ジャンプスターターは、車がバッテリー上がりを起こした際に便利なアイテムです。
実際にはジャンプスターターという言葉は聞いたことあるけど、どのような部品なのか理解していない方も多くいます。また、ジャンプスターターの使い方が分からないという方もおられるでしょう。
この記事では、ジャンプスターターの特徴や使い方、おすすめ商品を解説します。

ジャンプスターターとは?

ジャンプスターターを一言で説明すると「急用携帯型バッテリー」のことを意味します。
操作方法は、ジャンプスターターの赤いケーブルクリップをバッテリー赤色端子に取り付け、黒いケーブルを黒色端子に接続してエンジンをかけます。
操作方法が簡単であり、車の知識がない方でも気軽に扱える魅力もあります。
スマートフォンの充電可能

ジャンプスターターはスマートフォンの充電が可能です。
車のエンジン始動以外にも、タブレットやカメラ、GPSユニット、MP3プレーヤー、ワイヤレスヘッドホンなどの充電機器としても利用できる便利さがあります。
カーライフのトラブル以外に、日常生活の中でも使える点も魅力的なポイントの1つです。
モバイル型のバッテリーも販売されている

画像引用元:バッファロー
ジャンプスターターはモバイル型のバッテリーも販売されています。
モバイル型のバッテリーは、エンジン復旧作業としての利用だけでなく、緊急時にスマートフォンを充電できるのも魅力的なポイントの1つです。
エンジン始動用バッテリーよりも気軽に持ち運びができるでしょう。
軽量化かつコンパクトなサイズ感は、愛車に常備する緊急アイテムとしておすすめする商品です。
最近では、コンパクトサイズかつ、より低価格なジャンプスターターも販売されています。
ジャンプスターターを使用するシーン
車のバッテリーが上がったときの緊急対応
車のバッテリーが上がってしまったときに、ジャンプスターターでスタートできます。事前に充電しておき、エンジンを復旧させるのに活用できます。
キャンプやアウトドアアクティビティでの使用
モバイルバッテリーとして使用できるジャンプスターターもあるので、キャンプやアウトドアでバッテリーとして使用できます。
対応している機能に注目してバッテリー選びしておくと、ジャンプスタート以外でも活用できます。
ジャンプスターターの使い方【4ステップ】

ジャンプスターターの使い方は、以下4つのステップです。
- ステップ1:ジャンプスターターのバッテリー残量の確認
- ステップ2:ブースターケーブルを車のバッテリー端子に接続する
- ステップ3:ブースターケーブルをジャンプスターターに接続する
- ステップ4:ジャンプスターターの状態が整い次第、車のエンジンをかける
それぞれの使い方手順について解説します。
ステップ1:ジャンプスターターのバッテリー残量の確認
まずはバッテリーの電源ボタンを押して、バッテリー残量を確認します。
バッテリー残量が75%を下回る場合には、なるべく充電量が100%になるまで充電しましょう。
バッテリー残量が少ない場合には、ジャプスターターの充電が正常に出来ない可能性もあります。
ステップ2:ブースターケーブルを車のバッテリー端子に接続する
バッテリーの残量確認後は、車のボンネットを開き黒いクランプと赤いクランプを接続します。
赤いクランプはプラス端子に、黒いクランプはマイナス端子に接続しましょう。
この時点で車のキーを回す動作は必要ありません。
ステップ3:ブースターケーブルをジャンプスターターに接続する
黒と赤のクランプを接続した後は、ブースターケーブルのコネクターをジャンプスターターに接続しましょう。
ステップ4:ジャンプスターターの状態が整い次第、車のエンジンをかける
ブースターケーブルにジャンプスターターを接続した後は、車のエンジンをかけます。
1度で車のエンジンがかからない場合には、数秒のインターバルを行い、改めてエンジンをかけてみてください。
車のエンジンがかかれば、黒と赤のクランプを外し作業完了です。
ジャンプスターターの選び方【4選】

ジャンプスターターの選び方のポイントを4つ解説します。
- バッテリーの種類の確認
- 電圧の確認
- 最大電流と電池容量の確認
- 保護機能の確認
それぞれの選び方のポイントについて、詳しく解説します。
バッテリーの種類の確認
バッテリーの種類によって特徴が異なるため、重視する内容に合わせてバッテリーを選択しましょう。
リチウムイオン電池
リチウムイオン電池は、小型のジャンプスターターに採用されるものです。サイズがコンパクトで、車内への保管と持ち運びがしやすいという特徴があります。
比較的パワーは弱い傾向がありますが、価格帯がお手頃です。排気量の大きい車ではなく、小型車から軽自動車におすすめです。
リチウムポリマー電池
リチウムポリマー電池は、電解質がゲル状になる電池のことを意味します。
電解質が液体タイプになると、質量やコンパクトは他の電池と比較して同じですが、安定性はリチウムポリマーの方が優れている傾向があります。
鉛電池
鉛電池は、鉛の電極版と希硫酸の化学反応により電気を蓄える仕組みの電池です。リチウムイオンと比較してサイズ感が大きく、重量も重たい特徴があります。
重量が重く、持ち運びには不向きですが、パワーには優れており、排気量の高い大型車のバッテリー起動にも扱えます。
車に保管する際には、鉛電池を置ける保管スペースの確認を行いましょう。
電圧の確認
ジャンプスターターを選ぶ場合には、愛車の電圧に合わせた商品を選ぶことも重要です。
電圧の単位は「V」であり、車のバッテリーは1個あたり12Vになります。
基本的に乗用車タイプの車では、バッテリーを1個搭載しているケースが多く、12Vの電圧で対応しています。
トラックやバスの場合、バッテリーを2個搭載しているため、24Vの電圧を選ぶ必要があります。
電圧の確認はジャンプスターターを選ぶ際には、必須事項の1つになるでしょう。
最大電流と最大容量の確認
ジャンプスターターの最大電流の確認が重要です。
ジャンプスターターの電池容量は「mAh」で表示されています。
電池容量は約8000mAh〜24000mAhまでの幅があり、様々な商品が販売されている特徴もあります。
電池容量が大きい商品ほど、充電を実施できる回数も増えます。
車内に常備するジャンプスターターをお探しの方は、再始動に何度も使用することを考慮して、電池容量の多い商品を選びましょう。
電池容量が多い商品ほど、充電できる容量も多くなります。
保護機能の確認
ジャンプスターターの保護機能とは、バッテリー接続によるショートや過電流を防止する機能のことを意味します。
保護機能が充実していることで、車のバッテリーとジャンプスターターの故障を防ぐ効果も期待できるでしょう。
ジャンプスターターの扱いに慣れていない初心者の方は、特に保護機能を搭載した商品を選択することをおすすめします。

ジャンプスターターの人気メーカ

ジャンプスターターの人気メーカーを3つ紹介します。
- 日立(HITACHI)
- フィリップス(Philips)
- BUTURE
それぞれのメーカーについて、詳しく解説します。
日立(HITACHI)
日立は自動車部品や自動車用品を始めとする、幅広い電化製品の販売を行う日本企業です。
ジャンプスターターの他にもカーライフ商品では、D C-DCコンバーターやETC車載器なども販売しています。
日立のジャンプスターターは、保護機能とサージプロテクト機能、安全性を重視する特徴があり、ジャンプスターターの扱いに慣れない初心者の方にもおすすめです。
キャリングケースの付属品が充実している以外にも、日本製であり高品質な特徴もあります。
フィリップス(Philips)
フィリップスは、現在家電製品で人気を集めているメーカーです。
電気歯ブラシやシェーバーなどのヘルスケアアイテムやキッチン家電、モニターなどの様々なアイテムも販売しています。
ジャンプスターターの特徴としては、過充電保護機能をはじめとする商品の保護機能と安全性に優れています。
独自技術であるスマートクランプを採用したことにより、使用時のトラブルも防止できる効果が期待できます。
BUTURE
BUTUREは多機能かつ大容量な特徴があります。小型車や軽自動車以外にも排気量の高い大型車の復旧作業も出来ます。
他にも、USBポートやLED照明機能などの利便性を高める機能も、多種多様に搭載しており、使いやすいと感じるメーカーです。
ジャンプスターターのおすすめ商品【4選】

ジャンプスターターのおすすめ商品を4つ紹介します。
- 【日立】ポータブルパワーソース PS-16000RP
- 【フィリップス】ジャンプスターター DLP8086
- 【BUTURE】ジャンプスターター BR300
- 【Cocypower】ジャンプスターター 8000mAh
それぞれのジャンプスターターについて、詳しくみていきましょう。
【日立】ポータブルパワーソース PS-16000RP

画像引用元:日立
ポータブルパワーソースは多機能性を重視した商品です。
1台で複数の用途に使用でき、バッテリー復旧作業以外にもバックアップ電源や携帯端末の充電、高輝度LEDヘッドライトとしても利用できます。
端子カバーを閉じた状態の場合、防水効果も発揮する便利な商品でもあります。
カミタケモータース店舗業務で使用中!

【フィリップス】ジャンプスターター DLP8086
フィリップス製のジャンプスターター DLP8086は「機能性」と「安全性」を重視した商品です。
最大800Aの最大電流に加えて、12000mAhの大容量バッテリーを採用しており、ガソリン車からディーゼル車までの復旧作業に対応しています。
短期保護や過充電保護、過放電保護などにも充実しており、発火によるリスクを軽減できる効果も期待できるでしょう。
本体に搭載されるLEDライトは全部で3種類あります。
【BUTURE】ジャンプスターター BR300
BUTURE製のジャンプスターター BR300は、機能性と高いコストパフォーマンスを発揮する商品です。
最大電流1200A、電池容量13800mAh、ボルト数12Vのハイスペック商品であり、大型車から軽自動車まで幅広い車種に対応できます。
モバイルバッテリーとしての使用もでき、非常用照明機能も搭載しています。
【Cocypower】ジャンプスターター 8000mAh
Copypower製のジャンプスターター 8000mAhは、コストパフォーマンスに優れた商品です。
極力導入コストを抑えつつ、LED懐中電灯の機能やモバイルバッテリーとしての使用も可能となっています。
安全性能の高いリチウム電池を採用しており、過放電防止などの保護機能も充実しています。
最大電流400A、電池容量8000mAh、ボルト数12Vまでのスペックであり、排気量の多い車への使用はおすすめできません。
ジャンプスターターのことならカミタケモータースへお任せ
ジャンプスターターの選び方について考えている方は、弊社カミタケモータースまでご気軽にお問合せください。
枚方近郊で新車や未使用車を販売しているカミタケモータースは、車検や整備、さらに板金まで行っています。ジャンプスターターは商品ごとに特徴が異なります。
ジャンプスターターについて知見のあるスタッフに相談することで安心して使用できるジャンプスターターを選択できるでしょう。
経験豊富な整備士もしくは営業スタッフがあなたにぴったりの解決方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

