ファミリーカーとして人気のセレナ。限られたサイズでも広々とした車内や使いやすいシートアレンジが人気の理由です。
それだけでなく、日産のe-POWERを搭載したグレードであれば、ミニバンでも優れた燃費性能を実現しています。
車の維持費と燃費は深い関係にあるため、どのくらいの実燃費なのか気になるもの。そこでこの記事では、カタログ燃費や実燃費のデータ、さらに競合車種との燃費比較を徹底解説します。

セレナの燃費の特徴

初代が登場してから、広い室内と多彩なシートアレンジで、ファミリーカーの定番というイメージを植え付けたセレナは家族の車として安定した人気を誇ります。
特に2018年3月から追加されたe-POWER搭載車は、低燃費なミニバンとしてガソリン代を抑えたい方でも満足できる性能を見せてくれます。
e-POWERとはガソリンエンジンで発電して、作り出した電気でモーターを駆動させるハイブリッド方式です。従来のハイブリッドはガソリンエンジンを併用して駆動させましたが、e-POWERは完全にモーター駆動となります。
電気自動車であれば、充電スポットが気になりますが、ガソリンエンジンで発電するので安心して遠出できます。電気自動車とガソリン車の中間ともいえるでしょう。
またセレナはスマートシンプルハイブリッドが搭載されたグレードもあります。減速時のエネルギーで発電し、アイドリングストップ時に電気を供給したり、加速時にアシストしたりさせます。
搭載されるパワーユニットと燃費、さらに予算と相談しながらグレード選択できるモデルです。
セレナの概要

セレナは日産が販売しているミニバンで、初代モデルは1991年に登場しています。現行モデルは2016年から発売されている5代目モデルです。
セレナの人気が出たのは、2005年から発売された3代目モデル。競合車種よりも広い車内やシートアレンジが魅力となって、販売台数を伸ばします。2018年と2019年の上半期の販売台数でトップになるなど、人気を集めます。
その後競合車種に押されるようになり、2021年の上半期の販売台数では、アルファード、ヴォクシーなどに次いで5位です。しかし家族が使いやすいミニバンとして、安定した人気を集めているのがセレナです。
セレナの特徴

画像引用元:日産
セレナの特徴は、大きく分けると以下の3つです。
- 低燃費なe-POWER
- 便利なプロパイロット
- 使いやすい室内
e-POWER搭載で低燃費

画像引用元:日産
セレナの大きな特徴は、e-POWERを搭載していることです。e-POWERとは、100%モータードライブのハイブリッドシステム。従来のハイブリッドは、ガソリンエンジンの駆動がメインで、モーターによるアシストというものです。
しかしe-POWERは、ガソリンエンジンは発電のみに使用し、電力を使ってモーターを駆動させます。滑らかで力強い走りは、まさに電気自動車そのものです。
アクセルペダルにしっかりと反応するレスポンスや、ゼロ発進からトルクを発揮してくれる力強さが魅力。信号待ちからの発進や高速道路での追い越しなどのシーンで心強いです。
プロパイロットの搭載も

画像引用元:日産
「e-POWERハイウェイスターV」と「e-POWERハイウェイスターG」、さらに「ハイウェイスターV」と「ハイウェイスターG」には、プロパイロットが標準装備されています。また一部グレードにオプション装備されます。
単調になりがちな渋滞走行や巡行走行の場面で、アクセルやブレーキ、ハンドル操作をアシストしてくれる機能です。ドライバーが設定した上限速度で、先行車両と一定距離を保ってくれるので、ドライバーの負担を軽減できます。
ミニバンとしては、セレナが初めて採用した先進安全運転支援システムです。長距離ドライブが快適になります。長距離運転の機会が多いなら、ぜひ装備しておきたい機能です。
使いやすい室内

画像引用元:日産
ミニバンでトップクラスの荷室の広さもセレナの魅力です。3列目シートは簡単に収納することができ、荷物の大きさに合わせて荷室を調整できます。
左右に跳ね上げて収納するので、フラットな空間が出現します。深さも十分にある大容量ラゲッジアンダーボックスも濡れた物やアウトドア用品の収納にぴったりです。
シートは大人数が乗車できる8人乗りと、キャプテンシートになるe-POWER車の7人乗りのタイプがあります。
8人乗りなら、シートの1列目と2列目にセットできる「スマートマルチセンターシート」が便利。キャプテンシートなら、「スパイラルサポート形状」でロングドライブも快適です。
セレナのカタログ燃費
セレナのカタログ燃費を見ていきましょう。
各グレードのWLTCモード燃料消費率は以下の通りです。
【e-POWER車】
e-POWER X |
18.0km/L
|
e-POWER XV | 18.0km/L |
e-POWER G | 18.0km/L |
e-POWER ハイウェイスター | 18.0km/L |
e-POWER ハイウェイスターV | 18.0km/L |
e-POWER ハイウェイスターG | 17.2km/L |
【スマートシンプルハイブリッド車】
グレード | FF車 | 4WD車 |
X |
13.2km/L
|
11.8km/L
|
XV | 13.2km/L | 11.8km/L |
G | 13.2km/L | 11.8km/L |
ハイウェイスター | 13.2km/L | 11.8km/L |
ハイウェイスターV | 13.2km/L | 11.8km/L |
ハイウェイスターG | 13.2km/L | 11.8km/L |
駆動方式は、スマートシンプルハイブリッド車には、2WD車の他に4WD車が設定されています。e-POWER車は4WDの設定はありません。
セレナの実燃費

画像引用元:日産
燃費の計測データを掲載しているe燃費によると、セレナの実燃費は以下の通りです。
e-POWER車
- FF:15.41 km/L
参考:e燃費
スマートシンプルハイブリッド車
- FF:9.63km/L
- 4WD:11.82 km/L
参考:e燃費
実燃費とカタログ燃費を比較してみると、e-POWER車ならカタログ燃費の約85%を達成しているので、充分燃費がよいといえるでしょう。排気量は1.2Lなので、スマートシンプルハイブリッド車と比較すると小さなエンジンですが、ミニバンとしては優れた燃費といえるでしょう。
スマートシンプルハイブリッド車では、計測データの違いもありますが、FF車よりも4WD車の方が燃費がよい結果になっています。一般的には4WD車よりFF車の方が燃費がよくなります。
現行モデルの他の年式の車両でも、4WD車の方が燃費がよい結果になっているので、セレナの4WDは低燃費な傾向になっているといえるでしょう。
雪道を走行するシーンがあるなら、ミニバンの4WDとして燃費がよいセレナは魅力的な選択肢です。
競合車種とセレナの燃費を比較
セレナの競合車種との燃費の比較をしていきます。
トヨタ ヴォクシー

ヴォクシーは、トヨタのミドルサイズのミニバンで、かっこよいフロントフェイスが魅力的なモデル。トヨタ自慢のハイブリッドエンジンが搭載されているので、ミニバンでも低燃費になっています。
ヴォクシーは、快適で便利に使える車内空間が魅力です。室内高が1,400mmもあるので、子どもであれば立つことができるほど。低床設計になっているので、乗り降りもスムーズにできます。

画像引用元:トヨタ
搭載されるのは1.8Lエンジンで、エンジンの力強さとモーターの太いトルクによってスムーズに加速します。ハイブリッド車は、走行シーンに合わせて「EVドライブモード」「エコドライブモード」「パワーモード」を選択することが可能です。
エコドライブモードを選択すると、アクセル操作に対する駆動力が穏やかになります。さらに空調も抑えられて、燃費重視になります。
ガソリン車は、バルブマチック付きの2.0Lエンジンが搭載。吸・排気バルブタイミングを最適制御したり、圧縮比の高圧化などにより燃費向上を図っています。
ヴォクシーの燃料消費率
- ハイブリッド車:19.0km/L
- ガソリン車:[2WD]13.2km/L [4WD]12.2km/L
ホンダ ステップワゴン

画像引用元:ホンダ
ホンダのステップワゴンの特徴は、使い勝手のよいわくわくゲートと低床で広い車内です。床が低く抑えられているので、安定して走行できるのも特徴です。
ステップワゴンの燃費の特徴は、2モーターハイブリッドシステムのe:HEVを搭載していること。セレナと同様に、エンジンは主に発電に徹しており、電力でモーターを駆動させて走行するのが特徴です。

画像引用元:ホンダ
走行用モーターと発電用モーターが分かれており、高トルクで走行できるだけでなく、高効率で発電します。搭載される2.0Lエンジンは、発電に用いられるだけでなく、高速走行時には直結させて動力となります。
モーターとエンジンの得意領域を使い分けて効率よく走行できるのが特徴です。走行時の音を抑えて走行したいときは、EVスイッチを押すとバッテリーからの電力で走行できるのも魅力。
ガソリンエンジン車はVTECターボエンジンが搭載されています。1.5Lターボエンジンが搭載されて、燃費性能とパワーのバランスが取れているエンジンです。発進時から力強く走ることができるので、ミニバンでも力強く走行できます。
ステップワゴンのカタログ燃料消費率
- e:HEV車:20.0km/L
- ガソリン車:13.9km/L
セレナをお得に購入する方法
ここからは低燃費なセレナをお得に購入する方法をご紹介します。
簡単にいうと、お得な購入方法は未使用車と低金利ローンの利用です。それぞれの方法のメリットをご紹介します。
未使用車
登録済(届出済)未使用車とは、初度登録されていても一般の走行に供されていない車のことです。登録されているので、新車という扱いではありませんが、コンディションは新車に限りなく近いことが魅力。
価格も新車と比べると安く購入できることが多いので、お得に車を購入したい方におすすめです。程度のよい中古車は、意外と値段が高くなりがちで、前オーナーがどのように車に乗っていたのか気になるものです。
その点、未使用車なら安心して乗れるだけでなく、保証も充実しています。手続きをすれば、新車保証を継続して受けることができ、安心して乗れる車です。
登録されている車ということは、グレードやオプション装備が限定されるのは懸念点ですが、在庫を多数抱えている店舗であれば好みのグレードを選択しやすくなります!
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低金利ローン
もう1つの方法は、低金利ローンを利用するというもの。新車を購入する方の多くは、ローンを利用して購入されます。しかしローンは、どうしても利息の負担が発生します。
低金利ローンは、手数料となる利息を抑えることができ、トータルで計算したときにお得に購入できる方法です。たった数%の金利の違いでも、総支払額で計算すると何十万円の費用の差が発生することも多いです。
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