軽自動車はコンパクトで小回りが利くので運転がしやすく、維持費も安いので幅広い世代に人気の車となっています。軽自動車は、メーカーごとに様々な特徴があるので、自分に合った軽自動車を選ぶためには、それぞれのメーカーのポイントを押さえておくとよいでしょう。
それぞれの軽自動車のメーカーの特徴を、人気車種や選び方と共に解説します。

軽自動車のメーカーと人気車種
現在、スズキ、ホンダ、ダイハツ、日産、三菱の4社が軽自動車の販売をしている日本のメーカーとなります。
スズキ
スズキは軽自動車部門をけん引し、ワゴンRなどのロングセラー商品を多数販売してきた自動車メーカーです。主に軽自動車などのコンパクトカーに力を入れています。スズキの強みの1つは、選択肢の広がる豊富なラインナップです。軽自動車に特化したスズキなので、かわいい車やかっこいい車など多様なニーズに合わせた多くの車種を輩出しています。
さらに、ハイブリッドシステムを搭載した車種も多く、優れた燃費性能がある車種があります。さらに、スズキにはいくつもの予防安全機能があって、より安心して運転できる安全性能が搭載されていることも人気のポイントです。
多数あるスズキの人気車種の中から3車種をご紹介します。
ハスラー

画像引用元:スズキ
個性的で遊び心のある外装と内装の高いデザイン性と、さらにアウトドアシーンなどでの軽いオフロードでも活躍するSUVテイストが人気の理由となっています。4WD車ならグリップを高める機構が搭載されており、悪路走破性が高いのも魅力です。
ジムニー

本格4WDモデルで、優れた突破性があり、オフロードでも頼もしい存在のSUV車です。走行性と共に安全性能などのポイントもしっかり押さえられているので、キャンパーやアウトドアが好きな方に人気です。
ワゴンR

優れた燃費性能と機能性のバランスがとれた車種として人気が高くなっています。さらに、乗る人を選ばない親しみやすいシンプルなデザインで、スズキを代表する車種です。
ダイハツ
ダイハツは、軽自動車を中心にしたスモールカー事業に特化しています。現在も人気の高い車を多く販売しています。細い道の多い日本ならではの独自のサイズの軽自動車は、シンプルでコンパクトなので、海外での評判も高く、国内だけでなくインドネシアやマレーシアなどでも、その国のニーズや好みに合わせた自動車を開発、生産しています。
ダイハツの多数ある人気車種の中から3車種をご紹介します。
タント

画像引用元:ダイハツ
ダイハツ車の中で、最もファミリー向けのクルマがタントです。タントは室内空間が広いので、チャイルドシートが必要なお子さまのいる方や介護が必要な高齢者がいる家族には、特におすすめのクルマとなっています。
さらにタントといえば、ミラクルオープンドアです。助手席側のセンターピラーがない広大な開口部は、たくさんの荷物をもって乗り降りしたりお子さんや高齢者の方にも非常に便利です。
タントファンクロス

ウェイクは、アウトドアにおすすめなダイハツ車となります。車高が高く、軽自動車のなかでもトップクラスの室内空間を持っていて、アウトドアにぴったりです。
アウトドアでは、水に濡れたり土や泥を持ち込んでしまうこともありますが、すべてのシート表皮が撥水加工されているので安心です。気にせずアウトドアを楽しむことができます。
ミラ イース

画像引用元:ダイハツ
ミライースは、街乗りするのに便利なダイハツ車です。車両本体価格が、安くて手に入れやすい車としても人気なミライースですが、コンパクトなボディで小回りが利くので、普段使いの車としてもとてもおすすめとなります。
さらに、ミライースは軽自動車の中でも、トップクラスの低燃費性を誇っています。これは、ダイハツのエコ技術のイーステクノロジーを採用していること、ボディの軽量化やエンジン効率を高めるなどしていることにより実現しています。
ホンダ
ホンダのNシリーズは、日本で最も売れている軽自動車になります。その特徴は、車内空間の広さ、低重心で安心した走行性能、さらに積載性のよさとなっています。ホンダの軽自動車には、先進の安全技術とゆとりの室内空間の確保など、数多くの工夫が組み込まれています。
ホンダの人気車種から3車種をご紹介します。
N-BOX

N-BOXは現在、日本で1番選ばれている軽自動車となります。また、2020年にはマザーズセレクション大賞を受賞し、子育て中のママたちが他のママにも推薦したい車として選ばれました。
ホンダならではの力強さとのびやかさを両立させた走りはそのままに、シンプルで飽きのこないデザインになっていますので、女性だけでなく男性からも支持されております。また、2022年モデルのN-BOXには渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロールも加わっていて、ドライバーの疲労軽減に貢献しています。
N-WGN

画像引用元:ホンダ
N-WGNは、丸目が特徴的です。ファミリー向けのN-BOXよりもN-WGNはコンパクトなので、個人で乗る事が多い方向けといえるでしょう。
スライドドアではないことと天井の高さが少し低くなる事が、N-BOXと大きく違います。しかし全長の長さはほとんど変わらないので、車内スペースはとても広くなっています。また運転席には、ホンダの軽自動車で初めて「テレスコピックステアリング」を標準装備しています。
N-ONE

画像引用元:ホンダ
N-ONEは、コンセプトに長く使えて飽きがこない、また価値が変わらないとしていて、ずっと大切にしたくなるタイムレスデザインとなっています。デザインのコンセプトはホンダのN360というモデル。
2020年にモデルチェンジしましたが、初代とデザインがほとんど変わっていません。さらにコンパクトでありながら、軽快で快適な走りなので、安定した人気を維持しています。
日産
日産は、日本の大手自動車メーカーのひとつです。現在では電気自動車や自動運転などの最先端の分野で、他社よりも大きくリードしていて、今後も大きく期待されているメーカーです。自動車メーカーとしての歴史は長いですが、2011年に軽自動車市場へ参入しました。
日産の人気車種から3車種をご紹介します。
ルークス

画像引用元:日産
ルークスは、2020年にその年を代表する車を選ぶ、日本カー・オブ・ザ・イヤーを国内の自動車の中で初めて、軽部門を受賞しました。また2020年には、グッドデザイン賞を受賞するなど、話題の多い人気車種となっています。ルークスには、標準モデルとエアロパーツが装着されたハイウェイスターモデルの2種類が用意されています。
デイズ

画像引用元:日産
デイズは、プロパイロット機能が軽自動車で初めて搭載された、日産の人気車種となります。2020年には、自動車の安全性能を評価する、自動車アセスメントで最高評価のファイブスター賞を受賞して、安心安全な軽自動車として注目されました。
SAKURA

デイズをベースにつくられたSAKURAは、未来的なエクステリア、EV車ならではの滑らかな走りと静粛性が特徴となっています。上級グレードの「G」には、プロパイロットが標準装備されています。
三菱
三菱自動車は、SUV車や電気自動車の開発に力を入れています。三菱の特徴のひとつは、PHEV(プラグインハイブリッド)になります。PHEVは他社メーカーからも開発されていますが、三菱のPHEVはガソリンとの併用で、最大約10日分の電力確保が可能です。軽自動車には、EV車がラインナップされています。
三菱の人気車種も3車種ご紹介します。
ekクロス
ekクロスは、三菱らしい力強いフロントマスクが特徴的となっているので、男性からの人気がとても高い車です。
走行性能にもとても優れていて、搭載されている「グリップコントロール」という機能は、ぬかるんだ道路や雪道といった悪路で片側の駆動輪が空転してしまった時に発進をサポートしてくれるものとなっています。万が一の時であっても、安心して運転する事が出来ます。
ekワゴン

画像引用元:三菱
ekワゴンは、2001年から販売されている車です。姉妹車として販売されているekクロスとは、雰囲気が大きく違い、可愛らしい印象の曲線が目立つエクステリアとなっています。
ボディの軽量化、さらには空気抵抗の減少によって、低燃費を実現させています。燃費性能を重視される方には、大きな魅力となっています。
eKクロスEV

毎日のちょっとした街乗りに適したのが、軽の電気自動車のeKクロスEVです。ガソリンスタンドに行かずに、お家で充電できるようにすれば簡単に充電できます。
30円/kWhの電気代の場合は、フル充電で約600円と電気代もリーズナブルですし、深夜電力がお得なプランならさらにお得になります。モーターによるスムーズな走りも魅力です。
OEMしているメーカーと車種
最近、自動車専門メディアでよく耳にするワードの1つがOEMという言葉です。OEMとはなんでしょうか。OEMとは「Original Equipment Manufacturing」の略語で、日本語では他社ブランドの製品を製造することを意味しています。
2023年現在、軽自動車の開発や生産を自社でしているメーカーは、ホンダ、ダイハツ、スズキとなります。さらに、日産と三菱は共同で合弁会社「NMKV」を立ち上げて、軽自動車の規格と開発を行っていて、生産の担当は三菱の水島工場が行っています。
また過去に軽自動車を生産していた国産メーカーとして、スバルとマツダの2社があります。他のトヨタ、日産、スバルの3社は、自社で製造している軽自動車はありません。この3社から発売されている軽自動車はすべて、他のメーカーが製造しているOEMモデルになります。
スズキが供給するOEM車
スズキは、マツダ、三菱、日産にOEM供給をしています。
たとえば、スズキの人気車種の「アルト」は、マツダから「キャロル」として発売されています。
スズキからマツダへのOEM供給車
スズキの車種名 | マツダの車種名 |
エブリイ | スクラムバン |
エブリイワゴン | スクラムワゴン |
アルト | キャロル |
ハスラー | フレアクロスオーバー |
スペーシア | フレアワゴン |
ワゴンR | フレア |
スズキから三菱へのOEM供給車
スズキの車種名 | 三菱の車種名 |
エブリイ | ミニキャブバン |
エブリイワゴン | タウンボックス |
スズキから日産へのOEM供給車
スズキの車種名 | 三菱の車種名 |
エブリイ | NV100クリッパー |
エブリイワゴン | NV100クリッパーリオ |
ダイハツが供給するOEM車
ダイハツは、トヨタとスバルにOEM車の供給をしています。OEM供給車をまとめてみましょう。
ダイハツからトヨタへのOEM供給車
ダイハツの車種名 | トヨタの車種名 |
キャストスタイル | ピクシスジョイ |
ハイゼットカーゴ | ピクシスバン |
ハイゼットトラック | ピクシストラック |
ミラ イース | ピクシスエポック |
ダイハツからスバルへのOEM供給車
ダイハツの車種名 | スバルの車種名 |
ハイゼットカーゴ | サンバーバン |
ハイゼットトラック | サンバートラック |
タント/タントカスタム | シフォン/シフォンカスタム |
ムーブ/ムーブカスタム | ステラ/ステラカスタム |
ミラ イース | プレオプラス |
軽自動車を購入するメリット
なぜ人気が軽自動車に集中しているのでしょうか。軽自動車のメリットにはどんなものがあるでしょうか。
取り回しがしやすい
まずあげられる点としては、軽自動車は小回りが利きますので、狭い道や駐車場などでも運転がしやすいという点が挙げられます。住んでいる環境や道路事情によっては、普通車が入りにくいところを通る必要もあるでしょう。
維持費を抑えられる
さらに、税金や車検代などの維持費が安いこともあげられます。車の維持費の中には、税金や車検代以外にもオイルやタイヤなどの消耗品の交換代金もありますが、軽自動車の場合はそれらの金額も普通車より、比較的安価となります。さらに軽自動車は、燃費がいいのでガソリン代も普通車より安くなります。
軽自動車の選び方
軽自動車を選ぶポイントは人によってさまざまです。まずは、自分が何を重要ポイントとするかを考えてみましょう。その際に参考にできる点の中から、いくつかをあげます。
燃費のよさ
最近は特にガソリン代が高くなっていますので、軽自動車の燃費性能のよさは、ガソリン代を安く抑えられるので大きな魅力です。
ただし、燃費性能のよい車種を選ぶときは、カタログに掲載されている「カタログ燃費」だけではなくて、「実燃費」つまり実際に走行したときの燃費を参考にすることが必要です。
実燃費のよい軽自動車
メーカー「車種名」 | カタログ表記 WLTCモード | 実燃費 |
スズキ「アルト」 | 25.2㎞/L | 21.2㎞/L |
ダイハツ「ミライース」 | 23.2~25.0㎞/L | 23.2㎞/L |
スズキ「ラパン」 | 26.2㎞/L | 21.9㎞/L |
スズキ「ハスラー」 | 25.0㎞/L | 21.4㎞/L |
※実燃費は2023年1月時点での調査
アルトのようにマイルドハイブリッド搭載モデルは、郊外の走行であれば25km/Lを超える実燃費を出すケースもあるようです。カタログ値を上回ったという情報もあったため、実燃費も期待できるでしょう。
【2023年】燃費の良い軽自動車をお探しの方必見!低燃費な軽自動車10選
車内空間の広さ
車内の広さは乗ったときに快適な空間と感じるかに大きな影響を与えるので、重要なポイントになります。
特に、ベビーカーを開いたまま載せたい方や、キャンプなどのレジャー用品やスポーツ用品などを載せる方には、ハイトワゴンやスーパーハイトワゴンなど特に車高が高く車内空間の大きいタイプがおすすめです。
自分の好みにあったデザイン
長期間にわたり生活上のパートナーとして長く乗ることになる車は、経済的メリットや車を使う目的に加えて、車のデザインが自分の好みに合っている、ということも重要なポイントとなります。自分好みのデザインであれば、運転をするときに楽しさをより一層感じることができます。
多くのメーカーでは「かっこいい軽自動車」や「かわいい軽自動車」など、実用性以外にも、流行やニーズを取り入れて開発がされています。さまざまな車種がありますが、一部をご紹介します。
軽自動車のデザイン かっこいい系
メーカー | 車種 | ポイント |
ダイハツ | タフト | ・スクエアなボディ ・アウトドアユースを目的に作られた車 ・遊び心を感じる個性的なデザイン |
スズキ | ハスラー | ・クロスオーバーSUV ・ボディカラーが10種以上のバリエーション ・アウトドアやレジャーを楽しむための機能が備わっている |
スズキ | スペーシアギア | ・SUVテイストでワイルドでかっこいい印象のモデル ・汚れた荷物をラフに積み込んでも掃除が楽。 ・全席に防水加工がされたシート。 |
三菱 | eKクロス | ・クロスオーバーSUV ・モダンでシックなデザインのダッシュパネルがかっこいいポイント ・軽自動車としては1クラス上の高級感が魅力 |
ホンダ | N-BOX | ・質感の高さ、機能性が充実 ・落ち着きあるインテリアと1クラス上の質感を演出するアイテムが充実 ・開口部の広いスライドドア |
軽自動車のデザイン かわいい系
メーカー | 車種 | ポイント |
スズキ | ラパン | ・「ぬくもりのあるカタチ」のかわいいボディ ・ヘッドランプやミラーなどの丸いデザイン ・あらゆるところにウサギのモチーフ |
スズキ | ハスラー | ・丸形のヘッドランプと四角いボディがかわいい ・ビビットなオレンジやイエローといったカラーなど13色のラインナップ |
ホンダ | N-ONE | ・「丸・四角・台形」からデザインされたシンプルでかわいいエクステリア ・室内は「ミニマル」をテーマにデザイン |
ダイハツ | ムーヴ キャンバス | ・レトロでかわいいデザインのスーパーハイトワゴン ・両側スライドドア ・かわいさと使い勝手の良さが抜群 |
ダイハツ | ミラ トコット | ・柔らかくくすんだ印象のカラーバリエーション ・自分好みにドレスアップできる ・シンプルで飽きのこないデザイン |
お気に入りの1台を見つけるポイントには「シンプル」や「レトロモダン」などがあります。
他にも人気車種、用途、装備や性能など、軽自動車を選ぶ際に考えられるポイントがあります。自分の中で重視するポイントを決めて、候補の車種を比較検討しながら、ぜひ自分に合ったお気に入りの車を見つけましょう。
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