近年、ミニバンのように大人数を乗せることができる7人乗りのSUV車の人気が高まっています。7人乗りSUV車とは、サードシートを持ち大人が7人乗車することができるSUV車のことです。SUV車は車高が高くて、荒れた路面であっても走りやすくなっています。
SUV車は次々と新しいモデルも販売されるようになっていますし、大人数が乗れる車として人気も高くなっています。しかし数多くの車種が販売されているため、実際に選ぶときには、どの車種を選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SUVの国産車と輸入車のおすすめの車種と共に、選ぶときに検討できるポイントも解説します。

SUVの魅力

日本ではセダンが主流の車の形でした。しかしスポーツカーのようなスピード重視の車よりも、普段使いに便利な車が求められるようになってきました。その結果、ミニバンが人気を集めるようになり、セダン中心の時代は少しずつ終わりを迎えました。
SUVは、ラゲッジスペースがセダンに比べて広く、ミニバンのように荷物をたっぷり積み込めるのがポイントです。それに車高が高く、視界が良いので運転もしやすく、長時間のドライブでも疲れにくいという利点があります。
近年では3列シートで最大8人まで乗れるSUVも登場し、「家族みんなで乗れる」「荷物がたくさん積める車が欲しい」という人にとっては理想の選択肢になっています。
SUVはスポーティなデザインが多く、見た目で選びたい人にもぴったりです。スタイリッシュで力強いデザインが、走りの楽しさと見た目の良さを兼ね備えています。
メーカーによってデザインはさまざまですが、どれもキリッとした印象が強く、コンパクトなものから大きめのものまで、どのサイズのSUVも共通してスタイリッシュに仕上がっています。
SUVは、スポーティさと多機能性を持ち、オンロードでもオフロードでも快適に走れるのが強み。長距離ドライブでも疲れにくく、車高の高さもあって視界も良好です。アクティブに使えるファミリーカーとしても人気があります。
SUVの種類と選ぶポイント
軽SUV

軽SUVは、軽自動車のコンパクトなサイズとエンジン排気量に合わせたSUVタイプのことです。例えば、スズキのジムニーは世界最小の本格クロスカントリーSUVで、他にも街乗りしやすいスズキ ハスラーやダイハツ タフトもあります。
軽SUVの魅力は、小回りがきいて街中での取り回しが楽なこと、そして税金などの維持費が比較的安いところです。もちろん、軽自動車の中では少し高めですが、普通のSUVに比べると手頃な価格が魅力です。
「初めてSUVに乗ってみたい」「ちょっとした遊び用にもう1台欲しい」「普段は街乗りに使いたい」といった方にはピッタリです。
コンパクトSUV

コンパクトSUVは、コンパクトカーをベースに作られたSUVで、例えばトヨタ ヤリスクロス、スズキ クロスビー、ホンダ ヴェゼルなどが該当します。ボディサイズが扱いやすく、全長が4m前後で、幅は1.7m未満の5ナンバーサイズがメインです。エンジンは1.0Lから1.5Lが多く、ハイブリッドモデルもあります。
コンパクトSUVは軽SUVほどコンパクトではありませんが、5人乗りで後部座席も広く、家族や友人と乗るにも便利です。さらに、SUVの中でも燃費が良いモデルが多いので、維持費を抑えたい方にもおすすめです。ファーストカーとしても、小さな子供がいる家庭のファミリーカーとしても使いやすいサイズ感です。
ミドルSUV

画像引用元:RAV4
ミドルSUVは、トヨタのRAV4やマツダのCX-5のように、オンロードの快適さとある程度のオフロード性能を兼ね備えたSUVです。サイズは全長4.5m程度、幅は1.8m以上が一般的で、排気量も2.0Lから2.5Lとパワフルです。ハイブリッド、プラグインハイブリッド、ディーゼルエンジンなど選べるエンジンも豊富です。
ミドルSUVの特徴は、長距離運転や高速道路での快適さ、そして上質な走りです。最新の安全運転支援技術も揃っているのが魅力です。アウトドアが好きな方や、普段の街乗りだけでなくアクティブに使いたい方にはおすすめです。
ラージSUV

ラージSUVは、大きなボディサイズで迫力満点のモデルです。トヨタのランドクルーザーなどが有名で、まさに「どこにでも行けて生きて帰ってこれる」と言われるほど頼りになる相棒です。全長は5m近く、幅も大きく、排気量も大きめで、力強い走りができるのが魅力です。
ラージSUVの特徴は、ミドルSUVと同様に本格的なオフロード性能があることです。そして、街中でもその存在感と高級感で目を引くデザインが多いです。輸入車では、さらにプレミアムなクラスのSUVも多く、所有感を満足させてくれるモデルも多数あります。
7人乗りSUVの国産車7選
人気の7人乗SUVの国産車をご紹介します。基本スペックや特徴などの解説をします。車を選ぶ際にぜひご活用してください。
マツダ CX-8

画像引用元:マツダ
マツダのCX-8は、2022年11月にマイナーチェンジが実施されました。今回の改良でファミリー指向を強めたと言われています。CX-8のグレードは、6人乗りのみの「25S」、「25T Black Tone Edition」があります。
7人乗りになっているのは、比較的ベーシックな「XD」です。そして、さらに6人乗りと7人乗りを選択できるモデルとして、上位グレードになる「Smart Edition」、スポーティーな「Black Tone Edition」と「Sports Appearance」、レジャーやファミリー向けの「Grand Journey」、最上級モデルの「Exclusive Mode」と分かれています。
実用性のある3列目シート

画像引用元:マツダ
CX-8の3列目シートは、国産SUV車の中で広く、3列目としてはトップクラスの快適さとなっています。2列目シートが大きくスライドするので、着座姿勢も自然です。
また、テールゲートやラゲッジルーム周りの形状を工夫し3列目シートの静粛性が高められています。CX-8では、3列目シートの居住性にこだわり、ゆったりくつろげるような快適性を追求しています。ただ、頭上空間はそれほど広くないので、長時間の乗車はきつく感じるかもしれません。
CX-8では、十分な室内の広さを確保しつつ、体をしっかりと支えながら無理のない自然な姿勢を保ちやすい構造と性能が、それぞれのシートに作り込まれています。使い勝手の良さにもこだわり、3列目シートの脇にもボトルホルダーや小物入れ、充電用USB端子なども備えられています。
3列目まで考慮した安全性

画像引用元:マツダ
マツダでは衝突安全性を追求する上で、3列目の安全向上に力を注いでいます。たとえば、時速80kmでの70%オフセット衝突時にも燃料漏れがないことを確認し、3列目シートの生存空間をしっかりと確保し、非衝突側の後席ドアが人力で開くことを独自の基準として採用し、設計しています。
また高い安全性を実現するために、クラッシャブルゾーンをきっちり潰し、セーフティゾーンは潰さないように設計されているのも特徴です。生存空間を確保するだけでなく、ドア変形なしで開閉できるほどです。
低速から力強いディーゼルエンジン

画像引用元:マツダ
CX-8では、力強い走りのクリーンディーゼルエンジンとガソリンターボエンジンとガソリンエンジンの3種類から選択することができます。クリーンディーゼルエンジンでは実用燃費と環境性能の向上を追求し、ディーゼルならではの力強さ、さらにロングツーリングであっても快適に楽しむことができる静粛性を実現しています。
豊かなトルクによる扱いやすさに加えて、高回転からでもスムーズに加速できる高出力を実現しているので、高速道路への合流や追い越しなどでのパワフルな走りを提供しています。3列目までフル乗車したときに、低速から力強いと安定して走行できるでしょう。
CX-8の内外装については、こちらの記事をチェック!
CX-8の内外装や特徴は?走行性能や中古相場まで詳しく紹介!

日産 エクストレイル

日産のエクストレイルは「VCターボ(可変圧縮比エンジン)」を採用した「e-POWER」と共に、革新的な電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が搭載されています。内燃機関とEVの革新的な技術の点が評価され、2022-2023 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
爽快感のある走りや上質な乗り心地をもたらす「e-4ORCE」は4WD技術に革命をもたらしました。また、電動化時代のコアテクノロジーになるものとして「技術の日産」に大きな期待が寄せられています。
高級感のある内装

エクストレイルは、タフギアでありながら洗練されている新しいSUVデザインです。エクステリアのデザインのテーマは、タフギアと洗練の融合となっています。
インテリアは、インパネにはやわらかいパッドが使用され合成皮革でカバーされ、さらにはステッチもあしらわれていて高級感のあるつくりとなっています。
少し狭めの3列目シート

7人乗りのエクストレイルには、3列シート仕様という選択肢はあるのですが、その実用性としては決して高いとは言えないでしょう。理由として、エクストレイルの3列目に乗り込む際に、2列目シートをできる限り前にスライドしたとしても、かなり窮屈な姿勢で入り込むような形になります。
また、3列目シートは身長170cm以上の人だとヘッドクリアランスがほとんどありません。さらに、ニースペースも狭く床面も高いので、足を抱えて座るような姿勢となるので、長時間の乗車は困難になるでしょう。
それで、3列目シートは、短時間の乗車時や、子どもが乗車する様なときにであれば使えるというような、緊急用と割り切った方がいいでしょう。エクストレイルでは、7人乗りが選択できるグレードが、「X e-4ORCE」、「X e-4ORCE 4AUTECH」のみとなります。
4輪制御技術のe-4ORCEで安定した走り

エクストレイルには、VCターボエンジンと4輪制御技術のe-4ORCEによって安定した滑らかな走りを実現しています。
VCターボエンジンは圧縮比を可変させることにより、低燃費と高出力、静粛性を実現しています。エクストレイルの燃費性能は、WLTCモードで2WDで19.7㎞/L、4WDでは18.4㎞/L(3列シート車は18.3㎞/L)です。
新しく搭載された4輪制御技術のe-4ORCEは、雪道や舗装されていない道路を走行するときの安定性に加えて、日常での車両走行時の安定性を高める機能となっています。ドライブモードセレクターで、路面に応じた駆動力分配をしてくれるドライブモードに変更できるので、安心して走行できるでしょう。

トヨタ ランドクルーザー

画像引用元:トヨタ
トヨタのランドクルーザーは、SUVの中でも随一の悪路走破性と卓越した耐久性を持つため日本国内だけでなく世界中で愛され大勢のファンを持つ人気車種となっています。
ランドクルーザーのサイズは、全長はミニバンと同じ程度ですが、ミニバンよりもワイドで高さもありますので、見た目以上の大きさと迫力があります。また室内空間も最上級SUVにふさわしいゆとりのある空間が確保されています。
フラッグシップにふさわしいインテリア

画像引用元:トヨタ
ランドクルーザーは、フラッグシップSUVにふさわしい品格ある佇まいと力強さを融合したデザインとなっています。前後バンパー下端を下げ、フロントとサイド、リヤ下端のつながりを強化、水平基調の骨太な力強さが表現された外観となっています。
シートの構造や配置も見直され、膝周りのゆとりを確保することにより、優れた居住性が確保されています。
比較的広めの3列目シート

画像引用元:トヨタ
2列目シートと3列目シートは前後のスライドができない固定式となっていますので、広さの調節はできませんが、大人が座っても不自由に感じることがないほどの足元空間が確保されています。
また、グレードによって、3列目シートの両サイドにもドリンクホルダーやUSB充電が備えられていますし、さらに背もたれの角度が調節できるリクライニング調整スイッチも搭載されています。
ただし、3列目シートの着座位置が、フロアから低くなっています。そのため、座ったときに膝が上がる体育座りのような姿勢となってしまいますので、長時間のドライブは難しいでしょう。
大排気量ガソリンエンジン搭載

画像引用元:トヨタ
7人乗りのランドクルーザーは3.5Lガソリンエンジンとなっていて、全てのグレードが4WD設定となっています。フレームは強度と剛性は維持したまま大幅に軽量化することにより革新と伝統が共存するものとなっています。
また、サスペンションはオフロード性能とオンロード性能を高次元で融合することにより、あらゆる道を気持ちよく走破できるように新規開発されています。フル乗車した場合でも、大排気量のエンジンで余裕ある走りができるでしょう。
トヨタ ランドクルーザープラド

1990年から発売されているトヨタのランドクルーザー プラドは、本格的な悪路走破性を兼ね備えた、国内外で人気のある車種となっています。7人乗り3列シートの仕様は、広い室内空間を確保できるので、人気となっています。
ランドクルーザー プラドは、ランドクルーザーとRAV4の間に位置する大きさとなっていますので、日常生活での使いやすさと本格的なオフロードでの走行性能とのバランスが取れたモデルとなります。
3列目シートの実用性

3列目シートの足元空間はそれほど広くないので、大人の方が長距離移動時に使用するのはおすすめではありません。小柄な方やお子様であれば、足元に十分なスペースを確保できそうです。ただ、頭上スペースには十分な空間が確保されていますので、短時間の乗車であれば、それほど窮屈さを感じることはないでしょう
3列目シートは、電動タイプであれば、スイッチを押すだけで自動的に格納、復帰します。ヘッドレストも格納と連動して自動可倒します(復帰時は手動です)。また手動タイプでは、バックドア側からだと、レバーでのワンタッチ操作になり、室内側からのレバー操作はスプリングの力でスライド格納をします。
ガソリンとディーゼルから選べる

ランドクルーザー プラドは、本格SUV車にふさわしいトルクフルな動力性能と燃費性能を兼ね備えています。ランドクルーザー譲りの高いオフロード走破性に加え、オンロードでの快適性も両立しています。
ランドクルーザープラドは、7人乗り仕様でもディーゼルエンジンとガソリンエンジンの両方から選択できるのも特徴。好みのパワーユニットから選択できるのは、ランドクルーザーと異なる点です。
フラットな荷室

7人乗り仕様の場合は、3列目シートを格納すると、フラットな荷室になります。大きな荷物を積載したいときは、シートを格納してしまうとフルフラットな荷室空間が作り出せます。
レジャー用品や長尺物を積載するときに、フラットな空間は魅力的です。家族の車としても使いやすい1台です。
ランドクルーザープラドの内装はどんなもの?グレード別のインテリアや荷室をチェック

レクサス LX

画像引用元:LEXUS
レクサスSUVのシリーズの中で、最も大型で最高位のモデルとなり、力強さとラグジュアリーを兼ね備えています。高級SUVであり、さらに過酷な大地を走ることのできるオフロード走破性も持っています。圧倒的な走破性能と迫力のあるボディと洗練された見た目や豪華さにより、長年にわたり多くの国で好評を得ています。
高級感あるインテリアデザイン

画像引用元:LEXUS
レクサスLXの内装は、本格SUVの機能を備えつつ、力強さやラグジュアリー性、さらには先進性も味わうことができるコックピットと室内空間が特徴となっています。
さらにその室内空間は、全長5m超のロングボディを活かしたゆとりあるつくりとなっています。先進性と美しさをあわせ持ったデザインが施された内装からは、フラッグシップの風格が漂っています。
座り心地のよいセカンドシート

画像引用元:LEXUS
さらにフロントシートとセカンドシートには、乗り心地のよいホールド形状が採用されています。安定した体圧分布を追求することにより、オフロードでもオンロードでもホールド性に優れた乗り心地が実感できるでしょう。
また、後部座席になるにつれて、少しずつアイポイントが高くなるように設計されているので、よりリラックス感や開放感を味わうことができます。
ゆとりのあるエンジン性能

画像引用元:LEXUS
レクサスLXは、サイズは大きくなっていますが、アイポイントが高いので視界が広く、運転しやすくなっています。軽量かつ高剛性のフレームを採用し走破性を高めています。
レクサスLXのエンジンは、3.5LのV型6気筒ツインターボエンジンを搭載していて、力強いエンジンとなっています。
さらに、Direct Shift-10ATとの組み合わせによって、オンロードでは伸びやかな加速、オフロードでは低・中速域での力強さを発揮していますので、7人が乗っていてもゆとりのある走りを実感できるでしょう。
三菱 デリカD:5

画像引用元:三菱
ミニバンの使い勝手のよさと快適性を持ちつつ、オフロード走行もこなしてしまう唯一無二のモデルが、三菱のデリカD:5です。大人数での乗車に対応しているだけでなく、走行性能や使い勝手などの中身も、とても魅力的となっています。
デリカD:5の7人乗りは、2列目シートにはキャプテンシートになっているのが特徴。左右の席が独立していて、リクライニング機能とシートの両端にはアームレスト、さらには前席と後席のアクセスが楽にできるウォークスルー機能が備えられているので快適に乗車できます。
快適に乗車できる空間

画像引用元:三菱
デリカD:5は気密性が高く、ドアを閉めた瞬間から快適さを実感できるようになっています。
車体の細部にわたって、遮音素材と吸音素材を効果的に配置することにより、エンジン音や風切り音、ロードノイズを低減するとともに、走行時・停車時の遮音性能を向上させています。
また、ドアを閉めた瞬間から実感できる静粛性は、ロングドライブの疲労を軽減し、さらに移動する時間の快適さを高められるでしょう。ディーラーオプションでは、室内の静粛性を高めるフロアマット(吸・遮音機能付)が用意されています。
3列目シートでもゆとりの空間

画像引用元:三菱
デリカD:5の3列目シートは、十分な厚みのあるシートクッションと広い足元のスペースが確保されているので快適に過ごせます。また後部座席への乗り降りは、スライドドアになっているので、お子さんを連れての乗り降りの時や狭い場所での3列目シートへのアクセスのときには、使いやすさを実感できるでしょう。
デリカD:5では、助手席ドア/助手席側スライドドアの開閉と連動して作動する電動サイドステップとなっています。ステップから車内フロアまでの段差を低減することにより、お子様やお年寄りをはじめとした、家族みんなの乗り降りをやさしくサポートします。さらに、夜間や暗所ではLEDライトが足元を照射するので、より安全に乗り降りすることができます。
ミニバン形状でも高い悪路走破性

画像引用元:三菱
デリカD:5の走行性能は、走行が困難になる状況での発進・走破性能を高める従来型の4WDロックのみのものから、4WDオートにも拡張しました。それにより、7人乗りのSUV車でありながら、悪路走破性をさらに高めました。
2.2Lコモンレール式DI-Dクリーンディーゼルターボエンジンと新開発8速スポーツモードA/Tを組み合わせることによって、燃費と動力性能がさらに進化しました。低速からトルクフルな走りと滑らかな加速が実現しています。
デリカD:5の特徴や内外装のポイントは?中古相場やお得に購入する方法

三菱 アウトランダーPHEV

三菱のアウトランダーPHEVは、プラグインハイブリッドモデルのSUVで、ランサーエボリューションで鍛えた4WDの技術、パジェロで築いたSUVのノウハウと、i-MiEVで培ったEV技術などの三菱のさまざまな技術の集大成といえる車です。
先進性を感じさせるインテリア

3列7人乗りも設定され、ファミリーユースにも最適です。インテリアには、インストルメントパネルを貫く力強い水平基調のデザインが採用されています。
広くゆったりとした空間と圧倒的な上質感、高い静粛性を追求しています。SUV車としての居住性とそれに加えて利便性や近未来的なデザインを兼ね備えたこだわりのSUV車となっています。
短時間に割り切った使い方がベストな3列目シート

アウトランダーPHEVの3列目シートに大人が着座しようとする時には、2列目シートを前方に動かす必要がありますが、最大限前に動かしたとしても、乗り込みにくさを感じます。また、着席した際の足元空間は狭くなっていますので、大人が長時間、後部座席に座るのは難しいといえるでしょう。
アウトランダーPHEVの3列目シートは、お子さまの利用や短時間の利用、または緊急用におすすめといえます。また、「SUVが欲しいけどファミリーカーとしても使わなければいけない」という方にとっては、アウトランダーの7人乗りは、魅力的な選択肢といえるでしょう。
モーターによる心地よい走り

アウトランダーPHEVは、前後輪をそれぞれ小型で軽量な高出力モーターで駆動しているので、発進時や高速の追い越し時にわたり、レスポンスのよい加速感が実現されていて、その走行性能はとても力強くなっています。
ワインディングから雪道、さらに未舗装路まで安定して走行できるのも特徴。それでいて、アウトランダーPHEVの燃費性能は、WLTCモードで16.2~16.6㎞/Lと低燃費です。
SUVの人気モデルについては、こちらの記事もご覧ください。
SUVのおすすめ車種は?2023年の人気モデルを一挙ご紹介!

7人乗りのSUVの輸入車3選
ここからは、輸入車のSUVの紹介をします。輸入車には、国産車とは違う独特のデザインや乗り心地が魅力となっています。それぞれの車種の特徴を確認してみましょう。ぜひ、自分に合った車を探すときの参考にしてください。
BMW X5

画像引用元:BMW
現行モデルのBMW X5は、2018年6月にワールドプレミアされ、日本では2019年2月27日に発売されました。
BMWのSAVシリーズは「X」の文字が目印となっています。車種名はXに数字を合わせる組み合わせが通例とされていて、数字が大きくなるほどサイズも大きくなりX5は、3番目に大きな車種です。

画像引用元:BMW
BMW X5のサイズは、全長4,935㎜、全幅2,005㎜、全高1,770㎜です。前席も後席も広い空間があり、3列目シートの居住性も改善されています。ただ、日本で運転するときには特に全幅の大きさがネックとなりそうです。
また、BMW X5には、4輪アダプティブ・エア・サスペンションが採用されていますので、車高を上げ下げすることができます。それにより、悪路の走行性能が高まりますし、また市街地での乗り心地がよくなります。さらに乗り降りするときに車高を下げることができ、小さなお子さんや高齢者の方などが乗り降りする際の乗降性も高まります。

画像引用元:BMW
BMW X5には、高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト、レーン・チェンジ・アシスト、衝突回避・被害軽減ブレーキなどの先進機能が、搭載されています。BMW X5は、快適な乗り心地と走行性能の両方を両立させたい方におすすめの車といえるでしょう。
メルセデスベンツ GLB

画像引用元:メルセデス・ベンツ
新世代メルセデスの7人乗りSUVのメルセデスベンツ GLBは、洗練されたスクエアなフォルムと乗る人が快適に移動できるオンロード性能、さらにはレジャーやスポーツの道具をたくさん積んでもたくましく走ることのできるオフロード性能を実現しています。

画像引用元:メルセデス・ベンツ
メルセデスベンツ GLBでは、大きな安心感をもたらす世界最高水準の安全性能が実現されているので、家族や仲間とのアクティブライフで遊び尽くせるメルセデスとなっています。
「メルセデスベンツ GLB」のサイズは、全長4,640㎜、全幅1,835㎜、全高1,700㎜です。室内は、モダンでラグジュアリーな心地よい空間となっています。疲労の少ない美しいシートで広い室内空間と共に、ラグジュアリーカーを感じさせるゆとりをもたらしています。
ボルボ XC90

画像引用元:VOLVO
ボルボ XC90は、大人数であっても広い室内空間とやわらかいタッチの高品質本革シートなどにより、快適にリラックスできる環境づくりが意識されているプレミアムSUVです。さらに、ボルボが先駆けて開発したアドバンスト・エア・クオリティ・システムにより、有害なPM2.5の微粒子を最大95%除去し快適な車内空間を保てます。
外観は高級SUV車の優美さを兼ね備えた洗練されたデザインで、さらにSUV車ならではの力強さも感じることができます。

画像引用元:VOLVO
ボルボ XC90のキャビンスペースは、細部まで美しいデザインで乗る人を心地よい気持ちにさせてくれる、ゆとりを持ったつくりが特徴となっています。
7人それぞれがゆったりと座れるゆとりのあるデザインとなっているので、短距離の移動であっても大人数での長距離ドライブであったとしても、全ての人が快適に過ごすことができる空間となるように仕上げられています。

画像引用元:VOLVO
ボルボ XC90には、パイロット・アシスト(車線維持支援機能)や360°ビューカメラなどの運転支援機能が搭載されています。さらに、先進安全機能も、City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)や、歩行者・サイクリスト・大型動物検知機能(夜間含む)、対向車対応機能 、ステアリング・サポート(衝突回避支援機能)などが搭載されています。

SUVおすすめランキング
トヨタ ヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロスは、コンパクトカー「ヤリス」の運転の楽しさを受け継ぎつつ、ゴルフバッグも積めるような実用性も兼ね備えたコンパクトSUVです。ヤリスクロスは、ヤリスと同じGA-Bプラットフォームを採用した兄弟車で、このプラットフォームはBセグメント向けに設計されていて、スムーズなドライブが楽しめるようになっています。
ヤリスがハッチバックであるのに対し、ヤリスクロスはSUVスタイルで登場しました。そのため、街乗りはもちろん、長距離のドライブやアウトドアまで幅広く活躍できる車です。スタイリッシュなデザインや、実は本格的な4WD性能も持っているので、都市での生活を楽しみつつ、週末にアウトドアに出かけたい方にぴったりです。

エンジンはガソリンとハイブリッドの2種類から選べます。カジュアルな乗り味と手頃な価格が魅力の「ガソリン」と、静かで快適な走りを重視した「ハイブリッド」があります。ハイブリッドには1.5Lのハイブリッドシステムが搭載されていて、電気系や機械系の損失を減らすことで、力強い走りと世界トップクラスの低燃費を両立しています。
また、悪路からの脱出をサポートする「TRAILモード」や、雪道での安定走行に役立つ「SNOWモード」も備えています。後部座席は上級グレードで4:2:4分割、ベースグレードでは6:4分割で倒せるなど、グレードごとに装備が違うので、選ぶときにチェックしておきたいポイントです。
ホンダ WR-V

ホンダ WR-Vは、2024年3月に日本で登場したコンパクトSUVです。このモデルは、もともとインドで人気のある「エレベイト」を日本向けにアレンジしたものです。コンパクトなボディと力強いデザインが日本の市場にも合いそうだと判断され、日本での発売が決まりました。
WR-Vのボディサイズは、全長4325mm、全幅1790mm、全高1650mmで、見た目もがっしりしたSUVらしいデザインが特徴です。

画像引用元:WR-V|Honda公式サイト
室内空間も広々としていて、特にラゲッジスペースは458Lと同クラスの中でトップクラスの広さ。スーツケース4個やゴルフバッグ2個が余裕で積めるので、アウトドアや旅行にもぴったりです。
グレードは3つあり、全て直列4気筒1.5Lのガソリンエンジンのみが搭載されています。全モデルとも価格は200万円台で、手が届きやすいのもポイントです。
デザイン面では、クロカンスタイルを意識したタフなフロントグリルがWR-Vらしさを際立たせています。特に最上級の「Z+」グレードでは、ブラックのフロントグリルやシルバー塗装のルーフレールガーニッシュ、クロームメッキのドアハンドルといったアクセントが加えられ、さらに力強い印象になっています。
室内の使い勝手も優れており、荷物をしっかり積める点ではワンクラス上であるヴェゼルを上回る便利さを誇っています。
スバル クロストレック

2022年12月に発表された新しいGU系スバル クロストレックは、3代目のGT系XVで使われていた「SGP」プラットフォームを改良して使用しています。以前は日本では「XV」という名前で販売されていましたが、新型からは世界共通で「クロストレック」に統一されました。これで北米でも日本でも同じ名前になりました。
パワーユニットには、2.0Lのe-BOXERが採用されていて、グレードは2つに絞られてシンプルなラインナップになっています。また、今回からは前輪駆動(FF)モデルも設定され、エントリーグレードの価格が下がったことで、さらに手が届きやすくなっています。

安全装備については、予防安全パッケージ「アイサイト」が大幅に機能アップしています。従来のステレオカメラに加えて広角単眼カメラが追加され、より広範囲を監視できるようになりました。これによって、見通しが悪い道や交差点での右左折の際に、衝突リスクがさらに軽減されるようになっています。
このクロストレックのベースになっているのは、スバルのハッチバックモデル「インプレッサ」です。サイズは全長4480mm、全幅1800mm、全高1580mm(ルーフレール付きの場合)で、ホイールベースは2670mmです。先代のXVと比べると、全長が少し短くなり、全高は少し高めになっているのが特徴です。
デザインは、SUVらしいタフさとスポーティさを上手くミックスさせていて、街乗りからアウトドアまで幅広いシーンで活躍できるクロスオーバーSUVです。
乗車定員が多いSUVを選ぶポイント
SUVには様々なタイプやモデルがあるので、どの車種を選んだらいいのか悩むことも多いのではないでしょうか。
自分に合ったSUVを見つけるには、デザインやサイズ、また用途や価格などのポイントを押さえて、それぞれの車種やモデルの特徴を比較して選ぶことが重要となります。SUVの車種を選ぶときのポイントを紹介します。
用途で選ぶ
SUVには実用性重視のタイプとステータスを高めるタイプのものとがあります。まずは、自分がどちらを優先したいのかを決めるとよいでしょう。必要な機能は生活環境によって異なりますし、普段の走行ルートによっても異なるでしょう。
たとえば、積雪地に住んでいるのであれば4WDが優先事項となるかもしれませんし、移動範囲が広いようであれば燃費性能が必須であったり、さらには、維持費を安く抑えたいという点が優先事項であれば軽SUVがいいという感じで考えることができます。
所有感を重視するのであれば、自分にとって優先する性能が、走行性能なのか、デザイン性が優先なのか、あるいはラグジュアリーさが優先事項となるのかを考えて選んでいくことができるでしょう。
さらには、主にどのような用途で車を使うのかという点についても考えてみることができます。買い物や近くの街乗りがメインなのか、それともアウトドアなどの利用が多いのかによって、求める装備も異なります。
細い道や駐車場などの街乗りで使用することが多いようであれは、先進の安全性能を搭載しているモデルや燃費性能に優れているモデルが多いコンパクトSUVや軽SUVが、特におすすめです。アウトドアやロングドライブが多いようであれば、ミドルサイズやクロスオーバーSUVが向いているでしょう。
価格で選ぶ
価格で選ぶなら、コンパクトSUVや軽SUV、または国産車の中から選ぶことがおすすめとなります。車体価格が比較的、抑えられているので、理想のSUVをお手頃価格で購入できます。
また車体価格が少し高くはなりますが、ハイブリッド車を選ぶのもおすすめです。ハイブリッドは燃費がよいモデルが多いので、購入時は少し高く感じたとしてもその後の維持費を抑えることができます。また、気に入った車種の価格が高いと感じた時には、未使用車などの中古車を探してみるのもおすすめです。
どの車種を購入するかを検討するときには、人気車種をチェックしておくのもよいでしょう。人気車種には選ばれる理由があり、その車種が自分の求めるものを満たすものであれば、スムーズに車を選ぶことができるかもしれません。人気車種を購入しておけば、売却時に有利になる可能性も大きくなります。
中古車市場でのニーズが高ければ、高額査定を期待することができるためです。短いスパンでの車の乗り替えをしたい方であれば、売却を視野に入れて車種を選ぶこともできるでしょう。
軽自動車のSUVを探しているなら、こちらの記事をチェック

サイズ感で選ぶ
SUVには、フルサイズSUV、ミドルサイズSUV、コンパクトSUV、軽SUVという4種類のサイズがあります。自分が、どのようなシーンでSUVを使用するのかの用途を具体的にイメージしながらサイズを選べるでしょう。
家族や友人とアウトドアやロングドライブに頻繁に出かけるようであれば、フルサイズSUVがおすすめになります。長時間の移動であったとしても後部座席までゆったり座れるサイズ感であれば、快適に過ごせます。
また、ミドルサイズのSUVであれば、街乗りであっても高速走行であっても、オールマイティーです。普段使いの使用が多いのであれば、小回りが利くコンパクトSUVがよいでしょう。軽SUVであれば、遊び心がたっぷりの車種が多いので、少ない維持費でセカンドカーとして楽しむこともできるでしょう。
SUVをお得に購入する方法
SUVをお得に購入する方法をご紹介します。車の購入の際は、車両本体価格にオプションなどを追加すると高額になるため、ローンを利用される方が多くなります。自動車ローンは毎月の費用を抑えることができ、無理なく希望する車に乗ることができるよい方法ですが、どうしても手数料が発生してしまいます。
その手数料である、金利を抑えることができるのが低金利ローンです。金利は数%の違いによって総支払額が大きく変わる場合もあります。特に、車両価格が高ければ高いほど金利の違いによる差額も大きくなります。
弊社カミタケモータースでは新車1.99%の超低金利プランを取り扱っておりますので、大変お得にお車の購入をしていただくことが可能です。
SUV車のご購入をご検討の際には、ぜひご確認をしてみてください。



