スバルの人気ステーションワゴンであるレヴォーグは、2023年にマイナーチェンジしてD型に変化しました。スポーティな走りができるパフォーマンスワゴンのレヴォーグは、正常進化を遂げました。
新世代アイサイトを採用した新型モデルでは、安全運転をサポートしてくれる機能が追加されています。この記事では、レヴォーグがどのような変化を遂げたのか、詳しくご紹介します。

2023年9月7日にマイナーチェンジされたレヴォーグ発表

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
2014年にレガシィツーリングワゴンの後継車種として、日本市場向けのモデルとして登場したレヴォーグは2020年にVN型にモデルチェンジしました。
初代は2種類あったエンジンは、発売当時は1.8Lターボエンジンのみの展開でした。その後、2021年11月の一部改良の際に、2.4L直噴ターボエンジン(FA24型)搭載モデルが設定されます。
2代目のレヴォーグは、広角化されたステレオカメラが搭載され、レーダーを組み合わせて全方向センシングが可能となりました。
EXが付くグレードには、GPSの他に準天頂衛星「みちびき」からの情報と地図データの組み合わせによって自車の位置を正確に把握できる「アイサイトX」が採用されます。
スバルのモデルは、毎年改良モデルが発表され、A型、B型と変化していきますが、2023年のモデルはVN型レヴォーグはD型となります。
D型になったレヴォーグの特徴

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
超広角レンズ採用
D型になったレヴォーグは、新世代アイサイトを搭載しており、広角単眼カメラを追加した3カメラタイプになりました。これはクロストレックに採用されていたものです。
超広角カメラは、視野角が128度もあり、走行中の歩道もしっかり検知します。また視野角が広がったことにより、交差点を曲がる際にも歩行者を検知しやすくなりました。
うっかり見落としたことによる事故を予防してくれるので、これまで以上の安全運転が可能になりました。
「3Dビュー/トップビュー」の追加
リアビューはもちろんのこと、自車を斜め上から見たような映像になる3Dビューや、自車を上から見下ろしたような映像になるトップビューが追加されています。
駐車や狭い道を走行しているときに、可視化してくれると運転が苦手な方でも安心して操作できます。
「フロントビュー自動表示(AUTOモード)」で死角を可視化
狭い道から大通りに出るとき、また一時停止から道に出るときなど、運転席からの死角に歩行者や自転車がいる場合があります。
車速が15km/h未満になると、自動でフロント+トップビューを表示してくれる機能があります。グリル部分に設置されたカメラで、死角になる部分を映像で確認する機能です。
ハーマンカードンサウンドシステム
ハーマンカードンの10スピーカーシステムを搭載しています。オリジナル音源に近い音を再生してくれる技術があるので、どこに座っていても臨場感あるサウンドが楽しめます。
STI Sportグレードに標準装備され、またGT-H EXにメーカーオプションで装備できる装備です。
新型レヴォーグのインテリア

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
改良されたレヴォーグのインテリアを見ていきます。
スポーティさを先進性があるインテリアは、動力性能が高いステーションワゴンらしさが出ているデザインです。
細部の素材や質感にもこだわっているので、乗車したときも満足できるでしょう。上位グレードのSTI Sportになると、本革シートはボルドーとブラックでレッドステッチが加えられるものです。
また、ブラックインテリアセレクションを選択すると、ウルトラスエードが採用されています。ブラックとグレーが組み合わされて、レッドステッチの加飾があります。

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
これまではボルドーのイメージがありましたが、ブラック基調を選択できるようになったのは大きな違いです。
インパネ部分には、レッドステッチとダークキャストメタリックの加飾があります。アンビエント証明は、インパネからプルハンドル、さらにカップホルダー部分にあります。

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
派生車種のレイバックは、ブルー系をベースにアッシュのコンビシート表皮が採用されているので、レヴォーグとイメージが異なるのがポイント。
改良に伴って発売された派生車種との差別化も行われています。
新型レヴォーグのエクステリア

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
アステロイドグレー・パール(有料色)がクリスタルホワイト・パールと入替えになりました。
今回の改良では、エクステリアの変更は行われていません。
スバルのレヴォーグは、デザイン哲学「Dynamic×Solid」から派生した「BOLDER」というデザインコンセプトを採用しています。このコンセプトは、レヴォーグの独特な個性を大胆に際立たせることを目的としています。
コンセプトは、2018年のジュネーブモーターショーで展示された「VIZIV ツアラーコンセプト」からインスピレーションを受けたスタイルとなっています。
フロントデザイン
レヴォーグのフロントは深く彫られたマスクが特徴的で、ヘキサゴン形状のグリルの両端がヘッドランプに向かって伸びるデザインが採用されています。
Smart Edition EX/GT-Hモデルのフロントグリルはダークメタリック、STI Sport EX/STI Sport R EXモデルはダークグレーシリカで塗装されており、特別なSTIエンブレムが付属しています。さらに、レヴォーグ レイバックは専用デザインのバンパー、グリル、クラッディングが装着されています。
サイドデザイン
ウェッジシェイプのデザインが目を引くサイドビューには、前後のフェンダーやドアに際立つキャラクターラインがあり、サイドウインドウの後ろ端が上に跳ね上がっています。このデザインは、力強い走りをイメージさせるように設計されています。
リアデザイン
リア部分はワイド感を持つリアフェンダーが反映されており、リアゲートの開口部は1,020mmから1,055mmの幅を持っています。また、薄くデザインされたLEDコンビランプが特徴です。
新型レヴォーグの安全装備

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
新型レヴォーグに搭載されている安全装備と、その機能の特徴は以下の通りです。
アイサイトX:高度な運転支援システムで、スバル車として初めて採用されました。
プリクラッシュブレーキ:衝突の危険がある場合、ドライバーに注意を喚起し、必要に応じてブレーキ制御を行います。
前側方プリクラッシュブレーキ:前側方から接近する車を検知し、衝突の危険があるとブレーキ制御を行います。
緊急時プリクラッシュステアリング:ブレーキ制御だけでは衝突回避が不可能と判断した場合にステアリングの制御も行います。
後退時ブレーキアシスト:後退時に後ろの障害物を検知し、衝突しそうな場合は注意を喚起し、ブレーキ制御によって衝突回避をサポートします。
AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御:シフトレバーの入れ間違いやペダルの踏み間違いによる急な飛び出しを抑えます。
スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム):ドアミラーからは見えにくい場所にいる車両を検知して、車線変更時に衝突の危険がある場合にはドアミラー内側のLEDインジケーターや警報音で注意を促します。
上記の機能がありますが、その中でも特徴的なものをさらにご紹介します。
新世代アイサイトの特徴
前側方プリクラッシュブレーキ
街中で見通しの悪い道に出るときに、前側方プリクラッシュブレーキがあると、衝突回避してくれます。駐車場から出るときなど、見えづらいところから確認する必要がある場合でも安全運転をサポートしてくれます。
エマージェンシーレーンキープアシスト
後側方から車両が接近しているのに車線変更しようとすると、音と表示で警告してくれます。さらにハンドル操作もアシストして、衝突回避をサポートしてくれる機能です。
デジタルマルチビューモニターの3D表示
4つのカメラから取り込んだ映像を合成して、車両周囲を360°映し出す3Dビュー表示できるようになりました。
8つの視点から見る画像を切り替えできるので、気になる部分の確認がしやすくなっています。
新型レヴォーグのグレード
レヴォーグのグレード別の違いを見ていきます。
Smart Edition EX

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
エントリーグレードになる「Smart Edition EX」は、エントリーグレードでも充実した内装とスタイリッシュなエクステリアです。
シートもシルバーステッチがあるトリコット素材で、本革巻のステアリングホイールです。アンビエント照明のみ装備されていません。
運転席シートポジションメモリー機能などがないため、位置調整をスムーズにしたい方は上位グレードがおすすめです。
GT-H EX

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
「Smart Edition EX」と基本的に外装や内装は似ていますが、さらに充実した内装になります。シートがトリコットとファブリックのシートかメーカー装着オプションで本革シートが選択できます。
また後席シートにもシートヒーターが装備されるので、どの席に座っても快適に乗車できるグレードです。
STI Sport EX

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
「STI Sport EX」は、さらに上質でスポーティなグレードです。シートがボルドーとブラックでレッドステッチの本革シートになり、「Black Interior Selection」ではウルトラスエードが選択可能です。このグレードからドライブモードセレクトや電子制御ダンパーが装備されています。
STI Sport R EX

画像引用元:レヴォーグ | SUBARU
「STI Sport EX」と基本的に同じ装備になっていますが、パワーユニットが2.4Lのターボエンジンが搭載されています。またスバルパフォーマンストランスミッションが装備されています。
また、VTD-AWDという不等&可変トルク配分電子制御AWDが特徴です。いずれも大きな違いはないため、動力性能の違いがポイントとなります。
新型レヴォーグの価格
グレード | 価格 |
Smart Edition EX | 3,630,000円 |
GT-H EX | 3,795,000円 |
STI Sport EX | 4,345,000円 |
STI Sport R EX | 5,027,000円 |
競合車種との比較
トヨタ カローラツーリング

画像引用元:トヨタ
レヴォーグは全長4,755×全幅1,795×全高1,500mmですが、カローラツーリングは全長4,495×全幅1,745×全高1,460mmとカローラツーリングの方が一回り小さいサイズになっています。
搭載されるエンジンは、レヴォーグはターボエンジンなのに対して、カローラツーリングはガソリンエンジンかハイブリッドシステムです。動力性能ではレヴォーグが有利ですが、燃費ではカローラツーリングがよいでしょう。
安全装備では、どちらも基本的な機能を搭載していますが、レヴォーグに搭載されているアイサイトXの方が優れている点が多いでしょう。安全装備に力を入れているスバル車の方が一歩有利です。
燃費と動力性能のどちらを優先するかが比較のポイントとなるでしょう。
マツダ MAZDA6ワゴン

画像引用元:MAZDA6|マツダ
マツダのステーションワゴンであるMAZDA6は、ロングドライブにおすすめの車種です。レヴォーグと比較すると、内装の質感を重視する方におすすめのモデルとなります。
レヴォーグも質感の高い内装もありますが、マツダの車の内装は採用されている素材や選択肢の多さから上質さを感じるものです。
レヴォーグと比較したときのMAZDA6のポイントは、クリーンディーゼルエンジンを採用したグレードがあることです。
ディーゼルエンジンのトルクのある走りを楽しめるでしょう。ターボエンジンで力強く走るレヴォーグと、トルクフルな走りが楽しめるMAZDA6の違いを比較してみるのをおすすめします。
新型レヴォーグをお得に購入する方法
新型レヴォーグをお得に購入するには、低金利プランの利用をおすすめします。
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しかしローンは支払額を一定にできるというメリットがある一方で、金利手数料の負担が発生します。
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