軽自動車検査協会という言葉を聞いても「何をする場所なのか」理解していない方は意外とたくさんいます。
軽自動車検査協会には他ではできない手続きや事業内容もあります。
そこで、この記事では軽自動車検査協会の特徴や役割、事業内容、利用する際の注意点を詳しく解説します。
軽自動車検査協会のことが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
軽自動車検査協会とは何?

画像引用元:自動車検査協会
軽自動車検査協会とは、軽自動車の新規登録手続きや車検証の住所変更手続きを国に代わって行う特別民間法人です。
設立当初は全額出資型の団体でしたが、1987年に国からの出資を返上して運営を続けています。
軽自動車検査協会の役割

画像引用元:自動車検査協会
軽自動車検査協会は、1972年に設立されました。
軽自動車の「安全性」と「環境保全」を厳守するための検査事務期間としている特別民間法人です。
現在では全国89ヶ所に事務所や支所、172の検査コースを設けており、2018年には年間1434万台の検査事務手続きを実施している実績があります。
軽自動車検査協会の事業内容

軽自動車検査協会で行う事業内容は、新車の新規登録手続きや車検の検査事務、自賠責保険に関係する事務など様々です。
軽自動車協会では、他に以下の事業も代行しています。
- 車検
- 新規検査(新車・中古車)
- 構造等変更検査
- 予備検査
- リコールに関する注意喚起

軽自動車検査協会を利用する6つの目的

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軽自動車検査協会を利用する目的は6つあります。
- 軽自動車の名義変更手続き
- 住所変更の手続き
- 軽自動車の車検
- 軽自動車の廃車手続き
- 希望ナンバーの交付手続き
- 車検証の検査標章の再交付
軽自動車検査協会を利用する目的を詳しく解説します。
軽自動車の名義変更手続き

軽自動車検査協会では「軽自動車の名義変更手続き」が可能です。
軽自動車の所有者を変更する場合には、名義変更の手続きが必ず必要になります。
車の名義変更手続きは「新しく車の所有者になる方の管轄する本拠地」で申請手続きを行います。
申請に必要な手数料は必要ありません。
軽自動車の名義変更手続きを行う際には、以下の書類を準備しましょう。
【個人の場合】 | 【法人の場合】 |
車検証の原本 | 商業登記簿騰本※いずれか1点 |
新所有者の住民票 | 登録事項証明書※いずれか1点 |
印鑑証明書※いずれか1点 | |
車検証の原本 |
用意する住民票は「発行日から3ヶ月以内の書類」が有効とされています。
住所変更手続き

住所変更手続きも軽自動車検査協会で手続き可能です。
住所変更があった際には、原則として「15日以内に変更手続きを行う」ことになっています。
住所変更の手続きを行う際には、管轄する軽自動車検査協会の事務所にて変更手続きを進めましょう。
住所変更に伴う変更手数料は発生しません。
車検証の住所変更を行う際の必要書類は以下を参考にしてください。
【個人の場合】
- 車検証の原本
- 使用者と所有者の認印
- 新しい住所が記載している住民票

軽自動車の車検

軽自動車検査協会では「軽自動車の車検」も実施できます。
ディーラーや修理工場以外の個人が車検を実施することを「ユーザー車検」と呼びます。
ユーザー車検を実施するためには、軽自動車検査予約システムで事前予約を行います、
軽自動車検査予約システムを利用するためには「アカウントの登録」が必要です。
アカウント登録には、車両情報や車検証情報、車検証返納証明書を用意しましょう。
もし、電話にて予約する場合には「軽自動車検査予約システムパンフレット」を確認してみてください。

軽自動車の廃車手続き

軽自動車を廃車する場合、軽自動車検査協会で届け出を申請できます。
軽自動車の使用を一時的に中断する場合や解体する際には、届け出が必要です。
軽自動車検査協会で行う具体的な廃車手続きは「一時抹消」と「永久抹消」の2つになります。
希望ナンバーの交付手続き

軽自動車の希望ナンバー申請を希望する場合には、軽自動車検査協会で申請手続きを行います。
軽自動車にも「希望ナンバー制度」が採用されたことで、登録ナンバープレートの下4桁の数字を任意で指定可能になりました。
希望ナンバー以外にも「図柄ナンバー」や「ご当地ナンバー」「字光式ナンバー」など様々な申請手続きもできます。
車検証及び検査標章の再交付

車検証と検査標章の再交付手続きも実施しています。
手続きの方法は軽自動車検査協会の窓口にて案内されます。
車検証と検査標章を紛失した場合には、軽自動車検査協会にて必要な手続きを行いましょう。


軽自動車検査協会と陸運局の違い

軽自動車検査協会と陸運局の大きな違いは「対応できる車種」です。
軽自動車検査協会では「軽自動車の車検証の名義変更や住所変更」が行えますが、普通車の変更手続きはできません。
一方、陸運局は自動車関連の検査や変更事務作業を行う行政機関になりますが「軽自動車」の手続きには対応していません。
「軽自動車=軽自動車検査協会」「軽自動車以外=陸運局」という認識になります。
例外として、軽自動車で事業用登録(黒ナンバー)の申請をする場合に必要な貨物軽自動車運送事業を届け出る場合は、軽であっても陸運局の窓口に行く必要があります。
軽自動車検査協会を利用する際の3つの注意点

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軽自動車検査協会を利用する際には、3つの注意点があります。
- 普通車の変更手続きや車検は実施できない
- 受付可能時間と日程に注意する
- 前もって書類の準備が必要
1つずつ詳しく解説します。
普通車の変更手続きや車検は実施できない

軽自動車検査協会は「軽自動車の各種手続き」や「車検」などを行えます。
普通車の場合には、陸運局という専用機関で手続きを行う必要があります。
車検証の名義変更やユーザー車検を希望する際には「軽自動車」か「普通車」なのかを確認した上で行動しましょう。

受付可能時間と日程に注意する

軽自動車検査協会の受付可能時間と受付可能日時を再確認しましょう。
軽自動車検査協会の受付可能時間は「午前8時45分〜午後11時45分」までと「午後1時〜午後4時」までの限られた時間しか受付していません。
受付できる日程は「平日限定」であり、土日祝日は対応していません。
仕事の関係上、平日に休みが取れない場合は、少し不便に感じる方も中にはいます。
受付可能時間や日程をさらに正確に把握したい方は、管轄する軽自動車検査協会のウェブサイトを確認してみてください。
前もって書類の準備が必要

軽自動車検査協会では、各種車検証の名義変更や希望ナンバーの申請手続きが行えます。
しかし、名義変更には必ず必要書類の用意が必要です。
名義変更するケースによって必要書類が異なります。
「住所変更」や「名義変更」「廃車手続き」など、ケースに合わせた書類の準備を念入りに行いましょう。
書類を用意していない場合、軽自動車検査協会にもう一度足を運ぶ必要があります。

軽自動車検査協会についてよくある質問
軽自動車検査協会についてよくある質問をまとめました。
- 軽自動車検査協会とは?
- 軽自動車検査協会では何ができるの?
- 軽自動車検査協会の受付時間と日程は?
それぞれ詳しく解説します。
- 軽自動車検査協会とは?
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軽自動車検査協会とは、軽自動車の新規登録手続きや車検証の住所変更手続きを行う特別民間法人です。
現在では全国89ヶ所に事務所や支所と172検査コースを設けており、2018年には年間1434万台の検査事務手続きを実施する実績があります。
- 軽自動車検査協会では何ができるの?
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軽自動車検査協会では、軽自動車の「名義変更手続き」や「廃車手続き」「住所変更手続き」などの手続きが行えます。
他にも軽自動車のユーザー車検や廃車手続きなど、取り扱う業務の幅は様々です。
- 軽自動車検査協会の受付可能時間と日程は?
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軽自動車検査協会の受付可能時間は「午前8時45分〜午後11時45分」までと「午後1時〜午後4時」までの限られた時間しか受付していません。
受付可能日程は平日限定であり、土日祝日は手続きできません。
軽自動車の名義変更手続きならカミタケモータースへお任せ
軽自動車の名義変更手続きは弊社カミタケモータースへお任せください。
軽自動車検査協会は平日のみの対応であり、平日に休みを取れない方にとっては少し不便に感じる方もいるかもしれません。
その分、弊社カミタケモータースなら土日祝日でも営業しています。
名義変更や住所変更の手続きも書類を用意して頂ければ、お客様に代わって対応可能です。
「何の書類を用意すれば良いのか分からない」という方も車検証の住所や名義変更に詳しい営業スタッフまたは事務スタッフが丁寧にフォローします。
ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください。
