光るナンバープレートの字光式ナンバーは軽自動車でも装着できます。しかし一般的には普通車に装着しているのを見ることが多いでしょう。
普通車と同じく軽自動車でも字光式ナンバーを選択して取り付けられるのに、なぜ普通車よりも軽自動車の方が字光式ナンバーを選択する方が多いのでしょうか?この記事では、軽自動車の字光式ナンバーについて、発行方法や費用などを詳しくご紹介します。
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軽自動車に採用される「字光式ナンバー」とは?

字光式ナンバープレートは、自動車のナンバープレートの1つの種類でナンバープレートの裏に照明器具が取り付けられており、ライトを点灯するとナンバープレートの文字が光ります。
光るナンバーとも呼ばれる字光式ナンバーは番号や文字が光っているため「字光式ナンバー」と呼ばれます。
照明器具がついている車両であれば取り付けできるため、普通車や軽自動車であれば装着可能です。
字光式ナンバープレートはアルミの板に透明なプラスチックの文字をはめ込み、文字が光るようになっています。軽自動車の字光式ナンバープレートは普通車とは違い、黒の文字の周りが点灯するようになっています。
登録車の場合には自家用と事業用の両方で字光式ナンバープレートが選択できますが、軽自動車の場合は自家用のみ字光式ナンバープレートが選択可能です。
軽自動車の字光式ナンバーはいつから登場?

バブル期に普通車のナンバープレートとして流行したこともありますが、当時は軽自動車には装着できませんでした。その後2002年から軽自動車の字光式ナンバープレートが登場しています。
登場当時は通常の電球で光るタイプでしたが、2012年からLEDで点灯するように変化しました。登録車の場合は白地に緑色の文字なので点灯させられるものの、軽自動車は黄色のプレートに黒の文字なので点灯させる点で難しかったといえるでしょう。
いずれにしても長い歴史がある普通車の字光式ナンバーと比較すると近年登場したのが軽自動車の字光式ナンバーで、認知率や普及率は普通車より低くなっています。
普通自動車は字光式ナンバーがあった
1970年に視認性を高めるものとして登場した歴史があります。北海道で字光式ナンバープレートが採用されてから、他の地域でも字光式ナンバーが選択できるようになりました。
雪の中でも視認性を高めるのが目的となってきましたが、現在ではLEDを採用しているのでドレスアップを目的としているケースが多いでしょう。
字光式ナンバーにしたいときは光源となるバックライトと字光式対応のナンバープレートを用意することで装着します。
字光式ナンバーのメリットとデメリットとは?

字光式ナンバープレートにはメリットとデメリットがあります。
字光式ナンバープレートのメリット
視認性が高くなる
字光式ナンバープレートが導入されたのも視認性が高くなるためといわれています。軽自動車の字光式ナンバーでも文字の縁から光が透過しているので、視認性が高いといえるでしょう。
雪など悪天候でもナンバーを確認できる
元々字光式ナンバープレートを選択できるようになったのも積雪地域でナンバープレートの雪を溶かして視認性を高くするのが目的とされています。
字光式ナンバープレートにはLEDが採用されているので以前ほど熱を帯びないものの、悪天候でも視認性を高められるのはメリットです。
字光式ナンバープレートのデメリット
ダサいと感じる人もいる
字光式ナンバープレートはバブルのときに流行しましたが、今ではダサいと感じる方もいるようです。普通車の場合は緑色の文字が光るのでその光自体がダサさを感じさせるのかもしれません。
軽自動車の字光式ナンバープレートは黒の文字の縁が光るため、普通車とは異なった印象を与えますが、それでもダサいと感じる方もおられるでしょう。
ナンバープレートが高額になる
字光式ナンバープレートは通常のナンバープレートよりも高額になります。ナンバープレートを購入するだけでなく取り付けも必要となるため作業が複雑です。
自分でDIYする方もおられるかもしれませんが、電源を取り出してライトと連動する必要があるため業者にする方も多いでしょう。その場合は工賃が必要となります。
字光式ナンバーの発行手続きと費用について

字光式ナンバーを発行したい場合の手続きや費用を見ていきます。
軽自動車の字光式ナンバーはナンバープレート外して手続きを行います。これから車を購入するのであれば、販売店で字光式ナンバープレートにしたい旨を伝えると、必要な手続きを代行してもらえます。
ペイント式のナンバーから字光式ナンバーに変更するのに必要な書類や費用を見ていきます。
必要な書類など
- 車検証
- ナンバープレート
- 自動車検査証記入申請書
- 字光式車両番号指示願
- 透過方式番号灯装置(照明器具)
- 認印
ナンバープレートと照明器具はナンバープレート発行窓口で取得・購入します。
書類は軽自動車検査協会で入手できるので、必要事項を記載します。記載事項の変更などを伴い、希望ナンバーに変更する場合には事前に予約します。予約センターの窓口で予約をしてから手続きをしましょう。希望ナンバーは一般希望ナンバーと抽選希望ナンバーがあります。
字光式ナンバープレートの費用
字光式ナンバープレートの費用はナンバープレートと字光式照明器具の2つを用意します。
字光式ナンバープレートは約5,000円となります
照明器具は装着するものによって異なります。約1万6千円から約3万円の中で好みのものを選択可能です。
注意点としてディーラーなどで字光式ナンバープレートの登録をするとナンバープレートや照明器具の費用の中に取り付け工賃も含まれます。
すでにナンバープレートを装着している字光式ナンバープレートに変更する場合、業者に依頼するなら手数料が必要です。
図柄ナンバーでは字光式は選べない
字光式ナンバープレートは図柄入りには対応していません。軽自動車の白ナンバーで字光式にしたいと思っていても図柄入りナンバーには対応していないので注意しましょう。
軽自動車の白ナンバーについては、こちらの記事をご覧ください。

字光式ナンバーの取り付け方法と注意点

取り付けには専門知識が必要になるため不安であれば専門業者に依頼するのがおすすめです。
字光式ナンバーの取り付け方法
DIYする場合の作業手順は以下の通りです。
1:バッテリーの端子を取り外す
電装部品の取り付けをするため、事前にバッテリーのマイナス端子を取り外しておきましょう。
2:ポジションランプの配線と接続
フロントはポジションランプの配線と接続するようにします。ナンバープレート部分に配線を配置しますが必要であればバンパーを外すことも必要でしょう。ツメの位置を確認して部品を折らないように気をつけます。
バンパー部分まで配線を配置して邪魔にならない部分に結束して固定しましょう。
3:リアのナンバー灯の配線と接続
リアはナンバー灯の配線が来ているので比較的容易です。ナンバー灯の配線に接続してヒューズを固定します。字光式ナンバーの照明器具を固定しましょう。
4:ナンバープレートを取り付ける
照明器具が取り付けできたらナンバープレートを取り付けます。軽自動車には封印はないため取り付けして点灯しているか確認しましょう。
字光式ナンバープレートの注意点
字光式ナンバープレートを取り付けする際の注意点は、接続方法や購入する台座の種類です。
カプラーやギボシはしっかりと接続する
配線に接続する際には、ギボシ加工したりカプラーで配線に組み込ませたりするでしょう。その際に加工や接続をしっかりとしましょう。ポジションランプやナンバー灯の配線に確実に接続できるようにしておき、点灯と消灯と連動させます。
接続が甘いとショートしたり正しく点灯しない可能性があります。配線の知識がなかったりDIYした経験がないなら、専門知識がある整備工場などに依頼する方が安心でしょう。
字光式ナンバーの台座は車検対応品を購入する
字光式ナンバープレートの照明器具は車検対応品を購入します。正しく点灯して整備不良を起こさないためにも車検対応品を購入するようにします。
車検対応品なのか記載されているため、購入前によく確認しておきましょう。軽自動車であれば軽自動車検査協会内にある交付代行者などからも購入できます。
字光式ナンバーが違反となるケース
字光式ナンバープレートは、基本的に車検対応品として販売されているものを装着すれば違反となるケースはありません。しかし字光式ナンバープレートを装着しているのに点灯させなかったり、車検基準を満たしていない商品を取り付けていると車検に通らない可能性があります。
ナンバー灯も同様ですが、球切れになるとナンバーが点灯しないため整備不調となる可能性もあるでしょう。LEDであれば球切れになる可能性は低いとはいえ、発光が弱くなると交換が求められるかもしれません。点灯させてみて光量が足りないと感じるなら交換が必要でしょう。
字光式ナンバープレートは文字の縁が光るようになっているため、ドレスアップ目的で装着したいというニーズもあるようです。
字光式ナンバープレートは照明器具と合わせて使用するのが前提となっています。そのため、字光式ナンバープレートなのに点灯していないと車検基準を満たさなくなる可能性もあります。
特にリアのナンバー部はナンバー灯を点灯させているのか、またナンバープレートの照明を点灯させているのかで、視認性が変わる可能性もあるでしょう。
あくまでも字光式ナンバープレートは照明器具と合わせて使用するのが基本です。推奨されている使い方で取り付け・点灯させるようにしましょう。
フレームを組み合わせるときには車検基準に注意
字光式ナンバープレートとフレームを組み合わせることもあるでしょう。しかし2016年以降、ナンバープレートのフレームに関して基準が定められているので基準を満たしているフレームを購入するようにしましょう。
字光式ナンバーを変更したい場合

字光式ナンバープレートを変更したいケースもあるでしょう。譲渡された車が字光式ナンバープレートを装着していたり字光式ナンバープレートからペイント式のナンバーに変更したいなどです。
軽自動車の場合は軽自動車検査協会にいき申請用紙に必要事項を記入します。印紙を購入して書類を提出して車検証が交付されるので、新しいナンバープレートを受け取りましょう。
字光式ナンバープレートから通常のナンバープレートに変更する場合、同じ番号にはなりません。希望ナンバーを使うことで同じ番号にできる部分もありますが、ひらがななど同じにはならない部分もあります。
軽ナンバープレートについての相談はカミタケモータースへ
軽のナンバープレートの変更を行うなら車検のタイミングがおすすめです。車検のタイミングであれば車検証を発行するのでちょうどよいといえます。
もし枚方近郊で軽自動車のナンバープレートを変更したいなら、弊社カミタケモータースへご相談ください。
車のメンテナンスに関することはもちろんのこと、車検に関わるご相談などカーライフに関わることならトータルでご相談いただけます。
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