車を買い替えるときに、
「家族が増えて5人乗りでは足りないけれど、でも7~8人乗りのミニバンでは大きすぎるし……」
というお悩みは意外と多いようです。
それならば、「6人乗り」という選択肢はいかがでしょうか?
今回はコンパクトミニバンを中心に6人乗りの設定がある国産車について、気になる3列目の使い勝手や特徴を簡単にまとめてみました。
6人乗りを選ぶメリット
普段は2列シートで事足りるけれど、友人や親戚と一緒に出かけるときなどちょっとしたタイミングで3列目がほしい!というファミリーユーザーの需要に応えてくれるのが3列シートのコンパクトカーです。
コンパクトカーに明確な定義はありませんが、一般に5ナンバーで全長4,200mm程度、全幅1,700mm程度の車をコンパクトカーと呼びます。そして、コンパクトカーの中で、6~7人乗りの設定がある3列シートの車は「コンパクトミニバン」と呼ばれています。
6人乗りのコンパクトミニバンを選ぶメリットとしては、
- 3列シートでありながらもコンパクトなボディサイズ
- 小回りがきいて運転しやすい
- 低床で乗り降りしやすい
- スライドドア
- 2列目がキャプテンシート
- 普段は3列目を収納して荷室を広く使うことができる
- 6人まで乗ることができて帰省時などに便利
- 7~8人乗りミニバンに比べて、新車で300万・未使用車で250万以内でのリーズナブルな価格と税金面での安さ
などが挙げられます。
6人乗りのデメリット
6人乗りを選ぶデメリットとして考えられるのは、
- 3列目の狭さ
- 車種の選択肢が少ない
の2つです。
まず、一つ目の「3列目の狭さ」について。
特にコンパクトミニバンの場合、そのコンパクトさゆえにスタンダードなサイズのミニバンと比べて3列目の狭さが気になるところです。
普段から3列目を頻繁に使うというのであれば、買って後悔することのないように、7~8人乗りのミニバンもあわせて検討されることをおすすめします。
次に、二つ目の「車種の選択肢が少ない」という点について。
6人乗りは、5人乗りや7人乗りと比べて数が少なく、選べる車種は限られます。6人乗りを検討しているものの予算が合わないという場合には、新車にこだわらず中古車で探してみるのも良いかもしれません。
6人乗りのコンパクトカー
6人乗りの設定がある国産コンパクトミニバンの現行モデルは「シエンタ」と「フリード」です。まずは、6人乗りをお探しであれば候補として真っ先に名前が挙がるであろうこちらの2車種についてご紹介します。
トヨタ【シエンタ】

ボディサイズ

- 全長:4,260mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,695mm(4WD)、1,675mm(2WD)
- 最小回転半径:5.2m
3列目の使い勝手

シエンタの3列目シートの最大の特徴は、使わないときは折りたたんで2列目シートの下に格納できるという点です。
また、2列目シートには、シートバックを前に倒してシートクッションと一緒に前方へ跳ね上げて折りたたむことができるタンブルシートが採用されています。
これにより、2列目&3列目をたたんで荷室を広く使うことが可能となっています。
3列目の座り心地に関しては、大人が座ると全体的に狭く、特に足元が窮屈に感じます。
普段から3列目までがっつり使いたいという方には残念ながらおすすめできませんが、普段使いするのは親子4人で、年末年始の帰省時などに祖父母を乗せて6人で近所に出掛けるといったような、補助的な使い方であれば必要十分といったところです。
6人乗り室内
その他特徴など
- 6人乗りの2列目は5:5分割のベンチシートで、座席間にアームレストと小物入れ付き
- WLTCモード燃費は、
ガソリンモデル/2WD → 17.0km/L
ガソリンモデル/4WD → 14.0km/L
ハイブリッド/2WD → 22.8km/L - 価格は180万円台から250万円台とリーズナブル
- 人気のグレードは「G」で、
ガソリンモデル/2WD/7人乗りで210万7000円
ガソリンモデル/4WD/6人乗りで225万1000円
ホンダ【フリード】

ボディサイズ

- 全長:4,265mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,710mm(FF)、1,735mm(4WD)
- 最小回転半径:5.2m
3列目の使い勝手

フリードの3列目シートの収納はシンプルな跳ね上げ式で、3列目をたたんだときの荷室はシエンタに比べてやや狭い印象ですが、複雑な手順は不要で簡単にたたむことができます。
3列目の座り心地に関しては、2列目を前にスライドして調整すれば足元空間はシエンタに比べてやや余裕を感じるつくりです。ただ、それでもやはり大人が長時間座るには厳しい狭さで、普段使いには向かないため、シエンタ同様に補助的な使い方をされる方におすすめです。
6人乗り室内
その他特徴など
- 6人乗りの2列目はキャプテンシートでゆったりと座ることができる。3列目へのウォークスルーも可能
- WLTCモード燃費は、
ガソリンモデル/FF → 17.0km/L
ガソリンモデル/4WD → 15.6km/L
ハイブリッド/FF → 20.8km/L
ハイブリッド/4WD → 19.8km/L - 価格は190万円台からとリーズナブル
- 人気のグレードは「G」で、
ガソリンモデル/FF/6人乗りで216万400円 - 2019年10月のマイナーチェンジで、SUV風デザインを取り入れた「クロスター」が追加。クロスターとノーマルグレードの価格差は22万円
あわせてチェック!
以前アップしたこちらの記事では、シエンタとフリードの内外装や違いについてさらに詳しくご紹介しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。

Youtubeのカミタケチャンネル【トヨタシエンタVSホンダフリード比較】
本当に乗りやすいのはどっち?ママ目線で内装、2列目、収納をレビュー動画も合わせてチェックしてみてください
6人乗りのSUV
6人乗りの車を探すとなると、どうしてもミニバンがメインの選択肢となります。しかし、デザイン性などの理由からミニバン以外で探したいということであれば、数は少ないですが「3列シートSUV」という選択肢も。
ここでは6人乗りの設定がある「CX-8」と「RX450hL」をご紹介します。
ただし、SUVの形状から3列シートだとどうしてもボディサイズが大きくなってしまうため、コンパクトな6人乗りをお探しなのであれば、やはり上記でご紹介したコンパクトミニバンがおすすめです。
マツダ【CX-8】
画像:MAZDA CX-8
ボディサイズ

- 全長:4,900mm
- 全幅:1,840mm
- 全高:1,730mm
- 最小回転半径:5.8m
3列目の使い勝手
国産の3列シートSUVの中では最も居住性の高いCX-8。快適さではアルファードなどのミニバンに比べると劣るものの、短時間の移動であれば大人でも特に不満無く過ごせそうです。
6人乗り室内
あわせてチェック!
CX-8についてさらに詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

レクサス【RX450hL】
画像:LEXUS ‐ RX
RXはトヨタの高級車ブランド「レクサス」のSUVです。トヨタのハリアーと比べると、ひと回り大きいボディサイズで、レクサスのSUVの中では2番目の大きさです。
そして、通常のRXは2列シート仕様ですが、RX450hLは3列シート仕様のロングバージョンで、全長は通常のRXの4,890mmから110mm拡大され5,000mmとなっています。
ボディサイズ

- 全長:5,000mm
- 全幅:1,895mm
- 全高:1,725mm
- 最小回転半径:5.9m
3列目の使い勝手
3列目は足元空間が狭く、また座面と床の距離も近いため、大人が座ると膝を抱えるような姿勢になってしまいす。3列目はあくまでも補助的な使い方を想定して作られているのかなという印象で、残念ながら普段使いには向きません。
6人乗り室内
まとめ
カミタケでは軽自動車だけでなく、今回ご紹介したシエンタやフリードなど、普通車の在庫も多数ご用意しております!
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