軽自動車は街乗りをメインで利用する方も多く、乗り心地だけでなく燃費を重視される方も多いです。
安全装備が充実していたり、好みのデザインであることも大切ですが、燃費は車のコストを大きく左右する要素です。
ダイハツが発売しているミライースは、燃費がよい車として知られています。ではミライースの実燃費はどのくらいでしょうか?
ミライースの特徴やカタログ燃費、さらに実際に計測した実燃費など詳しくご紹介します。
ミライースの燃費について

軽自動車の燃費競争が行われた結果として、ハイブリッドカーに迫る燃費をたたきだしているのがミライースです。
スズキのアルトの対抗馬として、燃費性能を高めてきた結果として、優れたデザインだけでなく低燃費と低価格を両立したモデルとなりました。
特に現行モデルは燃費性能を高めているだけでなく、乗り心地なども改善されています。現行モデルのカタログ燃費や実燃費を見ていきましょう。
ミライースのカタログ燃費

画像引用元:ダイハツ
ミライースのカタログ燃費は以下の通りとなっています。
【ミライースのカタログ燃費】
2WD(L“SAⅢ”、L、B“SAⅢ”、B) | WLTCモード:25.0km/L |
2WD(G“SAⅢ”、X“SAⅢ”) | WLTCモード:25.0km/L |
4WD | WLTCモード:23.2km/L |
カタログ燃費は、先代モデルから大きくは変更されていません。カタログ燃費だけでなく、走行性能にもこだわって設計しているからです。
軽量化を果たしながらも、商品力も向上させているのがミライースの特徴です。
もちろん先代からすでに燃費がよかったので、気になるほどではないでしょう。
特に4WDモデルであっても、燃費が落ち込んでいないのは注目に値します。
先代モデルのカタログ燃費は以下の通りです。
【先代モデルのカタログ燃費】
2WD | JC08モード:35.2km/L |
4WD | JC08モード:32.2km/L |
2WDモデルでは、現行モデルでカタログ燃費が少し劣っていますが、ボディの軽量化などによって実燃費への影響は少ないです。
ミライースの実燃費
ミライースの実燃費をe燃費の情報から見てみると、以下の燃費になっています。
ミライースの実燃費
2WD | 22.76km/L(カタログ燃費達成率91%) |
4WD | 19.22km/L(カタログ燃費達成率82%) |
カタログ燃費と比較してみると、少し劣っているのはどの車でも仕方ありません。WLTCモードの燃費は実燃費に近いとはいってもカタログ燃費を達成するのは容易ではありません。
しかし2WDと4WD共に高いカタログ燃費達成率を誇っているので、ストップ&ゴーが多い街乗りでも低燃費でしょう。
ちなみに先代モデルの燃費は以下の通りです。
先代モデルの実燃費
2WD | 19.1km/L |
4WD | 18.23km/L |
現行モデルと比較してみると、モデルチェンジによって燃費が向上していることが分かります。
※参考:e燃費
試乗してみた結果は?
カミタケモータースでは実車を用いて、燃費を計測してみました!
条件はこちら。
●ダイハツ ミライース グレードL
- 下道で約70km
- 渋滞のためかなりブレーキ・アクセルの切り替えが多かった
- エアコンはオフ
- ドライバーは2人(総重量150kg)
- 空気圧は適正値に調整
結果は・・・
70.5km走行→メーター平均燃費28.3km/L

走行距離がもう少し必要かもしれませんが、条件が悪い中での走行でもこの燃費は素晴らしいですね。WLTCモードのカタログ燃費よりもよい記録を残しています。
よく比較される車種の燃費を計測した記事はこちら⇓


燃費計測をした動画はこちら⇓
カミタケチャンネル!
燃費が良い軽自動車を3車種ピックアップして、カミタケモータースで燃費対抗戦を開催しました。実燃費がよかった車は、あの車種・・・?
気になる結果は、動画をご覧ください。

エコドライブアシスト照明が搭載されているので、
燃費が良い運転なのかひと目で分かりやすく、安全運転にも役立つと感じました。ミライースはアクセルブレーキで減速していくと時速7km以下からアイドリングストップに切り替わり、停止してくれるのもまた燃費を良くする機能の1つだと思います。
ミライースのグレード構成やグレード別の特徴

画像引用元:ダイハツ
ミライースの特徴も見ていきましょう。大きな特徴となっているのは低燃費を実現しているということ。
圧倒的な燃費のよさで、ハイブリッドカーに迫る燃費となっています。
ハイブリッドカー並の低燃費
軽自動車の燃費性能が向上したことにより、経済的にも環境的にも優れた車として、ハイブリッドカー並の低燃費を実現しています。
ダイハツのエコ技術であるイーステクノロジーを採用しており、軽量化で低燃費になっているだけでなく加速のよさも両立させているのが特徴。
「クールドi-EGR」はEGRクーラーで排気ガスを冷却してから燃焼室に戻し熱効率を最適化します。さらに気筒別に燃焼制御を行い、点火タイミングを最適化するのが特徴。
4WD車には低粘度のデファレンシャルギヤを採用しており、ギヤの噛み合い損失を低減することで効率を高めました。
機構だけでなく、バックドアやフロントフェンダーなどを樹脂化したことで軽量化も図られています。車体を軽量に仕上げることは、低燃費につながります。
モデルチェンジで魅力を高めた
2017年にミライースがモデルチェンジすると、その魅力的をさらに高めました。既述したように一部パーツが樹脂化されているだけでなく、低廉価グレードの「B」や「L」には、軽量タイプのタイヤとスチールホイールを採用。初代モデルと比較すると80㎏の軽量化を実現しています。
それだけでなく、デザインを変更して各部に整流アイテムが装備されたことから、空力性能も向上しています。先代から性能を高めたことから、走らせたときのフィーリングも向上させているのが特徴です。
G “SA Ⅲ”・G“リミテッド SA Ⅲ”

画像引用元:ミライース|ダイハツ
最上位グレードになる「G “SA Ⅲ”」は、さらに充実した装備になります。ドアミラーはオート格納式で、4WD車ならヒーテッドになります。
またフロントドアにもUVカットガラスが装備されているのも特徴です。運転席と助手席のシートヒーターや運転席シートリフターなど、普段の乗車で快適な装備があります。
X “SA Ⅲ”・X“リミテッド SA Ⅲ”

画像引用元:ミライース|ダイハツ
上位グレードになる「X “SA Ⅲ”」になると、装備が充実します。LEDヘッドランプが装備され、ドアミラーも電動格納式になります。
フルホイールキャップが装備され見た目の違いもあるのもポイントです。リミテッドになると、純正ナビ装着用アップグレードパックがあります。
L・L “SA Ⅲ”

画像引用元:ミライース|ダイハツ
「L」になると、パワーウィンドウが標準装備されます。しかし他の装備は、「B」と大きな違いはありません。バックドア車名メッキエンブレムが装備されているのが違いです。安全装備がある「L “SA Ⅲ”」も選択可能です。
B・B “SA Ⅲ”

画像引用元:ミライース|ダイハツ
エントリーグレードになるのが、「B」です。装備が抑えられており、LEDヘッドランプも装備されません。安全装備が搭載される「B “SA Ⅲ”」には、オプションで用意されています。
「B “SA Ⅲ”」には、ヘッドランプの他に、リアドア/バックドアウィンドウやスモークガラスがオプションになります。
ボディカラーも数が限られていたり、マニュアルエアコンになったりと、シンプルな装備です。
ミライースの快適な装備について
ミライースの快適装備には、キーフリーシステムやシートヒーター、さらにはオートエアコンがあります。
基本的にシンプルなグレード展開になっているので、装備もシンプルです。それでも、冬場でも快適に乗車できるシートヒーターや乗車時に空調を調整しやすいオートエアコンは、快適に乗車したいならチェックしておきたい装備です。
ミライースのおすすめグレード
ダイハツのミライースの中で、バランスよく装備と価格が整ったおすすめグレードは「X”SA III”」です。このグレードでは、LEDヘッドランプや車体色と一致した電動格納式ドアミラー(4WD車にはヒーテッド機能付き)、14インチのフルホイールキャップなど、便利で魅力的な機能が標準で備わっています。
普段使いでも違いを感じられるフロントウィンドウのスーパーUVカットガラスやUVカットガラスも装備されています。リアはスモークドガラスになっているので、車内のプライバシーも守られるのも嬉しいポイントです。
一方で、価格を抑えたい方には「L”SA III”」グレードも選択肢として魅力的です。こちらのグレードでは、フロント・リアのパワーウィンドウや13インチのフルホイールキャップが装備されていますが、価格は「X”SA III”」より抑えられています。
先代モデルとの比較

画像引用元:ダイハツ
ベーシックな軽自動車の代表ともいえるミラが競合モデルと燃費合戦になったことにより、驚異的な燃費を実現して話題となったのが先代モデル。専用デザインを採用したミラとして、その低燃費性が話題となりました。
先代モデルの特徴や現行モデルへの変化をご紹介します。
第3のエコカーとして登場した先代
経済性を第一に考えた軽自動車として、「第3のエコカー」というキャッチフレーズで登場したのが先代モデル。ハイブリッドシステムに頼らずに、各部の効率を高めたことで燃費を引き上げました。
JC08モードの燃費では、ライバル車種を引き離す30.0km/Lを実現します。圧縮比を高めたり、ボディを軽量化したことから低燃費が実現しました。またアイドリングストップ機構は車速が7km/hを下回ったときにエンジンが止まり、アイドリングの時間を短縮。
先代モデルにも安全装備の「スマアシ」が搭載されるなど、燃費性能だけでなく充実した安全装備も魅力となりました。
乗り心地にも気を配った現行モデル
現行モデルは乗り心地にも気を配っており、普段の街乗りでスムーズに走れるように設計されています。CVT制御がエンジンの特性を活かせるようになり、加速がスムーズになりました。
軽量高剛性ボディの「Dモノコック」を採用したり、足回り部品の最適化が図られているので、乗り心地の改善が行われています。
ノイズ対策やバイブレーション対策、さらに路面の凹凸にしっかりと追従するサスペンションなどによって上質な乗り心地も実現しました。
エクステリアには、LEDヘッドランプが採用されているグレードもあり、フロントフェイスがシャープな印象になりました。存在感のあるバンパー造形によって安心感を与えているのも特徴です。
リアビューも左右に黒のパーツが入れられているので、ワイドなイメージを感じさせたり、リアコンビの光らせ方も工夫されています。
競合モデルとの燃費比較
競合モデルとの燃費比較をしてみましょう。

直接のライバルになるのは、スズキのアルトでしょう。超軽量ボディで軽自動車でトップクラスの燃費を誇っているのが特徴です。OEM供給されている兄弟車はマツダのキャロル。
燃費のみで比較するとアルトの燃費はWLTCモードで25.8km/Lと、ミライースよりも低燃費です。エネチャージを搭載しており、減速時のエネルギーを使って発電して、通常走行時にはバッテリーに充電した電力で電装品を動かします。
カタログ上の燃費では小さな違いですので、実際の走行シーンによっては逆転することもあるでしょう。
燃費に影響するポイントして、アルトにはCVTの他に5AGS(オートギヤシフト)が装着されているグレード「F」があります。カタログ燃費は25.4km/Lです。
「F」以上のグレードには、エネチャージが搭載されたCVTとなっています。どちらもミライースの燃費よりも優れているのが特徴ですね。

よくある質問
Q1:ミライースのカタログ燃費は?
ミライースのカタログ燃費は、WLTCモードで2WD:25.0km/L、4WD:23.2km/Lとなっています。どちらも高い燃費となっており、普段の街乗りでの燃料コストを削減してくれます。
Q2:ミライースの実燃費は?
e燃費のデータによると2WD:22.76km/L、4WD:19.22km/Lという実燃費です。カタログ燃費達成率も非常に高くなっており、街乗りから郊外の走行まで低燃費でこなしてくれるモデルです。
Q3:ミライ―スのおすすめグレードとは?orミライ―スはどんな方におすすめ?
ミライースは、ガソリン代や維持費を抑えたい方におすすめのモデルです。低価格で購入できますし、ハイブリッド車に近いほどの実燃費を出してくれるので、コストを抑えて車を維持できます。
Q4:ミライースのグレードの選択方法とは?
ミライースのグレード選びの際には、重視する要素を決めておきましょう。購入コストを抑えるのであれば、「B」などの簡素なグレードが購入しやすいです。さらに安全装備があるのがよいなら、「B “SA Ⅲ”」があります。
ミライースをお得に乗る方法
ミライースをお得になる方法もご紹介しましょう。普段の維持費を抑えるために、低燃費の車を探しているなら、できるだけ購入費用も抑えたいものですよね。
車両価格も低価格な部類に含められるミライースをお得に購入するには、未使用車がおすすめです。
登録済(届出済)未使用車とは、初度登録済みですが一般の走行に供されていない車のことです。ほとんど新車と変わらないコンディションなのに、新車よりも比較的安く購入できるのが魅力。
車体価格が安い軽自動車は、値引きがあまり期待できないので、購入費用を抑えられるのは嬉しいポイントです。
未使用車の場合には、すでに登録されているのでメーカーオプションが追加できませんが、在庫が豊富な販売店なら好みのグレードを探せるでしょう。
弊社カミタケモータースでは、常時多数の在庫を展示しており、ミライースも取り扱っています。燃料コストを削減できるミライースをお得に購入して、毎日の通勤や買い物に活用してください。
未使用車の最新の在庫はこちらからご確認ください。
⇓未使用車の在庫はこちらから⇓
⇓低金利でミライースに乗る方法はこちら⇓


