ノアの実燃費は?カタログ燃費や競合モデルとの比較!

トヨタノアの実燃費

ノアは、トヨタのミニバンの中でも人気の車種となります。そのノアは、2022年1月にフルモデルチェンジをしています。その際に、外観のデザインや装備に加えて、燃費性能も一新しています。

車を所有すると気になるのは、実燃費がどれほどかということです。では、新型ノアの実燃費はどれくらいなのでしょうか。この記事では、ハイブリッド車とガソリン車の違いや新型ノアの特徴をご紹介していきます。

目次

ノアの燃費の特徴

ノア

画像引用元:トヨタ

新型ノアではフルモデルチェンジをした際に、ハイブリッド車に加えてガソリン車にも、トヨタの最新技術を駆使した新エンジンが搭載されました。それにより、燃費性能が従来型から向上しています。

たとえば、先代モデルのハイブリッド車はWLTCモードで19.0km/Lだったのですが、現行モデルは23.0km/Lです。基本的にキャリーオーバーされたシステムなのに、燃料消費率が約2割アップしているのは特筆すべき点です。

ガソリンモデルは、FF車でWLTCモードの燃料消費率が15.0km/Lになっています。先代モデルはFF車で13.2km/Lでしたので、燃費性能が向上していることがわかります。

新型ノアは、ハイブリッド車だけでなくガソリン車でもクラストップレベルの低燃費を実現しているといえるでしょう。

ノアの概要

新型ノア

ノアは2001年から発売されているトヨタを代表するミニバンです。車内空間を確保し、8人乗りでも快適に乗車できるようになっています。姉妹車であるヴォクシーも、同時期に発売されています。

ノアの先代モデルは2014年に販売開始となり、約8年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。先行モデルでは、5ナンバーサイズの標準グレードと、3ナンバーサイズのエアログレードがありました。エクステリアは、車外からも室内の広さを予想させるほどの「ハコ感」がはっきりしたデザインで、ミニバンの王道となっていました。

新型ノアでは、3ナンバーサイズのみとなったことで車内の幅が広がり、ゆとりある室内空間を実現しました。

ノアの特徴

ノア

画像引用元:トヨタ

ノアの先代モデルは2014年に発売されていて、すでにファミリーカーとして人気がありました。新型モデルにおいても、広い車内空間と洗練されたデザインなどにより人気車種の1つとなっています。また、デザインの面だけでなく、安全装備や運転支援機能やハイブリッドシステムなども進化しています。

新型ノアでは、1.8L直列4気筒DOHCエンジンを組み合わせた新世代のハイブリッドシステムを採用しています。バッテリーやモーターの高出力化やシステムの高効率化により、クラストップレベルの燃費性能を実現しています。(2022年1月時点)

また、ガソリン車においても動力性能と燃費性能を両立させた2.0Lダイナミックフォースエンジンと発進用ギアを追加することにより、優れた燃費性能を実現しています。

ノアのカタログ燃費

カタログ燃費とは、決められた試験方法に則った形で計測された燃費のことです。ノアは新型の1.8Lハイブリッドシステムと、2.0 Lダイナミックフォースエンジンを採用しています。

また、パワーコントロールユニットの損失を29%低減させたことと、さらにモーター出力を向上させたことにより、低燃費を実現することができました。さらに、電動モーターで後輪を駆動させるE-Fourの4WDモデルが追加されていることもポイントとなっています。

では、ノアのカタログ燃費はどれくらいなのでしょうか。ハイブリッド車のカタログ燃費から見ていきましょう。

ハイブリッド車のカタログ燃費

2WDE-Four
WLTCモード23.0~23.4km/L22.0km/L
市街地モード22.2~22.6km/L22.0km/L
郊外モード25.0~25.4km/L23.9km/L
高速道路モード22.1~22.5km/L20.9km/L

今回のモデルチェンジにより、燃費性能が全てのモードで非常に高い数値を実現しています。前モデルと比べると約18~21%、燃費性能が向上しています。

ノア ハイブリッドシステム

画像引用元:トヨタ

次に、ガソリン車のカタログ燃費を見ていきましょう。

エンジンは今までと同じ2.0LNAエンジンが採用されていますが、M02A-FHSエンジンとなり低燃費を実現しつつ動力性能を高めることにより、レスポンスのよい走りとなっています。

ノア ガソリンエンジン

画像引用元:トヨタ

次に、ガソリン車のカタログ燃費を見ていきましょう。

ガソリン車のカタログ燃費                                   

2WD4WD
WLTCモード15.0~15.1km/L14.3〜14.4km/L
市街地モード11.4~11.5km/L11.1〜11.2km/L
郊外モード15.3~15.5km/L14.6〜14.8km/L
高速道路モード16.9~17.1km/L16.1〜16.2km/L

ガソリン車のカタログ燃費を見ると、全体的に燃費性能がとても高い数値になっています。燃費性能は、前モデルと比べて、約11〜14%向上しています。

ノアの実燃費

フリー

カタログ燃費は、計測している環境が実際とはかけ離れているので、実燃費よりいい数値が出ています。一般的には、実燃費はカタログ燃費の60%~70%程度であると言われています。では、ノアのリアルな実燃費はどうなのでしょうか。

実際のユーザーの方の実燃費の数値は、ハイブリッド車で17.04km/L、ガソリン車で11.6km/Lとなっています。どちらもカタログ燃費よりは下回る結果となっていますが、とても優秀な数値と言えるでしょう。

さらに口コミ評価をみると、場合によっては、カタログ燃費に極めて近い数値が出ることもあるようです。さらにハイブリッド車には、通常・EVモード・エコモード・パワーモードという4つの運転モードがあります。運転モードを「EV」や「エコ」にして走行することで、燃費がよくなる傾向があります。

また、口コミの意見の中には、「高速道路での走行が多いからと言って、燃費が良くなるわけではない」というものもありました。

確かに、一般的なエンジンであれば、高速での走行が多いと燃費が向上するといわれていますが、ハイブリッドのエンジンでは特性上、高速走行ではその性能をあまり活かすことはできません。ハイブリッドでの低燃費実現には、エンジンを極力使わずに走るEV走行が肝心ということになります。

そのために街乗りで、急発進、急加速、急減速をしない、速度を上げすぎることによりエンジンの回転数を上げすぎることをしない、ということが燃費を向上させるポイントとなります。

e燃費 ノアガソリン車
e燃費 ノアハイブリッド車

競合車種との燃費比較

新型ノアは、前モデルより大幅に燃費性能が向上しました。では、同じクラスの他の車種と比べてみると燃費性能はどうなのでしょうか。

競合車種となる、日産のセレナとホンダのステップワゴンとの比較をしてみましょう。

日産 セレナ

セレナ

日産のセレナは、室内の広さや多彩なシートアレンジ、さらにボディの大きさや外観のスタイリッシュさを備えていて、使い勝手のいいファミリーカーとして支持を得ているミニバン車です。

また高速道路で、ペダルやステアリング操作をアシストしてくれる「プロパイロット」が採用されているなど、先進安全技術が充実していることが魅力の一つとなっています。

セレナには、日産のハイブリッドシステムであるe-POWERが搭載されています。これはエンジンで発電して、モーターで駆動するシステムで、スムーズな走りが特徴です。

セレナのカタログ燃費を見てみます。

セレナのカタログ燃費

グレード2WD4WD
X13.4km/L11.6km/L
XV13.0km/L11.6km/L
ハイウェイスターV13.0km/L11.6km/L
e-POWER X20.6km/L
e-POWER ハイウェイスターXV19.3km/L
e-POWER ハイウェイスターV19.3km/L
e-POWER LUXION18.4km/L

ノアとセレナの燃費を比較してみると、ノアの燃費がセレナを圧倒していることがわかります。

ノアとセレナでは、搭載されているハイブリッドシステムが異なるため、乗り味も異なります。しかし燃費性能を重視するのであれば、ノアの方に軍配が上がるといえるでしょう。

ホンダ ステップワゴン

ステップワゴン

現行型のステップワゴンは、2022年5月に発売開始されました。現行型のステップワゴンでは、乗り物酔いがしにくくなる工夫に加えて、自宅のリビングにいるような居住性を備えた空間になっています。

ドライブ中であっても、誰もが快適に過ごせるような居住性を実現するなど、乗る人が楽しめるような細かな配慮がされているという特徴があります。

ステップワゴンのカタログ燃費

グレード2WD4WD
AIR13.9km/L13.3km/L
SPADA13.7km/L13.1km/L
SPADA PREMIUM LINE13.2km/L13.1km/L
e:HEV AIR20.0km/L
e:HEV SPADA19.6km/L
e:HEV SPADA PREMIUM LINE19.5km/L

ステップワゴンのカタログ燃費と比べても、ノアの燃費がとてもよいことが分かるでしょう。

ホンダのハイブリッドシステムのe:HEVは、エンジンで発電してモーターで駆動するのは、日産のe-POWERと似ています。しかし高速域では、エンジンと直結して駆動します。

走行シーンに合わせて走行モードがあり、燃費性能を高めているシステムです。しかしカタログ燃費を比較すると、ノアのカタログ燃費が優れていることが分かります。

結論として、ノアは競合車種である日産のセレナやホンダのステップワゴンと比較しても、優れた低燃費性能を実現しているといえるでしょう。

ノアをお得に購入するには?

新型ノアをお得に購入する方法をご紹介します。ファミリーカーとして人気車種のノアは、低金利ローンでの購入がおすすめです。低金利ローンとは、金利が低いローンのことです。新型ノアのグレードによっては、オプションなどをつけていくと金額が460万円程になるものもあります。

新車購入の時にローンを利用するのは珍しくありませんが、ローン利用時には利息が発生してしまいます。その手数料を少なくできるのが低金利ローンとなります。低金利ローンは手数料を抑えられるので、平均的な金利のローンと比べて支払総額を抑えることが可能になります。

弊社カミタケモータースは新車1.99%の超低金利プランを取り扱っており、大変お得に新車を購入していただくことができます。オプションプレミアムプランで乗り出しに必要なオプションもセットになっています。

ぜひこちらから毎月の支払額をチェックしてみてください。

よくある質問

ノアの特徴は?

ノアはハイブリッド車だけでなくガソリン車にも、トヨタの最新技術を駆使した新エンジンを搭載し、クラストップレベルの低燃費を実現しています。

ノアのカタログ燃費はどれくらい?

ハイブリッド車の WLTCモードで、2WDのカタログ燃費は、 23.0〜23.4km/L、E-Fourのカタログ燃費は、22.0km/Lとなります。また、ガソリン車では、2WDが15.0~15.1km/L、4WDで14.3~14.4km/Lです。競合車種と比べても高い燃費性能を実現しています。

ノアの実燃費はどれくらい?

実際のユーザーの方の実燃費の数値によると、ハイブリッド車で17.04km/L、ガソリン車で11.6km/Lとなります。カタログ燃費より下回りますが、優れた燃費性能を実現しているといえます。

どうすれば、燃費を向上できる?

ハイブリッド車では、運転モードをEVやエコにして走行することで、燃費が良くなる傾向にあります。また、EV走行により燃費がよくなるので、急発進、急加速、急減速をしない、速度を上げすぎるなどによりエンジンの回転数を上げすぎない、ということがポイントとなります。

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