日産は、2024年3月に北米で新型キックスを発表しました。日本だけでなく、世界市場でも人気が高まっているコンパクトSUVですが、新しいキックスはそのジャンルに大きな一石を投じる魅力的なモデルになっています。
この記事では、フルモデルチェンジされたキックスの特徴を詳しく解説します。


新型キックスの基本情報と変更点
キックスという名前が初めて登場したのは2008年で、軽SUVの「KIX」という車でした。しかし、2016年に現行型(2代目)の「KICKS」が登場しましたが、これは初代とは全然違ってコンパクトSUVとして登場したのです。
現行型のキックスはまずブラジルでワールドプレミアが行われて、その後、世界中で生産・販売が始まりました。2020年には、ハイブリッドパワートレイン「e-POWER」を搭載したモデルがタイで発表され、同じ年の6月には日本でも販売されるようになりました。
そして、ついに3代目となる新型キックスがアメリカで世界デビューを果たします。この新型キックスは、インパクトのあるスタイリングと、より広くて使いやすくなった室内や荷室が特徴です。
ストリートで目を引く高級スニーカーのような洗練されたデザインを持っていて、優れた機能性と安心感の高い4WDシステムも備えています。コンパクトクロスオーバーとしてのレベルをさらに引き上げたモデルです。
新型キックスは進化してきていて、見た目も中身もどんどん良くなっています
エクステリアデザイン
北米モデルが発表されて、新しい日産車としての存在感がすごくアピールされています。この新型キックスは、デジタルVモーショングリルを採用していて、ボディサイズはそれほど大きくなっていないのに、見た目の存在感が抜群です。
新型キックスのデザインコンセプトは「ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザイン」です。デザインの特徴として、まずボディーサイドにスニーカーのソールからインスパイアされたアクセントがあります。それに、ワイドでスクエアな形をしたフェンダーや、浮いているように見えるフローティングデザインのルーフもあり、外観がすごくスタイリッシュです。
全体的に見ると、新型キックスは都会的でスポーティなデザインを目指して作られています。特に、スニーカーっぽいデザインのアクセントや広がりのあるフェンダー、そしてルーフのデザインが一目で分かるのが特徴です。細かいデザインが、キックスをより魅力的にしています。
インテリアと快適性
新型キックスのインテリアですが、「モダンで繭(まゆ)に包まれるような感覚」が特徴です。ダッシュボードにはデュアルスクリーンが付いていて、キックスとしては初めて「ゼログラビティーシート」が全席に採用されています。このシートは、長時間のドライブでも快適な姿勢を保ち、疲れを軽減してくれるのがポイント。
12.3インチの大型ディスプレイが搭載されていて、メーターパネルにも同じく12.3インチのカラーディスプレイが使われています(最上級グレード)。近代的な感じになっています。
さらに、USB Type-Cポートが最大で4か所もあり、非接触充電トレーも装備されています。音楽好きには嬉しいBOSEのプレミアムオーディオシステムもあり、前席のヘッドレストにスピーカーが内蔵されています。そして、新しい薄型デザインの電動パノラミックサンルーフもオプションで付けられます。
室内空間も広くて快適で、荷物をたくさん積めるラゲッジスペースも魅力的。ボディサイズは全長4,366mm、全幅1,800mm、全高1,625-1,630mmとコンパクトに収まっているので、街中でも扱いやすいです。
ラゲッジスペースも広くて、ベビーカーやゴルフバッグのような長い荷物も簡単に収納できるので、荷物が多いときでも安心です。
パフォーマンスとエンジン
2Lの直列4気筒エンジンを搭載していて、最高出力は141PS、最大トルクは190N・mです。これに最新のエクストロニックCVTが組み合わされています。この組み合わせで、高速道路での追い越しでも余裕のある加速ができます。
そして、北米向けのキックスには初めて4WD車が登場する予定です。さらに、ドライビングモードには「SNOW」という滑りやすい路面専用のモードがあり、4WDとビークルダイナミックコントロールシステムを細かく制御してくれるので、雪道でも安心して走れるようになっています。
最低地上高は約213mm(8.4インチ)で、これはセグメントトップです。キックスは悪路や雪道でも安心して運転できるように設計されています。
日本仕様では、セレナと同じ1.4Lエンジンを使うことで、動力性能と燃費がさらに良くなる可能性が高くなります。
現行のキックスは1.2Lのe-POWERを使っていて、減速時にモーター発電が積極的に行われるのはエコモードやスポーツモードでした。新型の1.4L e-POWERでは、フットブレーキとの協調回生制御ができるようになって、ノーマルモードでも効率よく減速エネルギーを回収して燃費を向上させることができます。これはトヨタやホンダのハイブリッドシステムと同じような仕組みです。
このような仕組みにするとコストが上がるという課題はありますが、それでも燃費が良くなって走行性能もアップするというメリットは大きいです。フルモデルチェンジされる新型キックスには、セレナと同じ1.4L e-POWERが搭載される可能性が高いのは注目ポイントです。
安全機能と技術
全モデルに「セーフティーシールド360」という全方位運転支援システムが標準装備されています。歩行者検知機能付きのエマージェンシーブレーキや、後側方車両を検知して警告してくれるBSW(ブラインドスポットワーニング)、後退時に後方の車両を検知して警告するRCTA(リアクロストラフィックアラート)、車線からの逸脱を防ぐLDP(レーンディパーチャープリベンション)、そして自動でハイビームを調整してくれるハイビームアシストが含まれています。
最上級グレードには「プロパイロット(北米名:ProPILOT Assist)」を初めて搭載。高速道路での運転をかなり楽にしてくれるアシスト機能で、ドライバーの負担を減らしてくれます。
新型キックスには安全運転をサポートするための最新技術が搭載され、どのグレードを選んでも安心して運転できます。
新型キックスの価格
新型キックスの予想価格は、日本円で約320万円とされています。
新型キックスとライバル車種との比較

画像引用元:トヨタ ヤリス クロス
最近のクロスオーバーSUVブームで、どのメーカーもクロスオーバーSUVのラインナップを充実させています。しかし日産のラインナップは多くはありません。
日産には、一回り大きなエクストレイルという人気車種がありますが、今のモデルは高級志向が強くなって、全グレードが電動パワートレインになったため、スタート価格が約350万円と高くなりました。
一方で、同じクラスのライバルとしてはトヨタのヤリスクロスがあります。ヤリスクロスはガソリンモデルもあって、スタート価格が約190万円からとかなり安いのが特徴。ハイブリッドモデルでも230万円からです。
価格差を比較するとキックスのエントリーモデルを買う予算があれば、ヤリスクロスの最上級グレード「Z“Adventure”」も視野に入ります。
新型キックスが日本で発売されたなら、価格差が気になるところです。どのような展開になるのか楽しみです。
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