバー横にあるパーキングアシストボタンをONにすると、ディスプレイ上にパーキングアシストONと表示されます。
ボタンをONにして、ディスプレイ上にも表示されるのか、今一度確認しましょう。表示場所については、各メーカーや車種によって異なります。
駐車したいスペースを見つける
パーキングアシスト機能をONにした後は、駐車したいスペースを見つけます。
パーキングアシストを使用する場合、運転手は障害物のなるべく近くをゆっくりと走行するように意識しましょう。
低速でバック走行する際には、常に駐車スペースサーチが作動しています。
場合によっては、センサー類が上手く反応しない可能性もあるため、何度かチャレンジして頂き、アシスト機能を利用してみましょう。
スタッフが実際に使用してみた感想は?

個人的に、トヨタや日産など自動駐車を使ったことがありますが、停めたい枠をうまく認識しない時があり、認識してもらうために結局枠の近くに停めやすいよう配置する手間があるので手間だと感じた。普段から自分で駐車する人は特に必要性を感じないが、本当に運転が苦手な方のみ時々使うことになる機能かもしれません。

新型プリウスのように標準装備されている場合はおまけ程度ですが、わざわざ費用を掛けてオプション装着するかは悩むところです。
自動駐車機能で事故は起きない?

画像引用元:ホンダ
結論として、自動駐車機能で事故が必ず起きないことはありません。
コンピュターの異常により、自動駐車機能中に他の車にぶつかることやセンサー類が上手く機能しておらず、障害物にぶつかる危険性も考えられます。
そのため、いくら自動駐車機能とは言っても「走行時のアシスト機能」と認識しておくことをおすすめします。
自動駐車中の事故は運転手の責任になるケースが高い
自動駐車中に事故を起こした場合、現状運転手に責任があるといえます。
自動駐車機能はあくまで「バック駐車をアシストする機能」であり、全ての走行を自動で行なってくれるものではありません。
しかし、全自動に近いレベル4段階の機能まで技術が発展すれば、万が一に自動駐車中に事故を起こした場合でも、運転手の責任が軽減されるかもしれません。
国土交通省では、自動運転レベルを1から5まで分けています。レベルごとにどのような条件なのか分けているため、自動運転レベルと状況によって責任の所在が異なるでしょう。
以下では、自動運転のレベル1〜レベル4までの責任問題について解説しています。
※参考:国土交通省
自動駐車で事故が起きた時の責任の所在は?
自動駐車で事故がおきた時の責任の所在について解説します。
レベル1の自動駐車機能の責任問題
レベル1の自動駐車機能は、「加速・ハンドル操作・ブレーキ」のいずれかのシステムを使用する技術です。
レベル1の自動駐車時の事故は、運転手の責任になります。
レベル1の自動運転技術では、運転手が基本的な運転操作を行い、一部の機能を運転アシストする仕組みです。
そのため、事故による責任は「運転手にある」と判断されます。
レベル2の自動駐車機能の責任問題
レベル2の自動運転技術は「加速・ハンドル操作・ブレーキの複数のシステム」を操作するものです。
レベル2の自動運転技術を使用中に事故を起こした場合でも、原則運転手に責任があると判断されます。
レベル3の自動駐車機能の責任問題
レベル3の自動運転技術は、運転手主体からシステム操作主体に移行する仕組みのことを意味します。
具体的には、車線変更や分岐などの走行操作を車が自動で行い、システムから要請が出れば、運転手が対応します。
レベル3の自動駐車機能を使用中に、事故を起こした場合にも原則、運転手が責任を負います。
レベル4の自動駐車機能の責任問題
レベル4の自動駐車機能は、特定の状況下で無人自動運転して、走行中のすべての操作をコンピューターが操作する仕組みです。現状の車にレベル4の自動駐車機能が搭載されている車がありません。
しかし、今後、自動運転技術の発展により、普及していくといわれています。
レベル4の自動運転中の事故でも、基本的にドライバーに責任があるのは変わりません。しかしシステムの不具合が原因の事故なら、責任の所在が変わる可能性があります。
レベル5の自動駐車機能の責任問題
2023年時点で、レベル5の自動運転を搭載している車はありません。そのため、今後責任について議論される必要があるでしょう。
メーカー別の自動駐車機能
メーカー別の自動駐車機能について解説します。
日産 プロパイロットパーキング

画像引用元:日産
日産のプロパイロットパーキングは、スイッチ操作1つでステアリングやアクセル、ブレーキ、シフト、パーキングブレーキを自動制御する機能です。
パーキングブレーキまで自動でアシストしてくれるため、駐車時にも運転手をサポートしてくれます。
また、駐車パターンや駐車エリアの白線や周辺車両に合わせて最適な駐車可能スペースを提示してくれる点も日産の自動駐車機能の魅力です。
さらにメモリー機能搭載車であれば、一度駐車位置を登録するだけで、自宅や白線がない道路、道路から離れた場所でも駐車支援が使用可能となります。
そのため、登録場所に近づくだけで車両システムが自動で起動しつつ、最適な駐車支援によりスムーズで安心感のある駐車が実現できるでしょう。
ホンダ スマートパーキングアシストシステム

画像引用元:ホンダ
ホンダのスマートパーキングアシストシステムは、駐車時のハンドル操作をアシストしてくれる便利な機能です。
「バック駐車」と「縦列駐車」を行う際に、ハンドルが自動で回転して、車両を駐車スペースの白線の枠内へとサポートしてくれます。
特に「バック駐車」は、駐車スペースに面した道路幅をナビのカスタマイズで設定できる魅力もあります。
一方、縦列駐車時には、道路幅の初期設定を行う必要はありません。
ただし、バック駐車や縦列駐車時でもハンドル操作が自動になりますが、前と後退のシフトチェンジやブレーキ、アクセル操作は運転手が行います。
トヨタ アドバンスト パーク

画像引用元:トヨタ
トヨタのアドバンスパークは、自動駐車機能に近い仕組みです。
駐車を希望するスペースの横に停車した後、アドバンスパークスイッチを押して駐車位置を再確認します。
その後、開始スイッチを押すと同時に、周囲を監視しつつ、ステアリング・アクセル・ブレーキ操作をアシストして駐車を完了させます。
区画線のない場所でも、事前に駐車位置を登録することで、駐車操作もアシスト可能です。
そのため、運転が苦手な方やバック駐車が苦手な方におすすめできる機能となります。
ダイハツ スマートパノラマパーキングアシスト

画像引用元:ダイハツ
ダイハツのスマートパノラマパーキングアシストは、車の前後左右に装着されたパノラマモニター用カメラを使用します。
パノラマモニター用のカメラで確認した後は、車が駐車スペースを認識して、駐車をアシストしてくれるでしょう。
スマートパノラマパーキングアシストの使用方法は、運転手がパーキングアシスト機能ボタンを押してシステムを起動させます。
システム作動後は、ナビ画面の操作に従って、アクセルとブレーキのみを操作するだけです。あくまで全自動の駐車機能ではないため、運転手が操作しないことはありません。
自動駐車機能があるおすすめ車種
自動駐車機能があるおすすめ車種を4つ紹介します。
日産 セレナ

画像引用元:日産
日産セレナは、国内のミニバン市場において、安全性能と室内空間の広さが特徴的な車です。
日産を代表する独自技術「e-POWER」を搭載したモデルもラインナップされ、選べる車両グレードや種類も豊富になりました。
360°セーフティアシスト機能が全グレードに標準装備

画像引用元:日産
360°セーフティアシスト機能が全グレードに標準装備され、運転中の快適さと安全性能に優れた人気の高いミニバンです。
大切な家族を乗せる車を検討している方や大切な家族を事故から守る安全性能が充実した車をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
トヨタ ヴォクシー

画像引用元:トヨタ
トヨタが販売するヴォクシーはファミリーカーとして、幅広い年齢層の方から人気が高い車です。
スタイリッシュで特徴的な外観デザインは、特に若い家族層の方にも人気があり、フルモデルチェンジ後は快適性能や室内空間の広さがよりグレードアップしました。
荷室の使い勝手も良い

画像引用元:トヨタ
乗り降りしやすいユニバーサルステップや使い勝手の良さを最大限に重視した便利な機能なども豊富に搭載されています。
外観重視に思いつつ、自動駐車機能(アドバンスパーク機能)を装備されているため、安全面にも考慮した車です。
ホンダ ステップワゴン

画像引用元:ホンダ
ホンダのステップワゴンは、2022年5月にフルモデルチェンジされたばかりの車です。
自動駐車機能である「スマートキングアシストシステム」の搭載はもちろん、違和感ない外観デザインも特徴的なポイントの1つになります。
特にステップワゴンは室内空間の広さを重視しており、子育て中の方や介護用の車としても需要が高いです。
全グレードHonda SENSINGを標準装備

画像引用元:ホンダ
また、全グレードに標準装備されている「Honda SENSING」やフルLEDヘッドライトも用意されているため、装備面の充実さを感じやすい車とも言えるでしょう。
安全面を考慮しつつ、違和感ない外観デザインを求めたい方におすすめする車です。
ダイハツ タフト

画像引用元:ダイハツ
ダイハツが販売するタフトにも、グレード選択によって「スマートパノラマパーキングアシスト」が装備できるモデルもあります。
また、スクエアなボディ構造と大怪タイヤ、力強い印象を与えるSUVらしいフロントグリルも、車の性能を最大限に活かしています。
内装も個性的で評価が高い

画像引用元:ダイハツ
内装も個性的でワイルドなデザインを楽しめる車であり、外観に引けを取らないほど室内空間も工夫されているでしょう。
他にも、ヘッドライトの位置を高く設定することでフロントグリルにより大胆さと力強さを印象付けます。
街乗りだけでなく、アウトドアにも使いたい方におすすめするダイハツの車です。
自動駐車機能がある車をお得に購入する方法
自動駐車機能がある車をお得に購入する方法を解説します。
未使用車
登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことを意味します。
車は登録済みですが、あくまで新車の状態に近い車ともいえるでしょう。
未使用車をお得な条件で購入するメリットは、新車と同じ状態の車を新車価格以下で購入しやすいことです。
これらの未使用車は各ディーラーなどが目標台数をクリアするために登録した車が多く、移動は場所移動のために使用されただけであり、走行距離も限りなくゼロに近いでしょう。
自動駐車機能が搭載された車でも、未使用車が販売されているケースが多く、購入できる可能性が高い傾向にあります。
ただし、未使用車は在庫数が限られており、一点物の商品であるため、すぐに成約者が決まる可能性も少なくありません。
そのため、希望する条件の未使用者があれば、すぐに車を抑える手続きを進めることをおすすめします。
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低金利ローン
自動駐車機能が搭載された車をお得に購入する場合には「低金利ローンの活用」がおすすめです。
ローンを活用するメリットは、一度に大金を出費する必要がなく、月々定額支払いで好みの車を購入できる点です。
しかし、ローンと聞いても、金利手数料を気にする方もおられるでしょう。ローン会社によっては金利が3%〜7%も必要になる可能性があるからです。
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