フロンクスとヤリスクロスは、使い勝手の良さやあらゆるシーンに利用できることから注目を集めているSUVです。小型SUVでもスタイリッシュで街乗りにも使いやすく、ハイブリッドモデルも選択できるので、低燃費に走行できます。
この記事では、フロンクスとヤリスクロスのそれぞれの特徴をさまざまな項目ごとに紹介しています。SUVの購入を検討している人や、安全性や便利機能に優れた車を探している人は参考にしてください。




フロンクスとヤリスクロスの基本情報
フロンクスの特徴と概要

スズキから2024年10月に発売されたフロンクスは、街中にも馴染むデザインで都市部でも扱いやすいサイズです。収納スペースも広々なので、アウトドア用品などを載せて趣味を楽しめます。
- 予防安全で危険を回避
- 快適な室内空間
- 高級感と落ち着きを感じるデザイン
フロンクスは運転をスムーズかつ安全におこなえるよう危険を知らせたり、回避したりする機能が充実しています。
駐車や高速道路運転時など頻繁に利用しない道でもしっかりサポートしてくれる心強い存在です。
そのほかにも、以下の快適装備が備わっています。
【フロンクスの快適装備について】
- ワイヤレス充電システム
- シートヒーター
- ヒーターダクト
外装や内装はもちろん、テールランプやヘッドランプに至るまで洗練されたデザインが施されているのも特徴です。特に内装の高級感あるデザインは、ヤリスクロスと比較したメリットとなるでしょう。
ヤリスクロスの特徴と概要

ヤリスクロスは、車で出かけたいと感じるうれしい機能や装備が充実しているのが特徴です。
クルマの遠隔確認ができたり、スマートフォンをキーとして使えたりする先進のサポート機能も充実しています。
- ドライバーにも同乗者にもやさしい配慮が満載
- 3つのモードによる走行支援
- 選べるグレードやオプションが豊富
ヤリスクロスは安心も便利も兼ね備えた車で、ドライブするのが楽しくなるようなさまざまな工夫があります。
フロントドアのガラスは、紫外線を約99%カットしています。また、ナノイーで室内を快適に保てる点も特徴といえるでしょう。
さらに、足の出し入れでバックドアが自動開閉するなど便利な機能で快適に過ごせます。
滑りやすい道路も走れる路面状況に合わせて選べるモードがついているため、初めて通る道でも即座に対応できます。
ハイブリッドモデルならエコドライブモード、EVドライブモード、パワーモードとシーンに合わせたモード選択ができます。
6つのグレードがあり、ボディカラーも豊富なので自分好みの車が見つかるはずです。
低燃費でありながら力強い走りとスムーズな走行の両立も叶えてくれます。
外装デザインの違い
フロンクスとヤリスクロスの外装デザインはどちらも洗練された雰囲気が魅力的です。
スタイリッシュなデザインという点では共通していますが、ボディカラーとランプの特徴によって違いが見られます。
外装デザインも愛車選びには欠かせないポイントとなるので、違いを把握して好みとマッチしているか確認してください。
フロンクス

フロンクスのボディカラーは4つのモノトーンカラーと5つのツートンカラーで、9つのカラーから選択できます。
モノトーンカラー
- スプレンディッドシルバーパールメタリック(WBE)
- アークティックホワイトパール(ZHJ)
- セレスティアルブルーパールメタリック(WBH)
- ブルーイッシュブラックパール4(WB3)
ツートンカラー
- スプレンディッドシルバーパールメタリックブラック2トーンルーフ(E85)
- アースンブラウンパールメタリックブラック2トーンルーフ(E87)
- オピュレントレッドパールメタリックブラック2トーンルーフ(E86)
- ルーセントオレンジパールメタリックブラック2トーンルーフ(E88)
- アークティックホワイトパールブラック2トーンルーフ(E5G)
フロンクスは洗練されたスポーティなクーペスタイルが特徴的です。
ヘッドランプはそれぞれ形状や雰囲気が異なる二段式で、日中でも見えやすく事故防止にも重宝するLEDデイタイムランニングランプが備わっています。
テールランプも個性と存在感のどちらも兼ね備えたデザインなので、昼夜問わずあらゆる角度において注目を集めるような印象に残るデザインです。
ヤリスクロス

ヤリスクロスはグレードによって選択できるボディカラーが異なります。
モノトーンカラーは全部で7種類、ツートンカラーは4種類が用意されています。
モノトーンカラー
- プラチナホワイトパールマイカ〈089〉
- シルバーメタリック〈1L0〉
- マッシブグレー〈1L6〉
- ブラックマイカ〈209〉
- センシュアルレッドマイカ〈3T3〉
- ベージュ〈4V6〉
- グレイッシュブルー〈8W2〉
ツートンカラー
- ブラックマイカ〈209〉×マッシブグレー〈1L6〉[M23]
- ブラックマイカ〈209〉×プラチナホワイトパールマイカ〈089〉[2PU]
- ブラックマイカ〈209〉×センシュアルレッドマイカ〈3T3〉[2PN]
- ブラックマイカ〈209〉×ベージュ〈4V6〉[2SG]
上記ボディカラーすべてに対応しているグレードは、Z“Adventure”とZ、G、UでXはモノトーンカラーのみです。
GR SPORTはモノトーンカラーとツートンカラーでそれぞれ対応していないものがあり、以下のとおりです。
- Z“Adventure”:モノトーンカラー7種類、ツートンカラー4種類
- Z :モノトーンカラー7種類、ツートンカラー4種類
- G :モノトーンカラー7種類、ツートンカラー4種類
- X :モノトーンカラー7種類
- GR SPORT :モノトーンカラー5種類、ツートンカラー2種類
- U :モノトーンカラー7種類、ツートンカラー4種類
グレードにもよりますがフロンクスと比べると選べるボディカラーが多いことがわかります。
ヤリスクロスは都会の街並みともマッチするスタイリッシュなデザインが特徴的です。
前述したように選べるボディカラーも豊富で、より個性を活かせます。
すべて光源はLEDランプが採用されており、消費電力を減らすだけではなく日中の被視認性を確保しているなど安全面にも力を入れています。
印象的なフロントフェイスに加え、一文字のリヤコンビネーションランプで個性的な後ろ姿を演出することにも抜かりがありません。
参考:ヤリスクロス デザイン
内装デザインの違い
フロンクスとヤリスクロスは比較されることが多いですが、内装デザインを比べると印象が大きく異なることがわかります。
外装デザインは他者の目に触れる機会も多いですが、内装デザインはドライブ中も常時自身の目に触れている部分なのでいかに気分を上げられるデザインであるかが重要です。
とくに、フロントシートは見た目もさることながら質感によって運転中の快適具合も変わってくるため慎重に選ぶのが望ましいです。
フロンクス

車内インテリアは高級感を感じさせるブラックで、印象を与えるボルドーを基調にしており、落ち着いた雰囲気が特徴的です。
シートやアームレストにはレザー調表皮が使われており、見た目や質感においても洗練されたイメージを与えられます。
スマートフォン連携のメモリーナビゲーションは9インチHDディスプレイが搭載されており、見やすさや操作のしやすさも抜群です。
内装デザインの顔とも呼べるインパネ部分はパールブラック塗装と高輝度シルバー塗装が施され、SUVならではの迫力と気品を兼ね備えています。
ヤリスクロス

ヤリスクロスはグレードによってフロントシートのタイプや使用されているシートの表皮、内装色が異なるため、選ぶものによっても大きく印象が変わるので選ぶ楽しみもあります。
グレードによって使用されている内装タイプは以下のとおりです。
フロントシートタイプ
- Z“Adventure”:ヘッドレストセパレート型
- Z :ヘッドレストセパレート型
- G :ヘッドレストセパレート型
- X :ヘッドレスト一体型
- GR SPORT :専用スポーティシート
- U :ヘッドレスト一体型
シート表皮
- Z“Adventure”:合成皮革
- Z :合成皮革+ツィード調ファブリック
- G :上級ファブリック
- X :ファブリック
- GR SPORT :エアヌバック+合成皮革
- U :ファブリック
内装色
- Z“Adventure”:サドルタン
- Z :ブラック/カーキ
- G :ブラック
- X :ブラック
- GR SPORT :ブラック
- U :ブラック
ヤリスクロスは選べるボディカラーも豊富なので、内装デザインの組み合わせを考慮して選択すると自分らしさを出せるのもうれしいポイントです。
シート表皮は座り心地や見た目にも大きく影響を与えるため、グレード選びの参考にするとよいです。
エンジン性能と燃費の違い
見た目もさることながら乗り心地や運転のしやすさ、燃費も重要です。
ここではそれぞれのエンジン性能と、燃費と走行距離を比較しています。
搭載されている機能や数値などを照らし合わせて確認してください。
フロンクスのエンジン性能と燃費

フロンクスは状況に合わせた走りができるモードを搭載しているので、それぞれのシーンにぴったりな快適な走行が叶います。
爽快な走りを実現するエンジン性能には以下のようなものが備わっています。
- パドルシフト
- 4WDシステム
- 3つの専用モード
- 静粛性に優れている
- 1.5L4気筒エンジン搭載
シフトアップもシフトダウンも指先ですぐに操作できるパドルシフトが装備されているなど、長距離ドライブ時にも便利です。
また、4WDシステムや3つの専用モードが導入されているから雪道などでも、より安心して走行できるようしっかりサポート。
風切り音や振動を感じにくくしており、静粛性に優れている点もうれしい魅力ポイントです。1.5L4気筒エンジンは、加速も良質な走りのどちらも叶えてくれます。
フロンクスは低燃費で燃料タンク容量は37L、航続可能距離がおよそ700kmなので長距離移動にも適していることがわかります。
具体的な燃費消費率は以下のとおり。
2WD
燃費消費率 | 19.0km/L |
市街地モード | 15.1km/L |
郊外モード | 19.3km/L |
高速道路モード | 21.2km/L |
4WD
燃費消費率 | 17.8km/L |
市街地モード | 14.4km/L |
郊外モード | 17.8km/L |
高速道路モード | 19.8km/L |
日常的に車を使用する人は愛車選びでは燃費も重視するポイントですが、フロンクスはそんな人におすすめな1台といえるでしょう。
ヤリスクロスのエンジン性能と燃費

画像引用元:トヨタ ヤリス クロス
ヤリスクロスは快適な走りと安全性を備えたエンジン性能に優れています。
細部までこだわりや工夫が施されているので、快適さや安全面もしっかり重視したい方も納得の対策がとられています。
- 軽量かつ高剛性ボディ
- こだわりのリヤサスペンション
- 3つの走行支援モード搭載
- 静粛性も秀でている
- ダウンヒルアシストコントロール
フットワークのよい走りを叶えるためにボディは軽量で高剛性を備えているので、安定感もある走りが期待できます。また、あらゆる状況にも対応できるように搭載された3つのモードやリヤサスペンションが備わっているので、安全性も乗り心地もバッチリです。
吸音材や配置位置にもこだわっているから静粛性にも優れており、走行場所の状況などに邪魔されることなく会話も楽しめます。
スイッチひとつで下り坂に対する対策もとれるダウンヒルアシストコントロールもあることから、初めての道で急に下り坂を通ることになっても安心です。
燃費比較
ヤリスクロスの燃料タンク容量はハイブリッド車で36L、ガソリン車で42Lです。
航続距離はハイブリッド車でおよそ900㎞〜1,108㎞、ガソリン車でおよそ740㎞〜830㎞となっており、フロンクスの700㎞と比較するとより長距離運転に優れていることがわかります。
ヤリスクロスはグレードによって燃費が異なりますが、グレードごとの燃料消費率は以下のとおり。
ハイブリッド車の燃料消費率
Z“Adventure” | 27.8km/L |
Z | 27.8km/L |
G | 30.2km/L |
X | 30.8km/L |
GR SPORT | 25.0km/L |
U | 30.2km/L |
ガソリン車の燃料消費率
Z“Adventure” | 18.3km/L |
Z | 18.3km/L |
G | 19.4km/L |
X | 19.8km/L |
GR SPORT | 17.6km/L |
フロンクスの2WDの燃料消費率19.0km/L、4WDの17.8km/Lと比較するとガソリン車はグレードによってフロンクスの方が燃料消費率が優れているものもあります。
しかし、ヤリスクロスのハイブリッド車と比較するとヤリスクロスに軍配が上がります。
安全性能と装備を比較
走行中はもちろん、駐車時や夜間などあらゆるシーンで役立つ安全機能が多く開発されています。安全性は重要な決め手となる機能なので、しっかり確認しておくのが望ましいです。
高速道路を利用する人は高速道路での安全性能を、駐車が苦手な人は駐車時にサポートしてくれる装備があるかなどをチェックしましょう。
フロンクスの安全機能

フロンクスにはさまざまな安全機能が備わっているため、ドライバーの安心や安全をサポートしてくれます。
- 基本安全
- スズキセーフティサポート
- 衝突安全
- 街中での運転サポート
- 高速道路での運転サポート
- 駐車時の運転サポート
- 夜間時の運転サポート
まず、日常的に運転がしやすいよう視界が広く、楽な運転姿勢で疲れにくいよう設計されています。事故を防ぐためにセンサー機能が働き知らせてくれるから、被害を防いだり軽減したりが可能です。
高速道路でもふらつきや車線からのはみ出しを抑制する警報機能もついています。そのため、駐車時の操作ミスを防ぐ機能や、夜間運転時の見やすさもサポートしてくれます。
高速道路を利用したり夜間運転をしたりと運転頻度が多い人にとってもうれしい機能が満載です。
事故を防ぐことに加え、ドライバーが快適に運転できるようあらゆる側面からサポートしてくれることがわかります。
参考:フロンクス カタログ
ヤリスクロスの安全機能

ヤリスクロスは運転支援や先回りしたリスク回避に優れた安全機能が多く備わっています。
- 高度運転支援
- 予防安全
- 衝突回避・被害軽減をサポート
- 危険を事前に察知
- 6つのエアバッグが標準装備
- 安全機能更新
ヤリスクロスは高度運転支援を搭載しており、スイッチを押せばクルマが運転をサポートしてくれるから駐車が苦手な人でも安心です。
車間距離が近づきすぎないようにしたり、カーブで減速してくれたりとリスクを先読みした支援でドライバーの安全を守ってくれます。
車線変更時に接近する車両を察知したり、降車時に潜む危険も告知したりして危険を事前に知らせてくれるため、被害を軽減しリスク回避をおこなってくれます。
全車に標準装備として6つのエアバッグが備わっているから、安心して走れるのも特徴です。
“U”グレードを選択すれば安全機能更新という先進サービスが受けられるので、新技術が開発されるごとに新車に搭載された装備が反映されます。
走行性能と快適性
日常使いする愛車には運転しやすさや便利な機能などがついていることも重要です。
便利な機能などを余すことなく使い、車に快適に乗るためにも備わっている機能や性能を把握しておくとよいです。
フロンクスもヤリスクロスもどちらも、さまざまな場所を走行できる工夫がされていますが、それぞれに特徴がみられるのでチェックしてください。
フロンクスの走行性能と快適性

画像引用元:新型フロンクス|スズキ
フロンクスはドライバーがあったらうれしいと感じる性能や、快適性を満たす工夫が多く施されています。
街中でも高速道路でも場所を選ばずに快適に走行できるのが魅力です。
- 取り回し性能
- 静粛性
- 操縦安定性
- 専用モードで快適な走りが可能
- スズキコネクト
フロンクスは快適な乗り心地を実現するために優れた走行性能を誇ります。全長3,995㎜×全幅1,765㎜でありながら最小回転半径は4.8mなので、狭い場所や駐車スペースでも臆することなく走行可能です。
カーブでも思った通りの走りを再現できる操縦安定性で、行動範囲を制限せずに済む専用モードは事故を防いだり安心を与えたりと心身ともによい影響を与えてくれます。
標準装備されているスズキコネクトは初度検査・登録年月から3年間無料で利用できるサービスで“安心・快適・便利”を提供してくれます。24時間365日オペレーターにつながり緊急通報できたり、クルマのトラブル解消をサポートしてくれたりと、もしものときにも安心です。
アプリサービスを活用すればクルマの異常や操作ミスなどもいち早く知らせて対応できるため、快適なカーライフを送れます。
ヤリスクロスの走行性能と快適性

ヤリスクロスは、走行性能に関してトップレベルの数値を実現しています。
モード切替などを駆使しながら楽しみながらドライブをおこなえるのも魅力ポイントです。
- 路面に合わせた駆動を選択
- 小回り性能
- 状況に合わせたモードを選択可能
- クラストップレベルの空気抵抗係数
- ハイブリッド世界トップレベルの低燃費
ヤリスクロスは路面などの走行状態に合わせて最適な駆動を選択してくれるから、より快適な走りが可能です。
全長4,180㎜×全幅1,765㎜で最小回転半径は5.3mで、車庫入れなども取り回しがスムーズにおこなえます。
状況に合わせてエコドライブモードやEVドライブモード、パワーモードなどのモードをスイッチで切り替えられるので、そのときどきに合った走行をチョイスできます。
また、空気抵抗も減らし、優れた低燃費も実現しているなど乗り心地や使い勝手の面でもメリットが豊富です。
低燃費で航続距離が長いため、長距離を運転する人も快適に乗り回せます。
室内空間と積載量の違い
車に乗っていて快適と感じる条件は乗り心地の他にも、室内空間の広さも関わってきます。とくに、長距離移動をするときは長時間乗っていても快適に過ごせるかどうかが重要です。
買い物やアウトドア用品などを載せる場合は、荷物を載せられるスペースが必要になってきます。
フロンクスとヤリスクロスにはどの程度の室内空間や収納スペースがあるかを比較しています。
フロンクスの室内スペースと収納力

フロンクスは室内空間にも力を入れており、運転席はもちろん後部座席でも快適に過ごせるように配慮されています。
運転席は体格や好みに応じて細かく調整ができるのも魅力です。
フロンクスの室内寸法や収納スペースは以下のとおり。
寸法・重量
全長(㎜) | 3,995 |
全幅(㎜) | 1,765 |
全高(㎜) | 1,550 |
室内寸法(㎜) | 1,975(長さ)/1,425(幅)/1,200(高さ) |
車両重量(㎏) | 1,070(2WD)/1,130(4WD) |
乗車定員(名) | 5 |
ラゲッジスペース
荷室開口高 | 560㎜ |
荷室床面長(5名乗車時) | 650㎜ |
荷室幅 | 1,320㎜ |
荷室開口幅 | 970㎜ |
荷室長(2名乗車時) | 1,380㎜ |
ラゲッジボードは立てかけたり取り外したりしてアレンジ可能なので、荷物の大きさなどに応じて使いやすいのも特徴です。
インパネトレーやドリンクホルダー、フロントドアポケットなどの小物収納スペースも充実しているため、荷物は整頓した状態で載せられるので室内でもゆったりとくつろげます。
後部座席の足元も十分な広さが確保されているので、家族や友人との長距離ドライブも皆が快適に過ごせます。
ヤリスクロスの室内スペースと収納力

ヤリスクロスの運転席はスムーズな乗り降りが可能で足腰などにもやさしいです。
限られた空間でいかに快適に過ごせるかを重視していることがわかります。
グレードによって多少の差はありますが、寸法やラゲージスペースは以下のとおり。
寸法・重量
全長(㎜) | 4,185(GR SPORT)4,200(Z“Adventure”)4,180(Z・G・X・U) |
全幅(㎜) | 1,765 |
全高(㎜) | 1,580(GR SPORT)1,590(Z“Adventure”・Z・G・X・U) |
室内寸法(㎜) | 1,845(長さ)/1,430(幅)/1,205(高さ) |
車両重量(㎏) | グレードにより異なる |
乗車定員(名) | 5 |
ラゲージスペース
荷室高(デッキボード上段時) | 732㎜ |
荷室高(デッキボード下段時) | 850㎜ |
荷室幅 | 1,400㎜ |
荷室長(5名乗車時) | 820㎜ |
ヤリスクロスのラゲージスペースは荷室床面の高さは2段階で調整できるようになっているので、荷物の高さなどに応じて調整可能です。また、可倒式リヤシートはグレードによって4:2:4分割と6:4分割で、リヤシートの真ん中を倒すだけで長さのある荷物も積めます。
荷物を固定できるフレックスベルトがついており、自転車や固定したい荷物の運搬も臆せずに済みます。
また、収納スペースも豊富で、充分な収納力があるから移動のときも荷物があっても安心です。
購入時の価格とコストパフォーマンス

車を購入すると購入時の価格と維持費が必要です。維持費には税金や保険、燃料費、メンテナンス費用、駐車場代などがかかります。
任意の自動車保険料は年齢や等級、燃料費は年間走行距離などによっても大きく費用が異なってきます。ここでは、フロンクスとヤリスクロスの購入価格と維持費を紹介しているので参考にしてください。
フロンクスの価格と維持費
フロンクスはオプションにもよりますが、2WD、4WDどちらを選択しても300万円以内で購入が可能といえます。
メーカー希望小売価格
2WD | 2,541,000円 |
4WD | 2,739,000円 |
※上記価格消費税込み、アークティックホワイトパール塗装車は33,000円高(消費税込み)、2トーンルーフ仕様車は55,000円高(消費税込み) 、アークティックホワイトパール ブラック2トーンルーフ仕様車は88,000円高(消費税込み)
フロンクスの小売価格とは別に必要になってくる費用には以下のようなものがあります。
- 諸費用:195,355円※
- 任意保険料:100,000円
- 燃料代:94,737円(180円/L、年間走行距離10,000㎞、燃費19㎞/Lにて計算)
- 洗車費用:120,000円(プロの手洗い洗車5,000円×月2回×12ヵ月)
- 駐車場代:96,000円(8,000円×12ヵ月)
※諸費用はSUZUKI見積りシュミレーション結果参照(自動車税、自動車重量税、自賠責保険料、リサイクル料金、登録(届出)諸費用等(概算)含む)
フロンクス本体価格以外で必要な費用の概算は年間でおよそ600,000円です。
任意の自動車保険につける内容や、自身で手洗い洗車をおこなうなどして節約は可能です。
フロンクスを購入するときは、購入価格と維持費を合わせたおよそ3,400,000円ほどをみておけばよいといえます。
購入後3年目には車検費用なども必要になってくることも念頭に置いておきましょう。
ヤリスクロスの価格と維持費
ヤリスクロスはガソリン車とハイブリッド車の違いや、グレードによって購入価格が大きく変わってきます。
ハイブリッド車は230万円から315万円、ガソリン車は190万円から278万円で購入が可能といえます。
メーカー希望小売価格
【ハイブリッド車】
Z“Adventure”
2WD | 2,925,000円 |
E-Four | 3,156,000円 |
Z
2WD | 2,809,000円 |
E-Four | 3,040,000円 |
G
2WD | 2,524,000円 |
E-Four | 2,755,000円 |
X
2WD | 2,295,000円 |
E-Four | 2,526,000円 |
GR SPORT
2WD | 2,954,000円 |
U
2WD | 2,451,000円 |
E-Four | 2,682,000円 |
【ガソリン車】
Z“Adventure”
2WD | 2,551,000円 |
E-Four | 2,782,000円 |
Z
2WD | 2,435,000円 |
E-Four | 2,666,000円 |
G
2WD | 2,150,000円 |
E-Four | 2,381,000円 |
X
2WD | 1,907,000円 |
E-Four | 2,138,000円 |
GR SPORT
2WD | 2,571,000円 |
※上記税込み価格、北海道地区メーカーは希望小売価格は上記と異なる
ヤリスクロスの小売価格とは別に必要になってくる費用には以下のようなものがあります。
- 諸費用:197,370円※
- 任意保険料:100,000円
- 燃料代:98,361円(180円/L、年間走行距離10,000㎞、燃費18.3 ㎞/Lにて計算)
- 洗車費用:120,000円(プロの手洗い洗車5,000円×月2回×12ヵ月)
- 駐車場代:96,000円(8,000円×12ヵ月)
※諸費用は見積りシュミレーション結果参照(自動車税、自動車重量税、自賠責保険料、自動車税環境性能割、販売諸費用含む)
※Zクラスのガソリン車を元に試算
本体価格以外で必要な費用の概算は年間でおよそ610,000円です。
ヤリスクロスZクラスのガソリン車はフロンクスの維持費と大きな違いは見られないことがわかります。
ヤリスクロスZクラスのガソリン車を購入するときは、購入価格と維持費を合わせたおよそ3,450,000円ほどをみておけばよいといえます。
選択できるオプションやグレードも豊富なので余裕を持って概算しておくのがおすすめです。
まとめ
フロンクスとヤリスクロスの特徴を紹介しましたが、両車とも安全を配慮した装備や便利機能が充実しています。デザインや機能面、価格帯など全体を通して生活スタイルや理想にマッチしているかを検討するのがおすすめです。
より充実したカーライフを送るためにも、さまざまな機能を使いこなせるように便利な装備を把握してから決めるとよいでしょう。

よくある質問
- フロンクスとヤリスクロスを比較すると?
-
フロンクスは高級感ある内装がポイント、さらにヤリスクロスは燃費が良く使いやすさが特徴です。小型SUVにさらなる選択肢が追加されたので、パワーユニットやデザインの違いから選択するのも良いでしょう。
- フロンクスとヤリスクロスの価格の違いは?
-
フロンクスとヤリスクロスはハイブリッドモデルなら、どちらも250万円ほどから購入できます。ガソリンモデルのヤリスクロスは190万円ほどから購入できるので、費用負担を抑えられます。

