現行のホンダのコンパクトミニバンのフリードは3代目に進化しています。今回の新型モデルでは、2つのタイプが用意されています。1つはシンプルでスタイリッシュな「エアー」、もう1つはアウトドア向けの「クロスター」です。
それぞれ異なるキャラクターを持っていて、どちらを選んでも使い勝手が良いのが特徴です。フリードの魅力は、家族での普段使いはもちろん、趣味やアウトドアにもぴったりなバリエーションが揃っているところです。
この記事では、2つのスタイルがあるフリードの「クロスター」の特徴について解説しています。



フリードクロスターとは?

フリードといえば、ユーザーのニーズに応じたバリエーションが揃っているコンパクトミニバンです。2024年6月に登場した3代目フリードも、その特徴をしっかり引き継いでいます。フリードは、ホンダの主力車種「フィット」よりも売れていて、ホンダの登録車の中では「ヴェゼル」とトップの座を争う重要なモデルです。
新型フリードのボディスタイルは、シンプルな「エアー」と、アウトドア仕様の「クロスター」の2種類に分かれています。さらに、パワートレインは、モーターを主力にしたシリーズハイブリッド「e:HEV」と、1.5リッターのガソリンエンジンの2タイプが選べ、それぞれにFWD(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)が用意されています。座席のバリエーションも豊富で、2列シートの5人乗りから、3列シートの6人乗りや7人乗りまで選べます。
人気が高いのは、やはりハイブリッドの「e:HEV」モデルで、全体の8割を占めています。そしてボディタイプでは「エアー」が全体の6割以上の支持を集めているようです。
「クロスター」は、SUVのようなホイールアーチカバーが付いているので、全幅が1,720mmと「エアー」よりも25mm広くなっています。そのため3ナンバー登録になるのですが、維持費などに対するデメリットはほとんどありません。
フリードクロスターのエクステリアデザイン

ベースのエアーに対して、ギア感が強いデザインが採用されているのが特徴です。先代モデルよりもタフで力強い印象が強くなっています。
フロントグリルやリアバンパーには、金属調のパネルが採用された立体的なグリルが仕様されています。フロントのロアガーニッシュにはフォグライトが装備され、フロントバンパーの開口部も大きくなっています。
ボディのサイドや前後のフェンダーにも黒いガーニッシュが付いていて、アウトドア感満載のデザインに仕上がっています。樹脂製のパーツがオーバーフェンダーが装着されているので、クロスターのみ3ナンバーサイズとなっているのも違いです。
スライドドアのレールからサイドに溝があり、ヘッドライトまで繋がっているのもギア感があるデザインです。そして、ヘアライン加工が施されたルーフレールがアクセントとなり、よりアウトドア向きなスタイルを強調しています。
特徴的な表情のヘッドライトも特徴。ポジションランプはウインカーと切り替え式になっているので、今風な光り方をしてくれます。テールライトは田の字型のデザインです。内部が立体的なデザインになっているのもポイントです。
フリードクロスターのインテリアの快適性

フロントシートはクロスター専用のデザインになっています。運転席には2本スポークのステアリングがあります。
クロスターの5人乗り仕様は、先代の「フリード+(プラス)」と同じく、2列目シートが6:4分割のベンチシートになっていて、ダブルフォールダウン機能が付いています。この機能を使うと、2列目シートの座面を前に跳ね上げて、背もたれを前に倒すことで、荷室をフラットにできるのです。全てのシートを倒せば、大人2人が横になれるほど広いスペースができるので、車中泊にも便利です。

さらに、助手席側のシートだけを倒すと、長いものも積めます。たとえば、サーフボードなどを積むのにも適しています。アウトドアの雰囲気が強いフリード クロスターでは、このような機能が注目されるでしょう。

画像引用元:フリード|Honda公式サイト
純正アクセサリーとして、テールゲートに簡単に取り付けられる「テールゲートタープ」(税込33,000円)も用意されています。キャンプやアウトドアレジャーにぴったりなアイテムが多く揃っているので、アウトドア派には嬉しいポイントでしょう。
エアーのEXグレードとクロスターの6人乗り仕様には、リアシート向けのクーラーが装備されています。後席に座る人がさらに快適になります。
フリードクロスターの先進技術
Honda Freedに搭載されている「Honda CONNECT」は、車をもっと便利で快適に使えるようにしてくれるコネクティビティシステムです。これを使えば、車の中でも外でもいろいろなサービスを受けられて、より安心でスマートなドライブを楽しめるようになります。どのような機能があるか解説します。
1. 車内でネット接続が可能
Honda CONNECTを使えば、車の中でインターネットを使えるようになります。スマホやタブレットでサクサクとナビを使ったり、移動中に動画を楽しんだりできます。長距離ドライブでも飽きません。
2. 緊急時にサポートしてくれる
万が一、事故やトラブルがあった時も安心です。Honda CONNECTを使って、すぐに緊急通報やロードサービスの手配ができます。「もしもの時」の備えがしっかりしていると安心です。
3. 離れた場所から車を操作できる
スマホのアプリを使えば、遠くにいても車のドアをロックしたり、エンジンをかけたりできます。冬に家の中からエンジンをかけて車内を暖めておけば、外に出た時にはもうポカポカです。ドアの閉め忘れも心配いりません。
4. 車の状態をいつでもチェック
燃料の残量やタイヤの空気圧、オイル交換のタイミングまで、Honda CONNECTを使えばスマホで確認できます。いつでも車の状態がわかるので、トラブルを未然に防ぐのに役立ちます。
フリードクロスターの走行性能

画像引用元:フリード|Honda公式サイト
ホンダ・フリードクロスターの走行性能は快適で気持ちよく走行できるエンジンが搭載されています。
ガソリンエンジン車には1.5L i-VTEC エンジンが搭載されていて、CVT(無段変速機)と組み合わされて、街中をスムーズに加速できます。燃費もよくて、燃費を抑えつつ、しっかりしたパワーも発揮してくれるエンジンです。特に、普段の通勤や買い物にはちょうどいいバランスの取れた走りができます。
燃費をさらに重視するならe:HEVのハイブリッドモデルも選択できます。このハイブリッドシステムは電動モーターと組み合わせて、静かで滑らかな走行ができるのが特徴です。渋滞でのストップ&ゴーも快適なので、ストレスを感じにくくなります。
3つの走行モードを切り替えて、モーターとエンジンのよいところを活かして走行できます。
フリードクロスターの燃費
フリードのクロスターの燃費は以下の通りです。
e:HEV クロスター
- 2WD:5名乗り 25.5km/L
- 2WD:6名乗り 25.3km/L
- 4WD:5名乗り 21.3km/L
- 4WD:6名乗り 21.1km/L
フリード ガソリン車
- 2WD:5名乗り 16.4km/L
- 2WD:6名乗り 16.4km/L
- 4WD:5名乗り 14.4km/L
- 4WD:6名乗り 14.4km/L
フリードのガソリン車の燃費は、1.5Lエンジンとして標準的な数値となっています。
e:HEV搭載モデルなら、ハイブリッドシステムが搭載されて低燃費に走行できます。燃費性能だけでなく、動力性能を考慮するなら、e:HEV搭載モデルがおすすめです。
フリードクロスターの安全性能

画像引用元:フリード|Honda公式サイト
ホンダのフリードクロスターには、安全性能がしっかりと考えられた機能がたくさん搭載されています。特に、「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準装備されていて、運転のサポートから安全機能までカバーしています。ここでは、フリードクロスターの安全装備を紹介します。
Honda SENSING(ホンダセンシング)の主な機能
衝突軽減ブレーキ(CMBS)
前の車や歩行者との衝突を未然に防いでくれる機能で、もし危険が迫っているときは警告を出し、必要に応じて自動でブレーキをかけてくれます。特に街中や渋滞中で頼りになるシステムで、事故を防ぐのに大いに役立ちます。
車線維持支援システム(LKAS)
車線を外れそうになったら、自動でステアリング操作をサポートして、車がしっかり車線の真ん中をキープできるようにしてくれます。長距離ドライブや高速道路での運転が、ぐっと楽になります。
路外逸脱抑制機能
道路からはみ出そうになったときに、車が自然に車線内に戻るようにステアリング操作をサポートしてくれます。さらに、警告音でドライバーに注意を促してくれるので、安心感がある機能です。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)
前の車との適切な距離を保ちながら、設定した速度で走ってくれる機能です。特に高速道路での長距離運転で、疲れを軽減してくれます。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちや渋滞で止まっている時、前の車が動き出したら知らせてくれる機能です。前の車が進むのを見逃すことが減るでしょう。
歩行者事故低減ステアリング
道路の端に歩行者がいる場合に、自動でステアリング操作をサポートして歩行者との衝突リスクを減らしてくれます。歩行者との距離を保てるので安心です。
標識認識機能
カメラで道路標識を読み取って、例えば速度制限や一時停止の標識をドライバーに表示してくれます。交通ルールを守りやすくなるので便利です。
誤発進抑制機能
アクセルを強く踏みすぎたときでも、前後に障害物があると感知して急発進を防いでくれる機能です。誤操作による事故を防ぐのに効果的です。
フリードクロスターと他モデルとの違い
ホンダ・フリードクロスターとエアーの違いを一言でいうと、「アクティブ志向」が強いかどうかということです。クロスターはアウトドア好きの人にぴったりなデザインと装備が特徴で、フリードエアーよりもアクティブ感があるデザインと内装です。
エクステリアの違い

画像引用元:フリード|Honda公式サイト
クロスターの外観は、一目でアウトドア仕様と分かるほど。専用のバンパーやサイドモールが付いていて、全体的にSUVらしいゴツゴツ感があります。さらに、最低地上高も少し高めなので、ちょっとしたオフロードでも走れるようなデザインになってます。フリード自体がコンパクトで使いやすいですが、クロスターはその上に「タフさ」をプラスしたデザインです。
インテリアの違い

内装もクロスター専用のものが使われていて、アウトドア感が漂うデザインです。シートには耐久性の高い素材が使われていて、汚れを気にせずに使えます。一方、標準のフリードはシンプルで落ち着いたデザインで、ファミリー向けの「毎日の使い勝手」を重視しているスタイルです。
機能面の違い
エンジンやハイブリッドシステムは、クロスターも他のフリードと同じで、基本性能に大きな違いはありません。装備でアウトドアで使いやすいデザインや機能があります。
ターゲットの違い
標準のフリードは、家族向けに作られた万能モデルで、街中や高速道路での移動に最適です。でも、クロスターはその一方で、アウトドアやキャンプが好きな人、アクティブなライフスタイルを楽しみたい人にぴったり。フリードエアーでは味わえない「冒険感」をプラスしたい人におすすめです。5人乗りモデルも選択できるので、荷物を載せるのに適しています。
カミタケチャンネル!
新しくなったフリードを展示会で内外装をチェックしています。2つのタイプの違いを動画でチェックしてください。
フリードクロスターの価格
FREED e:HEV CROSSTAR
- FF/5人乗り:3,162,500円
- FF/6人乗り:3,206,500円
- 4WD/5人乗り:3,393,500円
- 4WD/6人乗り:3,437,500円
FREED CROSSTAR
- FF/5人乗り:2,812,700円
- FF/6人乗り:2,856,700円
- 4WD/5人乗り:3,043,700円
- 4WD/6人乗り:3,087,700円
フリードクロスターをお得に購入する方法
フリードクロスターをお得に購入するには、未使用車や低金利プランの利用がおすすめです。
未使用車
お得にフリードクロスターを購入したい方におすすめの購入方法は、未使用車です。登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。
未使用車は登録されているので、中古車という扱いですが、コンディションが限りなく新車に近いので安心して乗れます。保証も充実しているので、中古車のコンディションが心配という方でも安心できるでしょう。
もちろん未使用車は在庫がある車両に限られるので、ボディカラーやグレードはそのときの在庫に影響されるという懸念点はあります。しかし在庫車両が多い店舗で購入するなら、希望する車を探しやすいでしょう。
弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の在庫車両を展示しているので好みの車を探していただきやすいです。最新の在庫情報はこちらからチェックしてください。

低金利プラン
お得に車を購入したい方におすすめしたい別の方法は、低金利プランを利用するということです。
車を購入するのにローンを利用する方が一般的です。ローンなら毎月の支払い額を一定にできるので、無理なく希望する車に乗りやすくなります。しかしローンは金利手数料の負担が発生するので、完済までのトータルコストで考慮する必要があるでしょう。
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よくある質問
- フリードクロスターはどんな車?
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フリードクロスターは、ホンダのコンパクトミニバンで、アウトドア感があるデザインになっているモデルです。機能的なインテリアデザインになっているので、アクセサリーと組み合わせると便利に使えます。
- フリードクロスターとエアーの違いは?
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エアーはシンプルでリビングのようなデザインなのに対して、クロスターはアクティブなデザインになっています。またクロスターは3ナンバーサイズとなっているのが大きな違いです。もちろん走行性能などの機能では変わらないため、好みのスタイルを選択できるでしょう。
