ルーミーはトヨタが発売しているスライドドアを装備しているコンパクトカーです。
軽のスーパーハイトワゴンのコンパクトカー版でもあります。2020年9月にマイナーチェンジされたときに、「タンク」が統一化されて「ルーミー」になりました。売れに売れているモデルがどれほど値引きできるのか気になるところです。
この記事では、ルーミーの魅力から値引き幅、さらにお得に購入する方法までご紹介します。

ルーミーの良さとは?

ルーミーの良さを見ていきましょう。コンパクトでも十分に広さが確保されていること、また実用的な車であることが特徴です。
コンパクトでも広い車内

画像引用元:トヨタ
コンパクトなボディでも窮屈さを感じさせない車内は、ルーミーの魅力です。パッケージングが優れており、乗り降りしやすい低床スライドドアや快適さを感じさせる内装などが特徴です。
室内長は2,180mmで、室内高は1,335mm。軽のスーパーハイトワゴンと似たような数値になりますが、全幅はルーミーの方が大きいです。
後席の足元空間も広く、頭上にも十分なスペースがあるので、快適に車内でくつろげます。子どもであれば車内で着替えられるほどです。
バックドアも1,077mmの開口幅と荷室フロア高527mmで積み込みしやすいです。
実用的なコンパクトカー

画像引用元:トヨタ
コンパクトカーでもスライドドアを装備しているなら、実用面でも優れているのがルーミーです。スライドドアなら、駐車スペースが限られていても、ドアが隣の車にぶつかることを心配せずに開閉できますし、荷物も積載しやすいです。
特にチャイルドシートに子どもを載せたいときに、準備したり乗り降りさせたりしやすいでしょう。ベビーカーや自転車を積載したいときも、フラットな空間にして必要な荷物を積載できます。
後席はスライド可能な6:4分割可倒式になっています。最大240mm前後にスライドさせられるので、荷物の大きさに合わせて調整可能です。
フロントシートがウォークスルーになっており、前後席間の移動や、運転席と助手席の移動などもスムーズにできます。
ルーミーのモデルチェンジ情報

画像引用元:トヨタ
ルーミーは2020年9月15日にマイナーチェンジが行われており、マイナーチェンジのタイミングで兄弟車のタンクがなくなり、ルーミーに一本化されています。
内外装の変更や先進安全装備の搭載など、随所をブラッシュアップして登場しています。
例えば、使い勝手の向上として電動パーキングブレーキの採用があります。ブレーキホールド機能も搭載されており、ボタンを押すのみでブレーキを保持してくれる機能が搭載。
さらにスライドドアが閉まるまで待つ必要がない、タッチ&ゴーロック機能やウェルカムオープン機能などが搭載されています。
先進安全装備は夜間の歩行者検知に対応しているのは嬉しい点です。夜間でも安心して運転できますね。
さらにルーミーのマイナーチェンジの詳細については、こちらの記事もご覧ください。
トヨタ ルーミーのマイナーチェンジ!ヒットモデルの変更点とは?
ルーミーの納期は?
ルーミーの納期を見てみましょう。
人気モデルとなっていますが、2021年6月時点での納期目安は、注文から1か月から2か月となっています。
在庫車や見込み発注車などであれば、さらに早くなりますが、メーカー発注分については1か月から2か月が目安となっています。
ルーミーの燃費は?
ルーミーの燃費を見てみましょう。
WLTCモードのカタログ燃費は以下のようになっています。
ルーミーのカタログ燃費
カスタムG-T:16.8km/L
カスタムG:18.4km/L(4WD:16.8km/L)
G-T:16.8km/L
G:18.4km/L(4WD:16.8km/L)
X:18.4km/L(4WD:16.8km/L)
実燃費の計測サイトのe燃費の2021年6月時点での実燃費は以下の通りです。
ルーミーの実燃費
自然吸気FF車(カスタムG・G・X):14.9km/L
自然吸気4WD車(カスタムG・G・X):16.7km/L
ターボ車(カスタムG-T・G-T):14.4km/L
ルーミーにはハイブリッドを搭載したグレードは設定されていません。1.5Lクラスのトルクを発揮する1.0Lターボエンジン、もしくは街中での発進や加速性能を持ちながら優れた燃費性能を持つ1.0L自然吸気エンジンです。
4WD車のデータは、カタログ燃費とほとんど変わらないものになっています。FF車はカタログ燃費よりも少し数値が落ちており、平均的な数値といえるでしょう。
ターボを搭載しているモデルは、カタログ燃費との乖離が少ないので、低燃費といえそうです。力強い走りも楽しめるので、幹線道路を走る機会が多い方なら、燃費と走りのバランスが優れているターボ車が良いかもしれませんね。
ルーミーのグレードと価格
ルーミーのグレードは、主に5つあります。
パワートレインとして1.0Lターボエンジン、さらに1.0LNAエンジンです。
ターボエンジンを搭載しているのは、「G-T」、「カスタムG-T」です。1.0LNAエンジンは、エントリーグレードの「X」に始まり、「G」、「カスタムG」となります。
エクステリアの違いとしては、メッキ加飾や専用バンパーなどが装着されているカスタムグレードとベースモデルの違いとなります。
ルーミーのグレードと価格
カスタムG-T | FF:2,046,000円 |
カスタムG | FF:1,914,000円 4WD:2,090,000円 |
G-T | FF:1,864,500円 |
G | FF:1,743,500円 4WD:1,919,500円 |
X | FF:1,556,500円 4WD:1,732,500円 |
「X」

ルーミーX 画像引用元:トヨタ
「X」は基本的に装飾もなく、シンプルなグレードとなります。助手席側にはパワースライドドアが装備されているので、使い勝手は良いといえるでしょう。マニュアルエアコンやハロゲンヘッドライトですが、街乗りで不便と感じることはありません。
「G」

ルーミーG 画像引用元:トヨタ
「G」になると、両側パワースライドドアになり、メーターが2眼オプティトロンメーターになったり、オートエアコンが装備されるなど利便性がアップします。随所に加飾があり、ステアリングホイールやエアコンレジスター、シフトレバーボタンなどの質感がアップしています。
エクステリアでも、ドアサッシがブラックアウトされたり、LEDヘッドライトも装備されるなど、見た目もアップ。
「G-T」

ルーミー G-T 画像引用元:トヨタ
1.0Lターボエンジンが搭載される「G-T」は、ターボエンジンの力強い走りが楽しめます。フロントだけでなくリアにもスタビライザーが装備されるので、強化された足回りで安定した走行が楽しめるでしょう。
ステアリングホイールには、スポーツ走行モード操作のスイッチがあります。エクステリアは「G」に準じています。
「カスタムG」/「カスタムG-T」

ルーミー カスタムG 画像引用元:トヨタ
「カスタムG」になると、メッキ調のフロントグリルやメッキフロントフードガーニッシュやメッキバックドアガーニッシュなどが装備されます。
またLEDフロントフォグランプやLEDリアランプなどが専用のものとなります。また14インチのアルミホイールが装備されるのも上質さを感じさせるポイントです。
インパネセンターシフトやステアリングホイールに本革が採用されています。インテリアはシート表皮に撥水機能付のファブリックです。「カスタムG-T」になると、15インチのアルミホイールが標準装備です。

ルーミーのおすすめグレードは?
ルーミーのグレード選びをしているなら、カスタム系がおすすめです。装備も充実していますし、内装も上質なものになります。
見た目だけでなく、乗車の際の快適さも異なるでしょう。かっこよい車に乗りたい方も、専用エクステリアが装備されている「カスタムG」/「カスタムG-T」なら満足できるでしょう。
パワートレインは、「カスタムG」がNAエンジン、「カスタムG-T」はターボエンジンが搭載されているので、幹線道路や高速道路、さらにフル乗車する機会が多いのであればターボエンジンを選択するとよいでしょう。
ルーミーのリセールバリューは?
ルーミーのリセールバリューは、カスタム系は標準的、標準グレードではリセールが弱めの傾向になります。
見た目のスタイリッシュさから、NAエンジンでもカスタムグレードのリセールは強くなっているので、売るときのことを考えるならカスタムがおすすめです。
ターボ搭載グレードとNAグレードの差はありますが、極端に差が出ているわけではないので、走行シーンに合わせて選択するとよいでしょう。
ルーミーは中古車・新車のどちらが良い?
ルーミーは中古車と新車のどちらで購入するのが良いでしょうか?
価格ドットコムでルーミーの中古価格帯を検索すると、45万円から259万円となっています。(2021年6月時点)
約50万円の車両価格から購入可能ですが、走行距離は多めになっており、約8万kmから10万kmになっている車体が多いです。
少し程度がよいもので100万円前後の車体でも、走行距離が5万kmを超えている車体も多く、メンテナンス履歴を確認する必要があるでしょう。
中古車の場合には、車両価格を抑えてルーミーを購入できますが、前オーナーがどのような運転をしていたのか分かりませんので、車両状態のチェックが欠かせません。
車の知識を持ち合わせていないと、車両状態を的確に見極めるのは難しいです。これらの点を考えると、自分好みのオプションなども設定できる新車の購入がおすすめです。
ルーミーの値引きはどこまでいける?
ルーミーをできる限り安く購入したいものですが、値引きはどの程度できるでしょうか?実際にルーミーを購入した方の値引き幅を見てみましょう。
価格ドットコムの情報によると、値引き額は以下の通りとなっています。
グレード | 車両値引き額 | オプション値引き額 |
X S | 15万円 | 5万円 |
G-T | 0円 | 0円 |
X | 25万円 | 10万円 |
X S | 15万円 | 5万円 |
カスタム G | 15万円 | 0円 |
約20万円の値引きに成功している方が多い印象です。30万円を超える値引きに成功している方もおられますが、値引きが一切できなかったという方もおられます。
購入時期やグレードによっても値引き幅が異なるものですが、コンパクトカーで車両価格も高くないモデルなので、値引き幅は大きくないといえるでしょう。
ルーミーの競合車種
ルーミーの競合車種はスズキのソリオです。ダイハツのトールもありますが、兄弟車種です。ソリオをルーミーと比較したポイントをご紹介しましょう。
スズキ ソリオ

スズキのソリオは2020年12月にフルモデルチェンジされて、4代目となりました。プラットフォームは3代目と共通ですが、先代モデルと比較して全幅が20mm、全長が80mm広がって後部座席の居住性が高くなりました。
ソリオはマイルドハイブリッドを搭載しているので、カタログ燃費はWLTCモード燃費:19.6km/Lとなっています。
実際にドライブに出かけたときの実燃費は16.2km/Lでした。実燃費のデータを見ても、ルーミーよりも上回っています。燃費が良いコンパクトカーが良い方なら、ソリオの方が魅力的かもしれませんね。

車両価格の面では、ターボエンジンが選択できるルーミーに対して、ソリオはマイルドハイブリッドとパワーユニットの種類に違いがあるとはいえ、大きな差額はありません。しかしソリオの場合には、サイドエアバッグやカーテンエアバッグも全車標準装備されています。
一方でソリオの場合には自動ブレーキなどの「スズキ セーフティサポート」が搭載されていない仕様も販売されています。ルーミーは昼夜の歩行者検知自動ブレーキが全車標準装備されているのは特徴です。
装備の面ではソリオが充実しており、価格の面でメリットがあるのがルーミーといえます。
新型ソリオについてはこちらの記事もチェック⇓
スズキ新型ソリオはどこが変わった?気になるハイブリッド実燃費検証も
ルーミーを安く購入するには?
ルーミーを安く購入するには、低金利ローンと未使用車がおすすめです。値引額よりもお得になるケースもあるので、安く購入したい方におすすめの方法です。
低金利ローン
低金利ローンとは、金利が低いローンのことです。コンパクトカーのように車両価格がそれほど高くない車種でも、手元のキャッシュを残しておくためにも、ローンを利用する方は多いです。
しかしローンの場合には利息負担がどうしても発生します。低金利ローンであれば、この手数料となる利息を軽減できるのです。一般的にお得に車を購入するとなると、値引き額が大きいほど良いと考える方が多いです。
しかし実は、利息負担が大きいという方も多く、金利の低いローンを利用するだけでお得になるケースもあります。例えば弊社カミタケモータースでは1.99%のOPプレミアムプランを取り扱っており、他社同等プランと比較すると最大で64.2万円もお得になります。
もちろん乗り出しに必要なオプションもセットになっているので、比べてみると大変お得です。ぜひこちらから詳細情報をチェックしてください。
未使用車
ルーミーをお得に購入する別の方法は、未使用車を選択する方法です。登録済(届出済)未使用車というのは、初度登録済みでも一般の走行に供されていない車のことです。
新車に限りなく近いコンディションですが、新車と比較してお得に購入できることが多いです。中古車の購入は心配だという方でも、新車に近い未使用車なら安心してお乗りいただけます。
未使用車を考慮しておられるなら、在庫が多い店舗での購入がおすすめです。未使用車は登録済みなので、在庫がある車両に限られてしまいますが、在庫が多い店舗なら自分の好みカラーやグレードの車を見つけることが可能です。
弊社カミタケモータースでは、常時300台の在庫を展示しており、お客様にぴったりの車を見つけていただけます。お得にルーミーを購入したいと考えているなら、ぜひこちらから最新の在庫情報を確認してください。

まとめ
ルーミーの特徴や値引き額などをご紹介してきました。コンパクトカーでもスライドドアを装備しており、広い車内があるので便利に利用できるモデルです。しかしグレードによってはコンパクトカーということもあり、それほど大きな値引きが期待できません。そこで低金利ローンや未使用車を選択するとお得に購入していただけます。
次の愛車を考えているのであれば、ぜひルーミーを検討してみるのはいかがですか?
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