物流業界にとって欠かせない軽商用車は、コンパクトサイズでありながらも、より多くの荷物を積載できる車として高い人気と需要があります。
現在「自動車のEV化」が急速に普及している中、軽商用サイズのEV車が注目を集めています。
軽バンのEV化に対する各自動車メーカーの方針はどうなのでしょうか。また、今後発売される軽バンEV車には何があるのでしょうか。
この記事では、今後発売予定の軽バンEV車やEV化に対する各自動車メーカーの方向性について解説します。
軽バンEV車について気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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軽バンEVとは?

画像引用元:トヨタ
軽バンEV車とは「エンジンを使わずにモーターで走行する軽商用車タイプ電気自動車」のことです。
電気を動力源にすることで二酸化炭素の放出をなくし、地球温暖化問題を改善できる予防策として注目を集めています。
車の燃料代を抑え、ランニングコストの削減にも繋がるため、多くの企業が「車の電気化」に向けて舵を切っています。
世界的に掲げる「脱炭素化」を実現させるためには、欠かせない取り組みです。
世界的にEVシフトが推進されている

世界的に推奨する「脱炭素化」を実現させるために「EVシフト化」は欠かせない取り組みです。
国内に限らず世界的に「ガソリン車やハイブリッド車からEV車へのシフト化」が急速に進んでいます。
カーボンニュートラルの世界を実現させるためにも、世界規模で脱ガソリン車の推進も実施されている最中です。
EV車に対する日本と海外の普及率

EV車に対する日本と海外の普及率を解説します。
EV車に対する日本の普及率
2022年は、ガソリン車が42.3%、ハイブリッド車が49%とガソリン車の比率が減少し、ハイブリッド車の割合が高くなっています。
EV車は1.4%となっているので、割合は低い水準となっています。EV車の販売台数は年々増加傾向にありますが、依然「低水準」が続いている状況です。
EV車に対する海外の普及率
海外におけるEV車の普及率は、2020年では5.6%と日本と比較してEV化が着実に進んでいる状況です。
EV化がとくに進んでいるノルウェーでは、2022年のEV比率が79.3%と半数以上の方が電気自動車を所有している水準となります。
ノルウェーに限らず、今後アメリカや中国でもEV化が急速に普及していくでしょう。
今後発売予定の軽バンEV車を紹介
今後発売予定の軽バンEV車を紹介します。
- トヨタ・スズキ・ダイハツで共同開発した軽バンEV
- 2024年春!ホンダ初新型軽バンEVを発売決定
トヨタ・スズキ・ダイハツで共同開発した軽バンEV

画像引用元:トヨタ
軽バンEV車について「トヨタ」「スズキ」「ダイハツ」がタッグを組み、新しい電気自動車を開発すると発表しました。
スズキとダイハツの強みである「小型車のノウハウ」と「最先端電動技術を持つトヨタ」のそれぞれの強みを生かした車を開発する予定です。
今回の軽バンEV車の開発に伴い、輸送業界が抱える課題の解決やカーボンニュートラル社会への実現を目指した開発に取り組んでいます。
大手自動車メーカー3社が共同開発した軽バンEVは、それぞれのメーカーで「2023年度内」に導入される予定です。
正式な発表日は未だ決まっていません。
軽バンEV車でありながらも、1度の充電により200km程度の航続可能距離を見込んだ車が発売される予定となります。
2024年春!ホンダ初新型軽バンEVを発売決定

画像引用元:ホンダ
ホンダは軽自動車サイズの電気自動車として初となる「軽バンEV」を2024年春に発売する予定です。
今回の軽バンEV車は、ホンダの「N-VANをベースとした商用タイプ」の車であり、幅広いニーズに対応した電気自動車として注目を集めています。
N-VANの魅力である「大容量の荷室スペース」と「助手席側のセンターピラーレス化」を兼ね備えた新しい電気自動車が発表されます。
EV車にしかない高い静粛性と「動く・止まる」動作の多い日本の交通環境に対応した快適かつ力強い走りも追求します。
ガソリン仕様の車同様に100万円台から購入できる価格設定にすることで、カーボンニュートラルの実現に向けて着実にEV化を進めています。
【2023年6月】ヤマト運輸がホンダの新型軽商用EVを実用検証を開始

画像引用元:ヤマト
ホンダは2024年春に発売予定の軽バンEV車を2023年6月〜8月までの期間、ヤマト運輸の集配業務における実用性の検証を行う予定です。
ヤマトグループは、2030年までに20,000台の軽バンEV車の導入を目標としており、サステナブルな物流の実現に向けた新たな取り組みを掲げています。
実用検証される車両台数は3台、東京都を中心に充電オペレーションやエネルギーマネジメントに関係する各種基礎データーを取得します。
今回の検証では、ヤマト運輸が導入を検討している小型モバイル冷凍機「D-mobico」を荷室に2台搭載した状態で冷蔵や冷凍にも対応する予定です。
EV車に対する各メーカーの方向性

画像引用元:ダイハツ
EV車に対する各メーカーの方向性を以下にまとめました。
- トヨタ
- 日産
- ホンダ
- 三菱
- スズキ
- ダイハツ
それぞれ詳しく解説します。
トヨタ
トヨタ自動車は2050年に「ガソリン車ゼロ」に向けて電気自動車や水素エンジンを搭載した車を次々と発表しています。
2022年5月には新型BEV「bZ4X」の申し込みが開始され、同年9月には大人気コンパクトSUV「ハリアー」のPHEV仕様が追加発売されました。
2050年に新車のCO2を90%削減する目的でガソリン車とディーゼル車のゼロ化を進める方針は「トヨタ環境チャレンジ2050」とも呼ばれています。
日産
日産自動車は「ゼロ・エミッションリーダーシップ」を掲げたため、2022年1月に新型EV車「アリア」、同年6月には軽自動車EV「サクラ」を次々と発売しています。
ゼロエミッションチャレンジは「有害物質を排出しない電気自動車または燃料電池車の開発を目指す車」のことを意味します。
日産はカーボンニュートラルの実現に向けてCO2を排出しない車の普及を急速に進めています。
ホンダ
ホンダは2050年までにホンダに関係する全ての製品をカーボンニュートラル化する取り組みを進めています。
2030年までに30種類のEV車を展開する予定であり、ハイブリッド車と電気自動車の比率を75%ほどに高めていく予定です。
カーボンニュートラルの実現に向けて、今後「プラグインハイブリッド車」の開発にも力を入れていく方針です。
三菱
三菱自動車は2035年までに世界販売における電気自動車の割合を100%の水準に持っていくことを正式に発表しています。
電気自動車の普及を推進するためにも、2027年までに9車種の電気自動車を導入する予定です。
開発に伴い、提携する日産自動車やルノーからも車両と技術力の供給を検討しています。
スズキ
スズキ自動車では2030年までに地域ごとのEV投入計画とパワートレイン比率を発表しています。
具体的には2023年度内に軽商用EV車の導入を開始する予定であり、2030年までには新しく6モデルの電気自動車を発売します。
ダイハツ
ダイハツは2030年までに国内で販売する全ての車両を電気自動車もしくはハイブリッド車にする方針を発表しています。
今後は「ロッキーのハイブリッド化」以外にも軽自動車にハイブリッド車を展開していく予定です。
直近では、トヨタとスズキと共同開発した軽バンEV車が、電動化に対する最初の一歩になるでしょう。
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カミタケモータースでは、今後発売予定の軽商用型電気自動車や今後の車の購入方法について詳しく説明させて頂きます。
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電気自動車の軽バンについてのよくある質問
電気自動車の軽バンについてよくある質問を以下にまとめました。
- 電気自動車の軽バンとは?
- 今後発売予定の軽バンEV車には何があるの?
- 電気自動車の軽バンとは?
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電気自動車の軽バンは、電気を動力源としてガソリンエンジンを使用せずに走行できる商用車型の電気自動車です。
軽バンの魅力である荷室の広さと積載能力を活かした電気自動車が各自動車メーカーであり、今後各メーカーから発売される予定となっています。
- 今後発売予定の軽バンEV車には何があるの?
-
今後発売予定の軽バンEV車は「トヨタ・ダイハツ・スズキが共同開発した軽バンEV車」や2024年春に発売予定の「ホンダ軽商用型」の電気自動車が注目を集めています。
各自動車メーカーでは2030年を目安に電気自動車やハイブリッド車の販売比率を高める動きをしています。

