4WDは、駆動方式の1つで4つのタイヤすべてを使って、駆動力を路面に伝えられるタイプです。軽自動車は街乗りメインで考える方が多いため、4WDを選択する方は少ないと思われるでしょう。
しかし軽自動車の多機能化やファーストカーとして軽自動車を選択される方が増えていることから、4WDの軽自動車の需要も増えています。そこで、この記事では4WDのおすすめの軽自動車をピックアップしてご紹介します。
さらに、4WDの軽自動車を選択するポイントやメリットをご紹介しますので、ぜひ愛車選びの参考にしてください。

【2023年1月】おすすめの軽自動車4WD車6選
軽自動車の4WD車の中から、おすすめモデルを6車種ご紹介します。他のモデルと比較したポイントやおすすめポイントを解説するので、ぜひ比較してみてください。
スズキ ジムニー

軽自動車の4WD車といえば、ジムニーでしょう。軽自動車の中で、唯一といえる本格4WD車の機構や性能を持っている車種です。
展開されているのは、4WDのみですし、変わらずラダーフレームを採用しているのも特徴です。軽量ボディに本格4WD車の機構という組み合わせで、悪路でも余裕の走破性を見せてくれます。
最低地上高も205mmと十分な高さがあります。装備されている大径タイヤやバンパーが干渉しにくい形状になっているなど、悪路での使用を想定した作りです。
一方で街中での走行が多いのであれば、オーバースペックというケースもあるでしょう。街乗りでの快適性や燃費を考えると、アウトドアや悪路での使用がほとんどないなら、別の車種の方がよい方もおられます。
- 車両寸法:3,395mm×1,475mm×1,725mm
- ホイールベース:2,250mm
- 最低地上高:205mm
- 燃料消費率:14.3km/L~(4WD)
- 車両価格:1,555,400円~
スズキ ハスラー

本格的な4WDのジムニーほどではなくても、悪路走破性がある車が欲しい方におすすめなのは、スズキのハスラーです。軽自動車でも、最低地上高が高くなっているので、悪路や雪道での走破性が期待できます。
ジムニーの場合は、3ドアとなっており、後席に乗り込むときに少し窮屈になります。しかしハスラーは5ドアになっていますし、ハイブリッドも搭載されているので燃費もよく、街乗りに適しているといえるでしょう。

アクティブに使うのが似合う内装デザインになっているだけでなく、最低地上高は180mmを確保していたり、アプローチアングルやデパーチャーアングルも考慮されているなど、実用性も優れています。
4WD車なら、スノーモードが搭載されており、雪道やアイスバーンでタイヤの空転を抑えてくれます。約30km/h以下の場合に、スリップしたタイヤをブレーキ制御するなど、安心して走行できる機能です。街乗りからちょっとした悪路まで楽しく走行できるでしょう。
- 車両寸法:3,395mm×1,475mm×1,680mm
- ホイールベース:2,460mm
- 最低地上高:180mm
- 燃料消費率:20.8km/L~(4WD)
- 車両価格:1,387,100円~
【2022年最新】ハスラーの標準車とJスタイルの違いは?内装や外装を徹底比較
ダイハツ タフト

ダイハツのタフトは、角ばったデザインで、無骨なスタイルになっています。丸目のヘッドライトが採用されているハスラーとは異なった印象があります。
タフトの特徴は、全車に標準装備されているスカイルーフトップです。シェードを開けば、頭上に大空が広がります。4WD車にふさわしくドライブが楽しくなる装備です。
4WD車を考慮しておられる方の多くは、アクティブに使ったり、荷物を積載するシーンが多いことでしょう。タフトの後席はスライド機構はないものの、リアシートバックを前に倒すと隙間のないフラットなスペースが出現します。

フレキシブルボードを下げた下段スタイルや立てかけスタイルなど、荷物に合わせてラゲージスペースを調整しやすいのはメリットです。
最低地上高も190mmもあるので、キャンプ場までの悪路などでも余裕の走破性を見せてくれるでしょう。ぬかるみがある道では、グリップサポート制御があるので、タイヤの空転を抑えてくれます。
- 車両寸法:3,395mm×1,475mm×1,630mm
- ホイールベース:2,460mm
- 最低地上高:190mm
- 燃料消費率:21.1km/L~(4WD)
- 車両価格:1,353,000円~
タフトの内装は?アクティブに使えるインテリアの魅力を徹底解説!
ダイハツ タントファンクロス

画像引用元:ダイハツ
ダイハツが発売するタントシリーズに追加された、SUVテイストのモデルがタントファンクロス。グリルに縁取りされているクロームや樹脂製パーツなど、力強さとアクティブさが表現されています。
ベースがタントになっているので、助手席側はピラーレス構造となっており、大開口口で荷物の出し入れもしやすいです。

画像引用元:ダイハツ
収納スペースも十分にあるので、アウトドアやドライブに出かけたときも便利に使えるでしょう。純正アクセサリーも豊富で、アウトドアに使いやすいものが設定されています。自分好みのスタイルにカスタマイズしやすいので、使い勝手がよいでしょう。
SUVテイストになっていますが、最低地上高が高いとはいえないため、走破性の面ではタフトほど期待できません。あくまでもSUVテイストであることやキャンプなどで使いやすいモデルといえそうです。
- 車両寸法:3,395mm×1,475mm×1,785/1,805mm
- ホイールベース:2,460mm
- 最低地上高:150/165mm
- 燃料消費率:19.6km/L~(4WD)
- 車両価格:1,721,500円〜
ホンダ N-BOX

ホンダのN-BOXは、軽自動車だけでなく、普通車も含めた販売台数で大きなシェアを誇っています。スーパーハイトワゴンなので、悪路走破性が優れている訳ではありませんが、走行性能や室内の利便性に優れているのでおすすめできるモデルです。
ホンダのNシリーズには、商用車でアウトドア向けにカスタムしやすいN-VANも設定されています。車中泊仕様などにカスタムするのに適していますが、後席のクッション性などから複数人乗車しての街乗りは厳しいといえるでしょう。

乗用タイプのN-BOXも、リアシートを簡単に倒してフラットなスペースを作り出せるので、アウトドアの小物を積載しやすいです。
全車に4WDが設定されているので、積雪地帯に住んでおられる方も安心して運転できるでしょう。
- 車両寸法:3,395mm×1,475mm×1,790/1,815mm
- ホイールベース:2,520mm
- 最低地上高:145mm
- 燃料消費率:19.0km/L~(4WD)
- 車両価格:1,448,700円~
N-BOXの値引額は?人気軽自動車の魅力から値引き情報、競合車種との徹底比較
スズキ スペーシアギア

画像引用元:スズキ
スペーシアギアは、2018年にスペーシアに追加されたSUVテイストのスーパーハイトワゴンです。広々とした車内とスライドドアの大開口が人気を集めていますが、スペーシアギアはアウトドアに使いやすいデザインを採用したモデルです。
スペーシアシリーズは、スーツケースをモチーフにしているので、道具感があるデザインになっています。スペーシアギアは、ルーフやフロントフェイス、さらに足回りにガンメタリックが採用され、タフな雰囲気を与えています。

画像引用元:スズキ
インテリアには全席に撥水加工されたシートが採用されており、濡れた荷物や服でも気兼ねなく乗り降りできるのも魅力です。
インパネだけでなく、後席右側にあるアクセサリーソケットもスマートフォンの充電をするのに便利な装備。趣味も楽しめるモデルになっています。
- 車両寸法:3,395mm×1,475mm×1,800mm
- ホイールベース:2,460mm
- 最低地上高:150mm
- 燃料消費率:19.2km/L~(4WD)
- 車両価格:1,725,900円~
スペーシアギアの内装は?アウトドアにぴったりの装備をご紹介!
軽自動車の4WDを選ぶポイント

軽自動車の4WDを選ぶポイントをご紹介しましょう。
- 最低地上高
- ラゲージスペース
- 車両価格
目的と普段の使用シーンを考慮すると、自分に適した愛車選びができるでしょう。
積雪があるなら最低地上高をチェック
まずは最低地上高をチェックしておきたいものです。最低地上高は、地面から車両の低い部分までの高さのことです。最低地上高が高いほど、悪路での走破性が高くなります。
一般的な軽自動車の場合は、150mmほどの車両が多いですが、悪路走破性がよいモデルは、180mmを超える数値です。本格的な4WDといえるジムニーは、200mmを超えるほどです。
積雪がある地域では、道路にわだちが発生しており、乗り越える必要があるシーンもあるでしょう。このようなケースで、最低地上高が高い4WD車を選択していると、余裕の走破性を見せてくれます。
もちろん凹凸がある道を走破するときも、最低地上高が高いモデルの方が走破しやすくなります。
普段の積載の必要性をチェック
荷物を積載するときの必要性をチェックしておきましょう。たとえば、スーパーハイトワゴンは室内空間が広々していますが、荷室そのものは大きくはありません。
しかしリアシートを調整できるモデルであれば、荷物の大きさに合わせてシートをスライドさせられるので、荷室スペースも調整できます。
またダイハツのタフトのように、リアシートのスライド機構はなかったとしても、倒してしまえばフラットな空間が作り出せるモデルも便利です。
段差や隙間がなく、フラットな空間になるので、アウトドア用品の積載にぴったりといえます。荷物の種類や大きさ、そして使い勝手が異なるので、自分が好みの荷室スペースがある車を選ぶとよいでしょう。
アクティブに使えるモデルには、後席にアクセサリーソケットが用意されているものもあるため、車中泊にも使うのであれば装備も要チェックです。
新車価格や中古車価格をチェック
軽自動車といっても、車両価格が高くなっているので、新車価格や中古車価格もチェックしておきたいものです。スーパーハイトワゴンの4WDモデルであれば、それほど高くないグレードも選択できます。
しかしスタイリッシュなカスタム系グレードやアクティブ感があるグレードになると、車両価格も高くなる傾向があります。
もちろんそれらのグレードは装備も充実しているので、必要な装備があれば車両価格が高くても満足できる可能性もあるでしょう。
自分が外せないと思う装備やエクステリアデザインを選んでおき、該当するグレードや車種の車両価格を比較しておくのはおすすめです。
車両価格が高いグレードになると、価格が抑えられる中古車を検討しがちです。しかし車両コンディションを考慮すると、新車購入の方が長期的に見てお得なケースもあるので、よく検討しましょう。
加速性能をチェック
4WD車を選択する場合、加速性能をチェックしておきましょう。軽自動車の場合は出力も限られているので、ターボ車なのかNA車なのかの違いです。
近年の軽自動車のNAエンジンも十分なパワーがあるので、高速道路でもパワー不足を感じる場面は少ないといえるでしょう。
しかし4人乗車していたり、長距離運転が多いのであれば、パワーにゆとりがあるターボ車の方が力強く走行できます。
また、峠道を走行するときも、ターボ車の方が走りにゆとりがあるでしょう。ターボ車とNA車は車両価格も異なりますが、乗車したときのストレス性も考慮しておくのはおすすめです。
ダイハツのタントであれば、ターボ車とNA車の燃料消費率の差が少なくなっているので、このような車種はターボ車を選ぶのもよいでしょう。
2WDと4WD車の違いは?

2WDと4WD車の違いをご紹介しましょう。4つのタイヤで駆動力を伝えていること、路面に伝わるまでのロスがあるため燃費が悪くなりがちです。
4WD車は4つのタイヤで駆動力を伝える
4WD車は、4輪駆動車とも呼ばれており、4つのタイヤすべてを駆動させる方式です。雪道や悪路など、路面状態が悪いところでは、駆動しているタイヤが多い方が安定して駆動力を路面に伝えられます。
そのため、一般的な2WD車であるFF方式と比較して、雪道や凍結路での発進などで威力を発揮します。4WD車は電子制御によって、滑りやすい路面で駆動力の制御を行うものが多いです。これにより、タイヤが空転しすぎないようにしながら路面に駆動力を伝えます。
ジムニーのように、本格的な4WD車の場合には、カスタムすることで強制的に4輪を駆動させるデフロックなどの方法があります。しかし一般的には、空転したタイヤを制御するブレーキLSDなどが多く採用されている機構です。
4WD車は燃費で不利になる
一般的には、4WD車は燃費で不利になります。これは4つのタイヤすべてに駆動力を伝えるために、どうしてもロスが発生してしまうからです。
しかしこれは一般的な話で、近年の4WD車の場合は効率よく設計されているため、2WD車と4WD車の燃費の差が少ないモデルもあります。
ダイハツのタフトであれば、2WD車の21.3km/Lに対して、4WD車の21.1km/Lと燃費の差がほとんどありません。あくまでもカタログの燃料消費率になりますが、実燃費でも差が開きにくいと考えられるでしょう。
他のモデルでもこのような傾向が見られるため、4WD車だからといって、圧倒的に燃費が悪くなるという訳ではありません。しかし機構を考えると、2WD車よりは燃費の面で不利になるのは事実です。
軽自動車の4WD車を選ぶメリット

軽自動車の4WD車を選ぶメリットには、路面をしっかり捉えて走行できること、さらに安定して走行できることがあります。
路面をしっかり捉えられる
4WD車は4つのタイヤで駆動力を伝えるので、路面をしっかり捉えられます。雪道や凍結路など、路面のミューが低く、滑りやすい道路で発進するときなど、4WDのように4つのタイヤで駆動するとしっかり加速してくれます。
一定の速度で走行しているときは問題ないものの、発進時に4つのタイヤが駆動するメリットが活かされるのです。
安定して走行できる
4輪のタイヤが駆動すると、走行安定性が高くなるのも特徴です。無駄なく力を路面に伝えることができ、特に高速走行時でもふらつきにくくなります。
停止からの発進時だけでなく、高速走行での安定性も、2WD車と比較して高くなります。高速道路での走行が多いのであれば、安定して走行できるのはメリットとなるでしょう。
普通車より維持費を抑えられる
普通車ではなく、軽自動車の4WDであれば維持費を抑えられます。軽自動車は普通車よりも税金などが抑えられるので、普通車よりも安く維持できます。
また車種によっては排気量が小さいことから燃費がよい車種もあり、ガソリンの消費量を抑えられるのも特徴です。大排気量の普通車を維持するよりも経済的な負担が少なくなります。
お得に軽自動車を購入する方法
お得に軽自動車を購入する方法をご紹介しましょう。4WD車の購入では、車両価格も高くなるケースもあるため、低金利ローンの利用がおすすめです。
低金利ローンとは、金利が低いローン商品のことです。200万円を超えるほどの車両価格になる軽自動車の場合には、ローンの利用も一般的になります。ローンを利用すれば、手元のキャッシュを残しておきながら、無理なく返済できるからです。
しかし毎月の支払い額を一定にできる一方で、手数料負担が発生します。その手数料を抑えられるのが低金利ローンです。
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