車選びの際には、自分の好みのデザインの車を選択する方も多いです。特に外装のデザインは、個性を出しやすいので好みのスタイルを選んだり、カスタムしたりしてカーライフを楽しめます。
車のデザインも複数ありますが、その中でレトロ車がかわいいため好きだという方も多いでしょう。そこでこの記事では、レトロ車でかわいい車の魅力やおすすめ車種を紹介します。




かわいいレトロ車の魅力とは?

レトロでかわいい車には、以下のような特徴があります。
- 丸いヘッドライト
- レトロなデザイン
- パステルカラーやユニークな色
- おしゃれな内装
それぞれのポイントをみていきましょう。
丸いヘッドライト
丸いヘッドライトは、まるで車に目があるかのような印象を与え、とても愛らしく感じられます。
丸いヘッドライトというデザインは、昔から使われているクラシックなものです。現代の車に取り入れることで、レトロな雰囲気を保ちつつも新しい印象を与えてくれます。
レトロさを感じさせるデザイン
レトロなデザインも、かわいい車に欠かせない要素です。昔の車を思わせるシンプルでスクエアなデザインは、どこか懐かしさを感じさせながらも、全く古臭くありません。
クロームメッキをバンパーやグリルに使用しているとレトロさを感じさせてくれます。飽きが来ないため、長く乗っても「かわいい」と感じられることが魅力です。
パステルカラーやユニークな色
パステルカラーは、優しい雰囲気を醸し出します。例えば、アルトラパンの淡い色は、見ているだけで心が和むような印象を与えます。他にもツートンカラーもレトロな雰囲気を出してくれるカラーです。
ホワイトやブラックといった定番の色以外にユニークな色使いでもレトロさを演出している場合があります。
おしゃれな内装
外観がかわいいだけでなく、内装にもこだわりがある車もレトロな雰囲気があります。チェック柄のシートや柔らかな素材の内装は、乗るたびにおしゃれな車であることを感じさせてくれます。
木目調のパネルやクラシックなアナログメーター、ダッシュボードのデザインでおしゃれでありながらレトロな感じを出している車があるでしょう。
日本国内で人気のレトロ車
スズキ ラパン

画像引用元:ラパン|スズキ
「ラパン」という名前は、フランス語で「うさぎ」を意味します。この車は、特に女性をターゲットにデザインされた軽自動車です。シンプルな四角いフォルムに、丸みを帯びたディテールが組み合わされており、非常にかわいらしい印象を与えます。また、車のあちこちに隠れたラパンマークや、花をイメージしたホイールなど、細部にまでこだわりが感じられます。
インテリアも魅力的で、自分の部屋のようにリラックスできるナチュラルなデザインが特徴です。グレードによって装備は異なりますが、ウッド調のインパネやライトブラウン、ライトグリーンのシートが、レトロな雰囲気を一層引き立てています。レトロ感がありつつも、新しい魅力を持っているのがポイントです。
エネチャージで減速時の回転エネルギーを回収して、低燃費に走行できるのも魅力的です。
ダイハツ ムーヴキャンバス

ムーヴキャンバスのデザインは、スクールバスを思わせる雰囲気が特徴です。現行モデルの2代目では、特に丸目のヘッドライトが印象的で、見た目のかわいらしさが際立っています。2トーンカラーの組み合わせが特徴的ですが、シンプルで落ち着いた単色の「セオリー」というバリエーションも存在します。
このムーヴキャンバスは、スライドドアを採用しています。N-BOXやスペーシアほどの高さはありませんが、日常使いには十分な使い勝手を備えています。デザインを重視する場合は、初代モデルを選ぶのも良いかもしれません。
現行モデルであれば、ターボエンジン搭載モデルも選択できます。レトロな雰囲気がありながらもしっかりとした走りも楽しめます。
ホンダ N-ONE

ホンダ初の軽乗用車『N360』をイメージして作られた初代N-ONEが登場したのは、2012年11月のことです。そして、2020年11月に2代目がデビューしました。この2代目モデルは、初代の雰囲気を大切にしつつ、ドアやルーフ部分などで初代と同じパネルを使用しています。そのため、丸や四角、台形といったN-ONEの特徴的なデザイン要素がより際立ち、懐かしさと新しさが融合したデザインとなっています。
インテリアについては、無駄を省き、シンプルで落ち着いた雰囲気に仕上げられています。運転席前のメーターも個性的な2眼タイプで、視認性が向上しており、ステアリングスイッチも最適な位置に配置され、操作性が高められています。
走りがよいRSグレードも設定されているので、レトロでかわいい雰囲気の中に、しっかりとした走りも楽しめます。

海外でも愛されるレトロ車のモデル
MINI THE NEW MINI COOPER
2014年4月に登場した現行型のミニは、クラシックミニのデザインを踏襲しつつ、モダンなスタイルを取り入れたモデルです。ミニといえば、1959年に誕生したクラシックミニのデザインが有名であり、3ドアのハッチバックがその象徴でした。しかし、2014年10月に5ドアモデルが追加され、後部座席の居住性が向上し、より実用的なモデルとなりました。
ボディサイズに関しては、初代と2代目のモデルは5ナンバーサイズに収まっていましたが、第3世代のミニでは全幅が1725mmとなり、3ナンバーサイズに変更されました。
コンパクトで丸みがある形状や大きなフロントグリルなど、レトロな雰囲気はありながらも最新の技術を搭載したモデル。カスタマイズのベースカーとしても魅力的で、自分だけの1台を創り出しやすい車です。
フィアット 500
画像引用元:500(チンクエチェント)|FIAT
2008年3月に日本に登場したフィアット500(チンクエチェント)は、1959年に登場した2代目ヌオーバ500をオマージュしたハッチバックモデルです。このモデルは世界中で大ヒットしました。ボディタイプには、3ドアハッチバックとオープントップモデルの500Cが用意されています。
特徴的なのは、丸いライトやグリルのないフロントフェイス、ずんぐりとしたボディラインなど、随所に2代目500の要素が取り入れられている点です。いかにもかわいい車という雰囲気が感じられます。
デビュー当時は、1.2Lと1.4Lの2つのエンジンタイプがありましたが、2011年3月には875ccの2気筒ツインエアエンジンが追加され、さらに選択肢が広がりました。そして、2016年1月のマイナーチェンジでは、LEDデイライトの追加やリアコンビネーションランプのデザイン変更、さらにタッチスクリーン式のオーディオが標準装備されるなど、細かな改良が施されています。カラーバリエーションやグレードの選択肢がたくさんある車です。
ルノー トゥインゴ
フィアット500のように、丸みを帯びた可愛らしさを持ちながらも、フランス車ならではの上品さを備えているのがトゥインゴです。内装もシンプルで無駄がなく、洗練されたデザインとなっています。乗車定員は4人ですが、サイズは日本のコンパクトカーと同程度で、運転もしやすいです。
初代トゥインゴは1993年にヨーロッパで登場し、コンパクトカーでありながら広々とした車内空間が特徴でした。日本には1995年に正規輸入が開始され、販売がスタートしました。
2007年に登場した2代目モデルは、初代よりもボディサイズが大きくなり、リクライニング機能が追加されました。そして、2008年には右ハンドル仕様のトゥインゴも登場しています。
最後のモデルとなる3代目は、2014年に販売されました。このモデルは、丸みを帯びたシンプルなデザインが特徴で、C字型のヘッドライトがルノーの歴史を象徴するデザインとなっています
中古車でおすすめのレトロ車
日産 パオ

日産パオが初めて登場したのは、1985年に開催された東京モーターショーです。当初はコンセプトカーとしてお披露目されましたが、そのレトロで個性的なデザインが大きな反響を呼び、最終的には一般販売されることになりました。
実際にパオが販売されたのは、1989年の1月から4月までの3か月間だけでした。限定受注という形で販売され、その期間中に約50,000台もの注文が入りました。
パオのベースとなっているのは、初代マーチのK10型で、「冒険気分を味わう車」というコンセプトで、内外装ともにレトロなデザインに仕上げられています。見た目はクラシックカーを思わせるような雰囲気ですが、どこか親しみやすさを感じるデザインが、長年愛されている理由の一つです。
フロントには丸みを帯びたライトが使用されており、上下に分割されたリアクウォーターガラスや、上下に開くバックドアなど、エクステリアもレトロ感をさらに引き立てています。また、インテリアもクラシカルな雰囲気を出すために、ステアリングスポークを細くするなど、細部にこだわりが感じられます。
ダイハツ ミラジーノ

ミラジーノは、クラシカルなデザインが特徴の車です。2代目は2004年から発売され、初代の特徴をしっかりと引き継ぎつつ、さらに丸みを帯びたボディで新たな魅力を持つ車に生まれ変わりました。
初代に比べて、女性にも選ばれやすいデザインを意識し、「友達感覚の仲良し親子(M&D=マザー&ドーター)」をターゲットに、「こだわりの新上質感」をキーワードに開発されました。
外観は、初代から受け継いだ丸目のヘッドランプやメッキグリルを残しつつ、全体的に丸みのあるシルエットになり、より親しみやすいデザインに仕上がっています。ボディカラーには光沢感が強調され、新たに開発されたクリア層が採用されています。カラーバリエーションは9色と豊富に揃えられました。
MINILITEという特別なグレードでは、メッシュグリルやエアロパーツ、15インチ専用ホイールが装備されています。ヘッドライトにはディスチャージヘッドランプが採用されていて、見た目も機能もこだわりが感じられます。
オプションとしてウッドパックを選ぶと、インパネクラスターやシフトノブがウッド調になり、MOMO製のウッドステアリングホイールも装備されます。
日産 ラシーン

日産ラシーンの魅力は、何といってもその独特なルックスにあります。クラシックで角ばったクロスカントリー風のエクステリアは、時を経ても色あせないタイムレスなデザインで、今見ても全く古さを感じさせません。
グレードによっては、グリルガードや背面スペアタイヤ、ルーフレールなどが装備されており、現代のクロスオーバーSUVブームの中で、隠れた人気車として愛されています。
見た目重視のモデルと思われがちですが、テールゲートが上下分割式で、開口部も広いため、日常の使い勝手もしっかり考えられています。ラシーンのベースとなっているのは、実用車として信頼性が高い日産 サニーやパルサー系なので、その信頼性もポイントの一つです。
エンジンには、当時のシルビアやブルーバードにも搭載されていた2Lエンジンが採用されており、ATTESAシステムとの組み合わせが特徴です。こちらのミッションは4速ATのみの設定でした。
ラシーンは、デビュー当初からコアなファンに支持されていましたが、最近のクロスオーバーSUVブームや、キャンプ漫画に登場したことで、再び注目を集めるモデルとなっています。
レトロ車を購入する際のポイント

購入前に確認すべきレトロ車の状態
年式をチェックする
車の「年式」とは、その車がどれだけ新しいか、つまり「車の年齢」を示すものです。年式が新しい車は「高年式」、逆に古い車は「低年式」と呼ばれます。中古車を選ぶ際、性能の良いものを探すのであれば、できるだけ劣化が少ない高年式の車を選ぶことをおすすめします。
しかし、年式が新しくても、メンテナンスがしっかりされていなかったり、走行距離が非常に多かったりする場合には、不具合が出やすくなる可能性があるため、その点には注意が必要です。
低年式の車でもメンテナンスや部品交換されているならよいコンディションを維持していることもあります。
走行距離を基準に車を選ぶ場合
「走行距離」とは、その車がこれまでにどれだけ走ったかを示しており、中古車の価格にも大きな影響を与えます。走行距離が長いと、それだけ車が使われてきたことになるため、劣化が進んでいる可能性が高く、その結果、価格が下がることが多いです。
逆に、走行距離が短い車は、あまり使われていない分、状態が良いと考えられ、価格が高くなることがあります。しかし、メンテナンスがしっかりと行われている車であれば、走行距離が長くても故障のリスクが低くなるため、価格がそれほど下がらない場合もあります。
ただし、低年式の割に走行距離が短い車両は、コンディションが優れていないことも考えられるので注意しましょう。
レトロ車の中古車の探し方
インターネットが普及している現在では、中古車を探す際には雑誌よりも中古車販売サイトを利用することが断然おすすめです。
特に、大手の中古車販売サイトは提携している販売店が非常に多く、検索できる車の数が数万台に及ぶことも珍しくありません。そのため、「この車が欲しい」と決まっている方には、全国から中古車を探せる販売サイトを活用するのが最適です。
中古車を探す際には、豊富な在庫が重要です。その点、大手サイトであれば、多くの在庫の中から状態や価格に納得のいく一台を見つけることが可能です。
サイトには、数十万台もの中古車が登録されており、車種、年式、予算などを細かく設定して検索できるのが強みです。また、店舗に足を運ぶのが難しい場合でもアドバイスを受けたい方には、「中古車提案サービス」を利用することをおすすめします。
維持費とメンテナンスに関する注意点
中古車は、前のオーナーがある程度使用していたため、部品が少しずつ劣化していることが一般的です。ただし、前のオーナーが定期的にメンテナンスを行っていた良質な中古車を選べば、購入後の大きなトラブルを減らすことができるでしょう。
しかし、購入後に自分でメンテナンスを怠ると、車全体がすぐに劣化してしまいます。故障してしまうと修理費がかなりかかるため、そうならないように定期的に点検や整備を行うことが重要です。定期的なメンテナンスで無駄な出費を抑えることができます。
レトロ車の維持と楽しみ方

レトロ車の保管方法と注意点
レトロ車はビルトインガレージに保管するのが最適です。古い車は、防サビ性能が低下していることが多く、雨風にさらされると下回りにサビが発生しやすくなります。また、地面からの湿気によってもサビが進行してしまいます。さらに、直射日光に当たることでゴム部品や内装が劣化しやすくなるため、可能であれば屋内で保管することが望ましいです。
ビルトインガレージは、雨風や直射日光から車を守るだけでなく、バッテリーの自己放電を抑える適温を保つことができるため理想的です。しかし、屋内での保管が難しい場合は、塗装面を傷つけないカバーシートや、地面からの湿気を防ぐガレージマットを使用して、しっかりと保護することをおすすめします。
屋根がない駐車場に駐車する場合には、定期的に洗車して簡易コーティングを施工しておくなら、塗装面を保護できます。カー用品店に簡単に施工できるワックスやコーティングが販売されているので、施行しておくとよいでしょう。
定期的なメンテナンス
中古車は新車とは異なり、1台ごとにコンディションが異なります。これは、前のオーナーがどれだけ乗ったか、どのような道を走行してきたか、また運転の仕方によって状態が変わってくるためです。
中古車販売店では、納車前にしっかりと点検を行うことが多いため、購入直後は安心して乗り始められることがほとんどです。しかし、年式が古い車や走行距離が多い車は、価格が安い一方で、故障のリスクがやや高い場合があります。そのため、そういった車を選ぶ際は特にメンテナンスに気を配る必要があります。
また、納車時にタイヤ交換を行っていない場合、タイヤがすり減っていることがあり、他の部品も消耗している可能性があります。長く乗り続けたい、車の寿命を延ばしたいと考えるのであれば、その車に合った定期的なメンテナンスが欠かせません。
カスタマイズでさらにかわいく
ボディ形状をそのままに、ボディカラーを変更したり、バンパーを塗装したり、ホイールを交換するだけでも、雰囲気を大きく変えることが可能です。
内装においても同様に工夫が必要です。たとえば、レザー調のシートカバーは通常、高級感を演出するために使用されますが、「レトロカスタム」では、あえてビニールのような素材で少しチープな印象を出すことで、逆に味わい深さが増します。
さらに、フロアマットも簡単に雰囲気を変えることができるアイテムです。オーダーメイドでチェック柄などを選べば、足元から個性を演出できます。また、計器盤やドア内側のパネルに木目調のデザインを施すのも、人気のカスタム手法です。
ノーマル状態でレトロな雰囲気がある車は、ちょっとしたカスタムをするだけでも雰囲気が変わります。ホイールや内装、さらに外装をカスタムして自分好みの車に仕上げるのもおすすめです。

まとめ
レトロでかわいい車を選択するなら、自分の好みの車をドライブできる楽しさを味わえます。低年式のレトロな車から、現行モデルで発売されているレトロな雰囲気の車があります。
自分が好きなデザインの車を探して、カスタムして自分だけの車にしていくのはおすすめです。弊社カミタケモータースでは、新車1.99%の超低金利プランを提供しており、お得に車を購入できますので、ぜひレトロな雰囲気の車がいくらで買えるのかチェックしてください。




よくある質問
- レトロ車ってどんな車?
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クロームメッキや丸目のヘッドライトなどのレトロな雰囲気の車です。中古車だけでなく現行で販売されているモデルの中にもレトロでかわいい車があります。
- レトロ車を選ぶポイントは?
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低年式の車を探しているなら車のコンディションが優れているのか確認しておきましょう。定期的にメンテナンスされている車なら中古車でも安心して乗れるでしょう。
