軽自動車の販売台数でトップを維持してきたN-BOXは、軽自動車を代表するモデルとなってきました。その大人気車種のN-BOXがフルモデルチェンジして、2023年10月6日に発売されることになりました。
今回の記事では、フルモデルチェンジで変わるところを確認しながら、どのように優れた車になるのかを検証してみます。実際に展示会で公開されていたデモカーを取材してきたので、実写写真と一緒にご紹介します。これからN-BOX新型を購入するつもりの人はぜひ参考にしてください。
2023年秋、N-BOXがフルモデルチェンジ

2023年秋、N-BOXのフルモデルチェンジが行われます。発表は8月3日で、発売は10月6日からです。先行予約は8月から始まりました。
初代N-BOXの登場は2011年の12月、2代目は2017年、今度のフルモデルチェンジで3代目になります。
初代モデルは箱をイメージしたスクエアなスタイルが特徴的で、スーパーハイトワゴンの室内空間の広さと使い勝手のよさが魅力となりました。
2代目になると、室内空間の広さは変わることはなく、ワイド感があるデザインが採用されます。
そして、今回フルモデルチェンジする3代目N-BOXは自分、家族、友人など乗るすべての人に幸せな時間を提供することを目指して、改良されています。
特設サイトで先行公開

画像引用元:新型N-BOX|HONDA WEBサイト
新型N-BOXの情報は、以下の特設サイトで先行公開されています。
特設サイトでは、多くの方に愛されてきたN-BOXが、新しく生まれ変わること、特にNシリーズ初のHonda CONNECTの搭載が解説されています。
見やすくなった7インチTFT液晶モニター、向上した静粛性など、毎日乗る車に嬉しい装備や機能が高められていることが理解できます。
N-BOXのよさはそのままに、全体的に質感や機能を高めたモデルになると予想できるでしょう。さらにN-BOXの特徴については、公式サイトもチェックしてください。
N-BOXとは?

画像引用元:N-BOX|HONDA WEBサイト
フルモデルチェンジするN-BOXの特徴を見る前に、N-BOXとはどんな車なのか、特徴を抑えておきましょう。
ホンダのトールワゴン型軽自動車
N-BOXはホンダのトールワゴン型軽自動車です。現行モデルの主なタイプとして、N-BOX EX、N-BOX Custom EX・ターボ、N-BOX Custom 特別仕様車 Style+Blackなどがあります。
N-BOX EXは上品な個性と快適な装備を備え、N-BOX Custom EX・ターボは精悍なスタイルと走りの質が魅力。N-BOX Custom 特別仕様車 Style+Blackは生き方にこだわる人向けの特別な車になっています。
価格は全国メーカー希望小売価格で1,468,500円〜2,288,000円(消費税込み)です。
軽自動車販売台数でトップの人気車種
N-BOXの販売台数の推移がホンダ公式サイトに掲載されているので、引用してみましょう。
▼N-BOX シリーズ年間販売台数推移(自販連および全軽自協調べ)
年度 | 販売台数 | 軽四輪車順位 | 四輪総合順位 |
2011年 | 2,860台 | 45位 | 165位 |
2012年 | 211,155台 | 2位 | 4位 |
2013年 | 234,994台 | 1位 | 3位 |
2014年 | 179,930台 | 2位 | 5位 |
2015年 | 184,920台 | 1位 | 2位 |
2016年 | 186,367台 | 1位 | 2位 |
2017年 | 218,478台 | 1位 | 1位 |
2018年 | 241,870台 | 1位 | 1位 |
2019年 | 253,500台 | 1位 | 1位 |
2020年 | 195,984台 | 1位 | 1位 |
2021年 | 188,940台 | 1位 | 2位 |
2022年 | 202,197台 | 1位 | 1位 |
2023年(1-6月) | 112,248台 | 1位 | 1位 |
累計 | 2,413,443台 |
引用元:「N-BOX」が2023年上半期 新車販売台数 第1位を獲得
軽四輪車順位では2015年から1位を記録しています。四輪総合順位では2015年から1位か2位。2023年上半期(1~6月)の販売台数も112,248台で、登録車を含む新車販売台数において第1位となっています。N-BOXは人気車種なのです。
人気の理由は次のようなところにあります。
- 軽乗用車最大級の室内空間
- 質感の高い内外装デザイン
- 全タイプに標準装備された「Honda SENSING(ホンダ センシング)」(先進の安全運転支援システム)
- 優れた走行性能・燃費性能
見晴らしの良い視界を実現
N-BOXの人気の理由として付け加えたいのが見晴らしの良い視界です。N-BOXはスーパーハイト系ワゴンとなっていて、背が高く、着座位置も高く、視界が取りやすくなっています。遠くも見渡しやすく、運転も非常にしやすいです。
サイドビューサポートミラーを使うと、左側真下もよく見えます。左側真下に溝や崖があっても不安なく運転できますね。

新しいN-BOXはどう変わる?

2023年10月6日に登場する新型N-BOX。今からどのような車になるのかが楽しみですが、どこがどう変わるのか、知りたいですよね。新型N-BOXはデザインはもとより、使いやすさ、質感の細部に至るまで徹底的にこだわり、大きく進化を遂げています。
具体的にどこがどう変わるのか、特設サイトの情報を参考にしながらチェックしてみましょう。
マルチインフォメーション・ディスプレーを搭載

新型N-BOXには、「7インチTFT液晶メーター」というマルチインフォメーション・ディスプレーが搭載されています。ホンダ軽乗用車初の搭載です。表示される情報は以下の通りです。
- タイヤ角度モニター
- オドメーター
- Tripメーター
- 外気温表示
- 速度表示
- エンジン回転数表示
- 平均燃費
- 瞬間燃費表示
- 平均速度など
Honda SENSINGや各種情報を見やすく分かりやすく表示してくれます。
現行N-BOXではアナログ2メーター+小窓のTFTディスプレイという組み合わせになっていますが、少し進化しました。インフォメーション・ディスプレーが変わっただけで大きな変化とは言いづらいものの、より使いやすくなるために進化するのはうれしいものです。
静粛性が向上

新型N-BOXでは静粛性が向上しています。元々N-BOXは静粛性の高い車だと言われていて、ドライバーからの評判も高かったのですが、さらに向上することで満足度も高まるでしょう。より快適に運転ができるようになりました。
静粛性向上の秘密は、ルーフやフロアの部材を変更したことです。変更により高速道路でのクルージングの快適性が増しました。
Honda CONNECTに対応

新型N-BOXはNシリーズで初めて、新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT」に対応しました。「Honda CONNECT」でできることはいろいろあり、安心・ストレスフリーなカーライフを実現します。どんなことが可能なのか見てみましょう。
▼Hondaリモート操作
- エアコン操作
- スライドドア操作
- クルマを探す
- し忘れ通知・操作
エアコン操作では、乗車する前からN-BOXのエアコンのスイッチをリモート操作で入れられます。夏場に車内が熱くなったときも、これで快適に乗車できますね。
N-BOXのライトをうっかり消し忘れても大丈夫。消し忘れの通知がスマートフォンに届きます。
▼自動地図更新サービス
「Honda CONNECT」の自動地図更新サービスでは、新しく開通した道路や新しくできたコンビニ、レストランなどの情報を通信を利用して、自動的にカーナビに表示させます。最新情報が直接得られるので、地図更新のためにHondaのお店に行く必要はありません。
▼Hondaデジタルキー
Hondaデジタルキーという機能では、スマートフォンで車のドアロック操作、解除、エンジン始動ができます。スマートキーを忘れたときもこれで安心です。
ただ、インターネット通信圏外やスマートフォンの充電残量がなくなった場合などは機能利用ができなくなる場合があるので、スマートキーは必ず携帯してくださいね。
▼車内Wi-Fi
「Honda CONNECT」では、車内Wi-Fiも利用できます。タブレットの動画再生、オンラインゲーム、テレワークなどに活用できます。
車の周りでも利用可能で、キャンプでもWi-Fiにつながりますよ。長時間の移動でも、まるで自宅にいるかのようにネットを楽しめるでしょう。
▼緊急サポートセンター
- エアバッグ展開時自動通報
- 緊急通報ボタン
- トラブルサポートボタン
「Honda CONNECT」なら、緊急時のサポートも万全です。
エアバック展開時や交通事故時にドライバーからオペレーターに応答がないとき、救急車やドクターヘリを手配する。迅速かつ的確な対応をし、お客様の命を守り、不安を解消させます。
高速道路であおり運転などがあった場合は、すぐさまボタン一つでオペレーターにおつなぎします。ボタンから連絡があったオペレーターは警察・消防に取り次ぎ、トラブル回避を目指すので、ご安心ください。
▼Honda ALSOK駆けつけサービス
「Honda CONNECT」では、いたずらや盗難など車の異常を検知すると、ALSOKのガードマンを急行させることができます。トラブルを未然に回避するのです。
安全運転支援機能がさらに充実
新型N-BOXでは、安全運転支援機能「Honda SENSING」がさらに充実しました。充実した機能の一端をのぞいてみましょう。
▼急アクセル抑制機能
新型N-BOXに新たに搭載されたのが「急アクセル抑制機能」です。システムがアクセルペダル開度と踏み込み速度から急アクセルを判断した時に加速を抑制、さらに音とマルチインフォメーション・ディスプレイの表示で警告します。
なお、「急アクセル抑制機能」は工場出荷時はOFFになっています。ONにしたい場合は、別途販売会社の専用機器によるセッティングをしなければいけません。セッティングの際にはセットアップ費用が必要です。
▼近距離衝突軽減ブレーキ
「近距離衝突軽減ブレーキ」も新しく導入された機能です。前方でも後方でも壁などの障害物を見落としたときに衝突しないように運転者のブレーキ操作を支援。車を停止または減速させ、衝突を回避します。
▼夜間に運転するときの安全機能
新型N-BOXには夜間に安全に運転できる「Honda SENSING」の機能が備わっています。オートハイビームという機能で、現行モデルにも装備されていますが、ハイビームとロービームを自動で切り替えます。
街頭がなく暗い場合はハイビームに、先行車や対向車を検知した場合はロービームになります。
▼街中を運転するときの安全機能
街中を運転するときの安全機能も充実しているのが新型N-BOXです。次のような機能があります。
- 衝突軽減ブレーキ
- 先行車発進お知らせ機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 標識認識機能
それぞれの機能の特徴を説明しましょう。
衝突軽減ブレーキは、先行車や歩行者を検知し、衝突の恐れがあるときにまず警告します。警告をしてもさらに接近した場合は軽いブレーキ、さらに危険が迫ったときは強いブレーキングを行い、事故防止をします。
先行車発信お知らせ機能は、停車時に先行車が発進すると、お知らせする機能です。運転者がアクセルを踏まない場合に音とディスプレイ表示でお知らせします。
歩行者事故低減ステアリングは歩行者側の車線を逸脱したときに警告する機能です。やはり音とディスプレイで警告を発し、車道方向へのステアリング操作をアシストします。
路外逸脱抑制機能は車線を越えようとするときにディスプレイ表示とステアリング振動で警告を発するとともに、車線内に戻るようにステアリング操作を支援します。
標識認識機能は道路標識を認識し、注意を促す機能です。
デザインも改良

新型N-BOXのエクステリアは親しみやすく上品で落ち着きのあるデザインになっています。新型N-BOXカスタムの方は「PROUD」をコンセプトに自分を高める品格あるデザインが特徴です。
それぞれ現行モデルのスタイルを継承しながら、独自の魅力を放っています。





インテリアデザインは気持ちよく過ごせるリビングライクな空間になっています。シートもソファのような座り心地で快適です。

N-BOXをお得に購入する方法
最後にN-BOXをお得に購入する方法を紹介しましょう。N-BOXの現行モデルの価格は1,468,500円〜2,288,000円(消費税込み)ですが、新型になると少し価格が上がることも予想されます。
そこでどのように負担を軽くして購入できるか考えてみましょう。
未使用車
登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。扱いは中古車になるのですが、新車同様の状態で、お得に購入できる可能性があります。
新型車種が発売されてすぐには取り扱われていなくても、数か月が経過した後に未使用車が販売されることもあります。頻繁に在庫情報をチェックしておくとよいでしょう。
未使用車は在庫がある車種やグレードに限られるという懸念点はありますが、納車までが短いのが特徴。ボディーカラーにもこだわりがないなら、おすすめの購入方法です。
弊社カミタケモータースでは、常時300台以上の在庫を展示しており、好みの車を探していただけます。ぜひこちらから、最新の在庫情報をチェックしてください。

低金利ローン
お得にN-BOXを購入しようと思ったら、低金利ローンを利用したいところです。低金利ローンなら利息負担分が軽くなりますから、ローン返済総額が抑えられます。
自動車ローンの金利の差には大きな意味があります。金利の違いで返済額が数十万円変わることもあるので、無視できません。
弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得に購入していただけます。他社の自動車ローンよりも約60万円も安くN-BOXカスタムも購入できますから、ぜひ利用を検討してください。
カミタケモータースの低金利プランは国産全車種、全グレードに対応しています。新型N BOXが発売されても対応できるため、ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください。

