ライトユース寄りのモデルとはいっても、圧倒的な存在感があるモデルとしてSUVの中でも国内外を問わず人気があるランドクルーザープラド。車両価格は高くなりますが、他のモデルにはない魅力を備えているので多くの人の支持を集めています。
初代が発売されてから、現行に至るまで高い人気を誇るランドクルーザープラドはどれほど値引きできるでしょうか?
実際に購入した方の値引き額の情報やリセールバリューから見るおすすめグレード、さらにお得に購入する方法までご紹介します。
ランドクルーザープラドの良さ

ランドクルーザーの名前が付く車は、1954年から発売されており、長い歴史を誇っています。高い人気を誇ってきたランドクルーザーよりも小型のモデルとなるのが、ランドクルーザープラドです。
SUV人気が高まっており、多くの自動車メーカーから多彩なSUVが販売されています。多くのSUVが4WD車となっており種類も様々ですが、そのほとんどが乗用車ベースになっています。
大多数のSUVはボディとフレームが一体になっているモノコック構造です。しかし本格的な4WD車はラダーフレーム構造なのが特徴です。ラダーフレームというはしご状の車体に、ボディやエンジンなどを取り付けている構造になっており、堅牢性に優れています。
モノコック構造も優れているのですが、ラダーフレームの方が曲げやねじりに対する強度を確保できます。ボディに衝撃が加わったときも、ダメージを受けにくいのが特徴です。悪路を走行する機会が多い4WD車に必要な性能なのです。

ランドクルーザープラドも、ランドクルーザー伝統である構造に、最新のテクノロジーを用いて快適に走行できます。エンジンスロットル特性、アクティブトラクションコントロールのブレーキ油圧を制御するなど、本格4WDの性能を高いレベルで実現しているのです。
直列4気筒2.8Lディーゼルエンジンは、パワフルに走行できるだけでなく、排出されるガスもクリーンになる機能があります。またもう1つのパワーユニットである直列4気筒2.7Lガソリンエンジンは、パワーとクリーン性能のバランスが優れているものです。
力強いエンジンで街中からオフロードまで余裕がある走りを見せてくれる、頼もしい4WD車といえるでしょう。
ランドクルーザープラドのモデルチェンジ遍歴
ランドクルーザープラドを略して「プラド」とも呼ばれることが多いですが、元の始まりは1984年から発売されたランドクルーザーワゴンです。ランドクルーザー70系の足回りを軽量化して、乗用車化したモデルです。
1990年からは、ランドクルーザープラドとしてより乗用車らしいモデルに変化しています。年代別にどのようなモデルになっているのか見てみましょう。
初代 1990年 – 1996年
初代モデルは70系と呼ばれるモデル。ランドクルーザーでもショーとホイールベースで、3ドアのみのワゴンに、ロングホイールベースの5ドアワゴンが追加されます。このタイミングで、「プラド」のサブネームが追加されました。
ランドクルーザーワゴンのときには、丸型2灯となっていましたが、角型2灯になっています。また搭載されるエンジンは、2.4Lディーゼルターボが設定されていました。当時の人気車種だった三菱のパジェロに対抗する車種として、登場します。その後マイナーチェンジで3.0Lディーゼルターボエンジンに変更されています。
初代モデルは販売期間が約6年と短めになってますが、中古車市場でも高い水準で取引されている人気モデルです。
2代目 1996年~2002年
2代目のプラドは、90系と呼ばれているモデルです。ハイラックスサーフを共用のフレームとサスペンションを使用しています。本格的な4WDでありながらも、乗用車的なモデルと変化しました。
3ドアと5ドアのボディタイプがあり、搭載されるエンジンは2.7Lと3.4Lガソリンエンジン、また3.0Lディーゼルターボエンジンです。マイナーチェンジの際に、3.0Lディーゼルターボエンジンが刷新されてパワーアップします。また3.4Lガソリンエンジンも追加されました。国内外を問わず人気があるモデルです。
3代目 2002年~2009年
3代目は120系と呼ばれているモデルです。レクサスGXが主要コンポーネンツを共有しており、より乗用車よりの四輪駆動車となりました。フレームの剛性をアップさせて、オンロードでの快適性を高めているのが特徴です。
ガソリンエンジンには直列4気筒エンジンの他に、V型6気筒エンジンが搭載されるグレードもあるなど、パワフルに走行できるパワーユニットを搭載しています。電子制御エアサスペンションがリアに採用されるなど、乗り心地も高められています。
4代目 2009年~
150系のプラドは、2009年にフルモデルチェンジして登場してから、現在も販売されている現行モデルとなっています。4代目になると、国内向けの3ドア車が廃止されています。ロングホイール5ドア車のみの設定となっており、2代目レクサスGXのベースモデルです。
2.7Lガソリンエンジンと4.0Lガソリンエンジンが設定されていましたが、その後2.8Lディーゼルエンジンが追加され、4.0Lガソリンエンジンは廃止されています。電子制御で路面に合わせて適切に走行するサポートがあり、オンオフ問わずして力強く走れます。
ランドクルーザープラドの納期
ランドクルーザープラドの納期は、2021年5月時点では1ヶ月からとなっています。発注されている車や在庫がある車であれば1カ月ほど、新規で発注した場合には2カ月ほどの納期です。
ガソリン車、ディーゼル車の納期に違いはありません。
ランドクルーザープラドの燃費
大きなボディで、力強いエンジンを搭載しているランドクルーザープラドの燃費がどれほどなのか気になるポイントですね。
燃費は車の維持費を左右する大きな要素です。ランドクルーザープラドのWLTCモードのカタログ燃費は以下の通りとなっています。
【カタログ燃費】
2.8Lディーゼルエンジン:11.2km/L
2.7Lガソリンエンジン:8.3km/L
燃費の計測データを掲載しているe燃費のデータによると、ランドクルーザープラドの実燃費は以下の通りです。
【実燃費】
2.8Lディーゼルエンジン:10.08km/L
2.7Lガソリンエンジン:8.03km/L
カタログ燃費と実燃費には差が生じることが多いです。しかし実走行のシーンに近いWLTCモードが利用されていることから、カタログ燃費と実燃費の差が少なくなっています。
ランドクルーザープラドのグレード構成と価格
車の種類によってはグレード構成が豊富になっており、装備やパワーユニットの違いが大きく分かれていることがあります。車選びだけでなく、グレード選びによっても、マイカーライフが満足できるのか異なる場合もあるでしょう。
ランドクルーザープラドのグレード構成と価格は以下のようになっています。
ガソリン
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.7L ガソリン (7人乗り) | 4,458,000円 |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.7L ガソリン (5人乗り) | 4,300,000円 |
TX“Lパッケージ” 2.7L (7人乗り) | 4,337,000円 |
TX“Lパッケージ” 2.7L (5人乗り) | 4,179,000円 |
TX 2.7L (7人乗り) | 3,834,000円 |
TX 2.7L (5人乗り) | 3,676,000円 |
クリーンディーゼル
TZ-G | 5,543,000円 |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.8L クリーンディーゼル (7人乗り) | 5,118,000円 |
特別仕様車 TX“Lパッケージ・Matt Black Edition” 2.8L クリーンディーゼル (5人乗り) | 4,960,000円 |
TX“Lパッケージ” 2.8L (7人乗り) | 4,997,000円 |
TX“Lパッケージ” 2.8L (5人乗り) | 4,839,000円 |
TX 2.8L (7人乗り) | 4,488,000円 |
TX 2.8L (5人乗り) | 4,330,000円 |
上記のように、ランドクルーザープラドのグレード構成は非常にシンプルになっており、ガソリン車とクリーンディーゼル車で「TX」と「TX“Lパッケージ”」の2種類が設定されています。
またクリーンディーゼル車には、「TZ-G」グレードがあります。7人乗りと5人乗りが選択できますが、「TZ-G」のみ7人乗りです。
ランドクルーザープラドのおすすめグレードと選び方
ランドクルーザープラドのグレード構成別の特徴やおすすめグレードをご紹介していきましょう。
「TX」
エントリーグレードであるTXでも、予防安全パッケージであるToyota Safety Senseが搭載されており、安全装備が充実しています。またLEDヘッドライトやヒーター機能付き電動格納式リモコンカラードドアミラーや防眩インナーミラーなどが装備されます。
ファブリックのシートや17インチのアルミホイールなど、シンプルでありながらも基本的な装備があるグレードです。
「TX“Lパッケージ”」
TX“Lパッケージ”になると、ブラックもしくはニュートラルベージュの本革シートとなります。またステアリングホイールやシフトノブやパーキングブレーキレバーが本革巻きとなります。オーナメントパネルに木目調と金属調加飾が加えられたものになるのも特徴です。
さらに本革とステッチがあるセンタークラスターサイドニーパッドやレジスター金属調加飾があるので、上質さを感じさせてくれます。
「TZ-G」
走りに特化したグレードで、5つの走行モードから選択できる「ドライブモードセレクト」が装備されたり、サスペンションシステムのAVS(パワーステアリング連動)、KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)などがあります。
走行状況に合わせて車高も調整してくれたり、路面状況に合わせて走行姿勢を保つようにサポートしてくれる機能です。またオフロード走行において路面状況に合わせて5つのモード、(MUD&SAND/LOOSE ROCK/MOGUL/ROCK&DIRT/ROCK)から選択できるマルチテレインセレクトが装備可能です。
ランドクルーザーのように本格的な悪路走破性を持ちながらも、オンロードでの快適性も確保しているモデルとなります。
TX“Lパッケージ”2.7L

画像引用元:トヨタ
比較的なシンプルなグレード構成になっていますが、その中でおすすめのグレードといえるのは「TX“Lパッケージ”2.7L」です。
内装の質などを考えると、高級感がある内装となるLパッケージは良い選択肢となるでしょう。毎日のように乗る車の内装だからこそ、質の高いものがおすすめです。
ガソリン車のTXは流通量が多く人気グレードとなっていますが、特に上質な内装になっているLパッケージは輸出が強いことがポイントとなります。リセールバリューのみで考えるなら、TXも良いですが、国内の相場より高くなる可能性を考えてLパッケージをおすすめします。
国内での査定だけを考えるなら、初期費用の安さからTXでも良いでしょう。
ランドクルーザープラドのリセールバリューは?
国内外を問わずして人気があるランドクルーザープラドは、どのグレードでもリセールバリューが高くなっているので、売るときのことをあまり気にする必要はないでしょう。
ガソリン車とディーゼル車を比較してみると、ややガソリン車の方がリセールが高くなりますが、ランドクルーザープラド自体が人気なことから価格の下落幅は少ない傾向にあります。
ランドクルーザープラドのおすすめオプション
ランドクルーザープラドに乗るときに、おすすめしたいオプションもご紹介しましょう。
人気のオプションのサンルーフや障害物を検知するソナーなどはおすすめです。
- メーカーオプション:チルト&スライド電動ムーンルーフ(挟み込み防止機能付)/110,000
- メーカーオプション:ルーフレール(ブラック)/27,500円
- メーカーオプション:クリアランスソナー&バックソナー/15,400円
- ディーラーオプション:オートリトラクタブルミラー/14,300円
購入を検討するときにチェックしたいオプションについては、こちらの記事もご覧ください。

ランドクルーザープラドは中古車・新車どっちがよい?
車両価格が高くなるランドクルーザープラドなら、新車で購入するのか、それとも程度の良い中古車を購入するのか迷っている方もおられるでしょう。
しかし中古車市場でも人気が高いランドクルーザープラドは、後期のモデルになると新車とほとんど価格差がない場合もあります。
一方で新車を購入するときには、必要なオプションを追加することでしょう。車両価格だけで判断すると、新車と中古車に差がない場合でも、オプションなどに費用を加えると大きな差が発生することがあります。
もちろん中古車の場合にはオプションが装備されているので、諸費用以外に追加で費用が発生することはありません。装備したいオプションがあるなら新車で、お得に購入したいのであれば程度のよい中古車を選択することも可能です。
ランドクルーザープラドの値引きはどこまでいける?
ランドクルーザープラドの値引き幅を見てみましょう。実際に購入した方の実績から、どの程度値引きが可能になるのかチェックしておくと、新車の値引きの目安が分かるでしょう。
車両値引き | オプション値引き | |
ランドクルーザープラド2.8 TX Lパッケージ Black Edition (7人乗り) | 35万円 | 20万円 |
ランドクルーザー プラド 2.8 TX Lパッケージ (5人乗り) | 55万円 | 5万円 |
ランドクルーザー プラド 2.8 TX (5人乗り) | 35万円 | 0円 |
ランドクルーザー プラド 2.7 TX (5人乗り) | 30万円 | 10万円 |
人気車種なので、モデル後期とはいっても車両価格の割に値引き幅が少ない印象がある結果となっています。
400万円を超えるグレードでも35万円の値引きしかできなかった方もおられるようですね。一方で大きな値引きが得られた方でも70万円ほどとなっています。人気車種ということもあり、40万円ほどの値引きが目標となるでしょう。
ランドクルーザープラドの競合車種は?
ランドクルーザープラドの購入を考えているときに競合車種となりそうなモデルもご紹介しましょう。
マツダ CX-8

画像引用元:マツダ
マツダの高級SUVとなるのがCX-8です。大きな違いとなるのは、ランドクルーザープラドが本格4WDとなるのに対して、CX-8はFF車をベースとしたシティ派SUVということです。
3列シートがあることは同じですが、悪路の走破性でいうならばランドクルーザープラドの方が有利となるでしょう。
しかし内装の質感や居住空間の使いやすさでは、CX-8に軍配が上がります。上質な内装や快適な2列目シートはCX-8の魅力となっています。悪路での走破性を重視するか、街乗りでの快適性を取るかが選択のポイントとなりそうですね。
車両価格:2,994,200円~
レクサス RX

画像引用元:LEXUS
トヨタの高級メーカーであるレクサスのRXは、サイズ的にもランドクルーザープラドと似ています。しかし悪路での走破性を重要視したランドクルーザープラドに対して、RXはシティ派SUVなのが大きな違いです。
ラグジュアリー感はRXの方が優れていますし、排気量も抑えられているので維持費の面でもメリットがあるでしょう。
街中をラグジュアリーに乗るならRXを選択し、悪路をガンガン走破したり、アウトドアに使っていきたいならプラドという選択肢になるでしょう。
車両価格:6,640,000円~
ランドクルーザープラドの総支払額を抑える方法は?
ランドクルーザープラドをお得に購入するための方法をご紹介しましょう。
新車や中古車の購入という選択肢もありますが、ここでご紹介したいのは低金利ローンを利用するというものです。
低金利ローンは名前の通り、金利が低いローンのことです。お得に購入するためには、値引きを大きくしたいと考える方が多いですが、実は総支払額を考えて購入方法を検討する方がお得なケースがあります。
例えば、ランドクルーザープラドの平均的な値引き幅は約40万円です。さらに高額な値引きを実現した方もおられますが、目標額となるのは40万円ほど。しかし低金利ローンを使うことで、値引き幅以上お得に購入できることがあります。
弊社カミタケモータースでは、OPプレミアムプラン1.99%を提供しており、大変お得にプラドに乗っていただけます。
ランドクルーザープラド ディーゼル TX Lパッケージ 2.8L 7人乗り

画像引用元:トヨタ
43,600円(税込)×120回 ボーナス月30,000円×20回
【初回のみ】 47,436円(税込)
【車両本体価格】 4,868,000円(税込)
【OPプレミアムプラン総額】5,288,000円(税込)
【手数料込総額】 5,835,836円(税込)
ディーゼル車のTX“Lパッケージ”であれば、最大149.9万円お得になります。値引き額以上お得になるプランで、毎月に支払額を抑えながら、憧れのプラドに乗れるプランです。
ランドクルーザープラド ガソリン2.7 TX 7人乗り4WD

画像引用元:トヨタ
32,600円(税込)×120回 ボーナス月30,000円×20回
【初回のみ】 44,256円(税込)
【車両本体価格】 3,679,000円(税込)
【OPプレミアムプラン総額】 4,099,000円(税込)
【手数料込総額】 4,523,656円(税込)
ガソリン車のTXなら、最大116.2万円お得になります。ガソリン車のTXはエントリーグレードとなりますが、それでも100万円以上もお得になるのは嬉しいですよね。苦労して値引きを引き出すよりも簡単に総支払額を抑えてプラドを購入できるので、ぜひおすすめしたいプランです。



