水平対向エンジンなど個性的なエンジンを搭載したモデルを発売しているスバルは、軽自動車も販売しています。2023年時点で全ての軽自動車がOEM販売している車種です。
スバルの軽自動車のラインナップや特徴を詳しくご紹介します。さらにスバルの軽自動車をお得に購入する方法も解説します。
スバルが販売している軽自動車

スバルの車といえば、水平対向エンジンやAWDシステムを思い浮かべる方が多いでしょう。歴史があるスバルの車ですが、実は初期から軽自動車を販売していました。
1958年にスバルの360が大人4人が乗れる軽自動車として、リアエンジンリアドライブのモデルが発売されました。その後もスバルは、レックスやヴィヴィオなどの軽自動車やリアエンジンを採用した軽トラックのサンバーなどを発売していました。
2008年にスバルは軽自動車開発から撤退し、普通車のみの開発となります。軽自動車はOEMモデルのみを取り扱っており、ダイハツと業務提携しています。
OEM車両について
スバルは軽自動車はOEMモデルを取り扱っていますが、そもそもOEM車両とはどのようなものでしょうか?英語で「Original Equipment Manufauturer」という言葉の略となっており、他社の商品を自社ブランドとして販売する形のことです。
OEMモデルを販売すると、自社で開発することがないため、コストを抑えられます。国内での軽自動車メーカーとして、スズキやダイハツなどが優勢になっているため、スバルは軽自動車の開発を中止したとされています。
軽自動車はOEMモデルにすることで、豊富なラインナップを維持しながらも、登録車に開発を集中させました。
スバルが販売していた軽自動車の特徴
スバルが過去に販売していた軽自動車には、スバルのこだわりが詰まった車種がありました。
過去の注目モデル:ヴィヴィオ

画像引用元:ヴィヴィオ SUBARU – スバル
1992年にデビューしたヴィヴィオは、レックスの後継車種として登場しましたが、シンプルでもかわいいデザインの車でした。
クラシカルなモデルも販売されると、かわいさから人気を集めたモデルになります。かわいいだけでなく、スバルらしいメカニズムが搭載されているのが特徴です。
足回りには軽自動車としては珍しい4輪独立懸架のストラット式を採用して、走りにこだわりました。また今では一般的になっている無段変速のCVTを採用したのもヴィヴィオでした。
スーパーチャージャーを搭載した4WDモデルも販売されるなど、ラリーでも実績のあるモデルが発売されていたのです。
過去の注目モデル:R1

画像引用元:R1 | SUBARU – スバル
スバルが初期に発売していた360のコンセプトを受け継いだ車として、2005年から2010年まで発売されていた車種です。軽自動車の規格よりも小さいサイズとなっており、スーパースモールカーとして知られていました。
個性的なエクステリアデザインをしており、かつ内装も上質なシートを採用するなど、細部にこだわりがありました。
4輪独立懸架方式を採用し、スーパーチャージャーを搭載、さらには4気筒エンジンで剛性の高いボディと「分かる人には分かる」1台となっています。中古車市場で、程度のよい車両は高値で取引されるほどです。
スバルがOEMで販売している軽自動車
スバルがOEM販売している軽自動車をご紹介します。
【スーパーハイトワゴン】シフォン

画像引用元:シフォン | SUBARU
タントのOEMモデルとなるシフォンは、軽自動車でトップクラスの車内空間の広さを誇っています。また助手席側のセンターピラーがないことも特徴です。
ピラーレス構造のミラクルオープンドアなら買い物の帰りで荷物がたくさんあったり、子どもを乗せたりするときも便利です。ドアロックまでの待ち時間がない、パワースライドドアタッチ&ゴーロック機能が搭載されているグレードなら、すぐに車を離れられるので便利。
デザインも角が丸まっていてかわいい雰囲気となっており、ファミリーカーにもおすすめの車です。
車両価格:1,386,000円~
WLTCモード燃料消費率:22.7km/L
【スーパーハイトワゴン】シフォンカスタム

画像引用元:シフォン | SUBARU
シフォンカスタムはタントカスタムのOEMモデルです。標準モデルから押し出し感のあるエクステリアデザインに変更されており、力強さも感じさせます。
2022年10月に改良されたタントカスタムに合わせて登場しているシフォンカスタムは、カスタムイメージを強化したデザインです。
台形のフロントグリルや薄くなったヘッドライトなど、洗練されたスタイルになりました。インテリアはブラック基調で質感が高いです。上質な軽自動車が好みの方や普通車からのダウンサイジングにも適した車です。
車両価格:1,804,000円~
WLTCモード燃料消費率:21.9km/L
【トールワゴン】ステラ

画像引用元:ステラ | SUBARU
ステラは元々スバルが開発していたトールワゴンです。軽自動車でも4輪独立懸架や4気筒エンジンを採用するなど、こだわりがある車として知られていました。2代目からはダイハツのムーヴのOEM車両として販売されています。
エクステリアは落ち着いた雰囲気があり、乗る人を選ばないデザインです。グレード展開もスタンダードな「L」と上質な「G」の2グレードあります。内装はベージュ基調になっていますが、ダッシュボードやステアリングホイール、またシフトノブなどがブラックです。
ブラックインテリアセレクションを装着すると、内装色がブラックになり、スタイリッシュな雰囲気に変化します。ちょうどよいサイズで運転しやすいステラには、安全装備も充実しておりパノラミックビューモニターで死角になりやすい部分をモニターに表示。
安心して街乗りできる装備が搭載されているのも特徴です。
車両価格:1,201,200円~
WLTCモード燃料消費率:20.7km/L
【トールワゴン】ステラカスタム

画像引用元:ステラ | SUBARU
ステラカスタムは、ダイハツの車であるムーヴカスタムがベースとなっています。ステラよりも上質なエクステリアデザインになり、押し出し感があります。
LEDヘッドランプだけでなく、LEDフォグランプも標準搭載されているので見た目がよくなるだけでなく、悪天候時の視界も確保可能です。
以前はターボエンジン搭載車も設定されていましたが、2023年2月時点ではNAエンジンのみの展開です。
車両価格:1,518,000円~
WLTCモード燃料消費率:20.7km/L
【トールワゴン】プレオプラス

画像引用元:プレオ プラス | SUBARU
プレオプラスは、ダイハツのミライースがベースとなっている車です。コンパクトで低燃費に走行できる車として販売されています。車両本体価格は約97万円からと低価格で購入でき、毎日の維持費も抑えられる車なのが特徴です。
燃料消費率はグレードによってWLTCモードで25.0km/Lと優れています。ハイブリッドは搭載されていませんが、実燃費でも低燃費に走行できるため、通勤にもぴったりの車です。軽量高剛性ボディを採用しながらも、ボディに樹脂パーツが採用されることにより、軽量で低燃費になりました。
低価格でも安全装備は充実しており、スマートアシストⅢが搭載され、ステレオカメラとソナーセンサーで障害物や歩行者などを検知してくれます。毎日使う車に嬉しい装備が充実している車です。
車両価格:970,200円~
WLTCモード燃料消費率:25.0km/L

【軽バン】サンバーバン

画像引用元:サンバーバン | SUBARU
スバルのサンバーの歴史は古く、1961年から発売されて2012年まで発売されていた自社開発のモデルと、2012年以降のダイハツ・ハイゼットのOEM車両に分けられています。
現行モデルはサンバーとして8代目のモデルで、スマートアシストを搭載しており、夜間の歩行者認識にも対応するようになりました。プラットフォームが刷新されて、より垂直に近いボディになったことで、車内のスペースを確保しています。
グレードによって装備される、「パワースライドドア ウェルカムオープン機能」が便利です。荷物をたくさん抱えているときでも、インパネのスイッチで予約しておくとパワースライドドアが自動で開錠してくれます。
また、簡単な操作でリアシートを倒してフラットな空間を作り出せますし、リアゲートの傾きをできる限り垂直にしてゆったりとした荷室を実現しています。使い勝手のよいユースフルナット&カーゴルームランプも仕事に使う方にぴったりの機能です。
車両価格:1,045,000円~
WLTCモード燃料消費率:15.6km/L
【軽バン】サンバー ディアス

乗用車だったディアスですが、現行モデルではダイハツ アトレーに相当するディアスとして販売されています。商用車なのですが、スタイリッシュなデザインでエクステリアにこだわる方も満足できるでしょう。
ディアスは、仕事だけでなくアクティブに車を使う方にもおすすめです。LEDのヘッドランプやフォグランプ、さらにクリアリアコンビランプなどおしゃれに見える装備もあります。
ちょっとした汚れなら簡単に拭き取れる、「イージーケアマット」があるので、アウトドアや園芸用品など汚れやすい荷物も気軽に積載できます。
商用車でもボディーカラーも豊富になっており、オレンジやブルーなども選択可能です。アクセサリーなどを活用すると、車中泊やアウトドアに使いやすいモデルです。
車両価格:1,727,000円
WLTCモード燃料消費率:14.7km/L
【軽トラ】サンバートラック

画像引用元:サンバートラック | SUBARU
サンバーシリーズのトラックです。サンバーバンと同様に6代目までは自社開発されており、その後ハイゼットトラックのOEM車両として販売されています。
業務に使いやすい広々とした荷台があり、LEDの作業灯と合わせると仕事の味方になってくれる車です。また荷台には、クラストップレベルの25個のフックを備えており、荷物に合わせて積載しやすくなっています。
軽トラックでもスマートアシストが搭載されているので、万が一の事故による被害を軽減してくれます。夜間の歩行者との衝突回避もサポートしているため、安心して運転できるでしょう。
組み合わされるミッションは、5MTかCVTです。FR用CVTが採用され、燃費性能と静粛性を両立しています。また4WD車の場合には、路面状況に応じて駆動力を制御したり、「4WD LOCK」に切り替えできる電子制御式4WDも搭載しています。
車両価格:968,000円〜
WLTCモード燃料消費率:16.5km/L(CVT)
スバルの軽自動車をお得に購入する方法
スバルの軽自動車をお得に購入する方法をご紹介しましょう。
未使用車
登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。つまり中古車という扱いになっていますが、走行距離は場内の移動で使われた分のみとなり、短い車両が多いです。
登録されているので、新車ではないということ、また次回の車検までの期間が短くなってしまうのは懸念点となります。しかし新車と異なり在庫がある車両なので納車までの期間が短く、新車よりお得に購入できることが多いため、費用負担を抑えて購入したい方におすすめです。
新車購入では納車までの期間が長くなるのが気になる方もおられますが、未使用車なら在庫があるため比較的短い期間で納車できます。もちろん在庫から選択する必要がありますが、在庫を多く抱えている店舗で探せば、好みの車を見つけやすくなります。
弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の在庫を展示しており、愛車選びのサポートが可能です!ぜひこちらからスバルの軽自動車の最新の在庫情報をチェックしてください。

低金利ローン
お得に車を購入したい方におすすめしたいのは、低金利ローンの利用です。車種によっては、オプションをプラスすると200万円近い車両価格になることもあります。
そのため、ローンを利用して車を購入する方も一般的です。しかしローンの場合は、支払額を一定にできるというメリットがある一方で、金利手数料の負担が発生します。
数%の金利の違いは気にならないと感じることもありますが、総支払額に換算すると意外なほど差額が発生することも。
たとえば、弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを取り扱っており、大変お得に購入していただけます。車種によっては他社同等プランと比較して何十万円も差額が発生するプランもあります。
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