スズキは軽自動車やコンパクトカーの豊富なラインナップを揃えており、スーパーハイトワゴンや軽SUV、さらに軽バンやミニバンなどが用意されています。
低価格な軽自動車やコンパクトカーを中心として、多彩なラインナップになっているのが特徴です。
魅力的な車種を取り揃えているスズキですが、どのような車種が人気でしょうか?2020年の販売台数から見る人気モデルをご紹介します。
スズキの車の魅力は?
スズキは軽自動車の販売台数が多く、販売台数の中でも主力となっていますが、普通車にも力を入れています。コンパクトでも安全装備が充実したモデルを多数ラインナップしており、「スズキセーフティサポート」が搭載されおり、衝突被害軽減やふらつき警報機能など、安全に運転できるようにサポートする機能が充実しています。
また新しいプラットフォームの「HEARTECT」が搭載されている車種が多く、合理的でシンプルな形状で性能の向上と軽量化を実現。軽量で高剛性のプラットフォームによる優れた走行性能が特徴です。
燃費対策としてアイドリングストップだけでなく、マイルドハイブリッドを搭載した軽自動車も多く取り揃えているのはスズキ車の魅力です。
2020年の販売台数ランキング
2021年の販売台数ランキングから、スズキの人気車種をご紹介いたします。全国軽自動車協会連合会が発表しているスズキの販売台数からランキング形式で、車種別の特徴を見ていきましょう。
1位:スペーシア

画像引用元:スズキ
1位になったのは、軽のスーパーハイトワゴンであるスペーシア。2020年の販売台数は139,851台となっています。軽自動車最大級の室内空間を備えており、スライドドアを採用して利便性も高くなっているモデルです。
スーパーハイトワゴンで圧倒的な人気があるN-BOXやピラーレス構造のタントに販売台数で劣っていましたが、2017年にフルモデルチェンジするとスーツケースのようなデザインが特徴となり、可愛らしく個性的なデザインが人気を集めます。
ボディの剛性を向上させただけでなく、高張力鋼板を使用した範囲が拡大したことで、軽量化も実現しました。ハイブリッドも搭載して、モーターによるクリープ走行が可能になるなど低燃費です。
ラインナップは標準モデルの他に、迫力あるデザインのスペーシアカスタムがあります。大型メッキフロントグリルやLEDヘッドライトなど存在感のあるデザインが特徴です。
また2018年にはスペーシアギアというSUVテイストが加えられたモデルがあります。3つのスタイルから好みのモデルを選択できる多様性が特徴となっているのです。2021年12月24日には、特別仕様車の「スペーシアギアマイスタイル」が販売され、個性的なデザインのモデルも選択できます。
車両価格
【スペーシア】
HYBRID X | 2WD 1,533,400円 | 4WD 1,656,600円 |
HYBRID G | 2WD 1,394,800円 | 4WD 1,518,000円 |
HYBRID G スズキ セーフティ サポート非装着車 | 2WD 1,312,300円 | 4WD 1,435,500円 |
【スペーシアカスタム】
HYBRID XS TURBO | 2WD 1,883,200円 | 4WD 2,006,400円 |
HYBRID XS | 2WD 1,811,700円 | 4WD 1,934,900円 |
HYBRID GS | 2WD 1,663,200円 | 4WD 1,786,400円 |
【スペーシアギア】
HYBRID XZ TURBO | 2WD 1,802,900円 | 4WD 1,922,800円 |
HYBRID XZ TURBO ガンメタリック2トーンルーフ仕様車 | 2WD 1,846,900円 | 4WD 1,966,800円 |
HYBRID XZ | 2WD 1,725,900円 | 4WD 1,845,800円 |
HYBRID XZ ガンメタリック2トーンルーフ仕様車 | 2WD 1,769,900円 | 4WD 1,889,800円 |
【スペーシアギアマイスタイル】
– | 2WD 1,793,000円 | 4WD 1,912,900円 |
スペーシアの特徴やお得に購入する方法についてはこちらもチェック⇓

2位:ハスラー

画像引用元:スズキ
2位にランクインしたハスラーは、軽SUVの人気に火をつけたモデルといっても過言ではありません。2021年に販売台数は82,486台を記録しており、根強い人気を誇っています。
人気の理由は、軽自動車でありながらも悪路の走破性が高くなっていること、また個性的なデザインです。
最低地上高が高くなっており、ジムニーほどではないものの悪路走破性が高くなっています。キャンプ場やスキー場に向かうときの少しの悪路なら余裕の走破性を見せてくれます。4WD車には複数の走行モードが搭載されており、路面状況に合わせて運転をサポート。
シートアレンジも豊富で、簡単にリアシートを倒してフルフラット状態にすることができますし、荷室やリアシートの背面が樹脂になっており、簡単に汚れをふき取ることが可能です。
充実した安全装備も搭載されているので、安全に楽しく運転できるモデルとなっています。
車両価格
1,365,100円~1,833,700円
ハスラーの特徴やお得に購入する方法についてはこちらもチェック⇓

3位:ワゴンR

画像引用元:スズキ
3位にランクインしたワゴンRは、言わずと知れたスズキの人気車種です。販売台数は68,970台となっており、安定した人気を集めています。ハイトワゴンに分類され優れた室内空間と低燃費の両立が魅力です。
軽自動車の販売台数では、スーパーハイトワゴンが主流となっていますが、ハイトワゴンでも十分なスペースを確保しています。
水平基調のインテリアで十分な視界を確保しており、ピラーやドアミラー位置の最適化によって視認性が高いのも魅力です。
スズキの安全装備であるスズキセーフティサポートが搭載されているモデルが選択できます。現行モデルはエントリーグレードのFA以外には、マイルドハイブリッドが搭載されており、低燃費を実現しています。2021年9月にはワゴンRをベースにスライドドアを採用した「ワゴンRスマイル」が追加されています。
またより上質な雰囲気となるカスタムも登場しており、専用装備付グレードやターボ搭載グレードの幅が広がりました。
車両価格
1,217,700円~1,811,700円
4位:アルト

軽自動車でもコンパクトなアルトは、販売台数が60,919台で4位になっています。低価格で購入しやすく、低燃費で維持もしやすいことが特徴のモデルです。現行モデルは2021年12月から発売されている9代目で、プラットフォームもアップデートされたことにより、燃費性能の向上だけでなく走りも高めています。
シンプルながらも親しみやすいボディデザインを採用しており、インテリアも機能的で質感の高いデザインです。
価格が安いとはいえ、スズキセーフティサポート装着車には予防安全技術が搭載されています。人や車を検知して、踏み間違いによる事故を予防したり、万が一の被害を軽減します。
低燃費性を高めるために、「A」や「L」には、エネチャージが搭載。減速時に発生するエネルギーでオルタネーターを発電させて、バッテリーに充電します。発電した電力で発進や走行時に電装品に供給してガソリン消費量を抑えてくれます。上位グレードにはマイルドハイブリッドが搭載されているので、軽自動車でトップクラスの低燃費を誇ります。
車両価格
943,800円~1,379,400円
5位:ソリオ

5位に入っているソリオは、44,713台となっています。ソリオはワゴンRワイドが前身となっているモデルです。2020年12月にフルモデルチェンジされており、居住性を高め、リアシートとラゲッジルームの改善され、進化したスズキセーフティサポートが搭載されています。
取り回しのよいコンパクトサイズでありながらも広い室内空間となっており、使い勝手にも優れたハイトワゴンとなっています。上質でありながらも洗練されたモデルです。
スズキの小型車では初めてとなるカラーヘッドアップディスプレイが一部グレードに装備されています。また新プラットフォームのハーテクトが採用されたボディで、防音や防振対策がされているので、優れた走行性能を見せてくれます。
荷室が広くなっているので、5人乗車時でも35Lのスーツケースが5つ積載可能です。広い室内と荷室を備えていますが、マイルドハイブリッドを搭載しており、低燃費を実現しています。
車両価格
1,581,800円~2,222,000円

6位:ジムニー

6位は、39,422台を記録しているジムニーです。ラダーフレーム構造でパートタイム4WDを組み合わせた初代モデルが登場してから、本格的な軽自動車四輪駆動車として変わらない人気を集めているモデルです。
2ドアタイプのボディ形状でコンパクトなボディで、狭い林道でも走破性の高いボディで走り抜けます。後席を倒してアウトドア用品を積載すれば、週末のアウトドアに大活躍するでしょう。汚れも付きにくいので、アクティブに使えますね。
ジムニー伝統のラダーフレーム構造や過酷な環境でも走破できる3リンクリジッドアクスル式サスペンションが採用されています。最低地上高は205mm、アプローチアングルは41°、ディパーチャーアングルは51°があるので、条件の厳しい悪路でもボディと接触しにくくなっています。
車両価格
1,555,400円~1,903,000円
ジムニーについてはこちらもご覧ください。

7位:スイフト

画像引用元:スズキ
世界戦略車のスイフトは23,415台を記録しており、7位となっています。元々はワゴンRプラスのプラットフォームを用いたコンパクトカーとして登場したモデルで、現行モデルは4代目となります。
安全性能や走行性能が高められたHEARTECTが採用されて、軽量化も実現されています。また部品の配置を見直したことで、広い室内空間や荷室を実現しているのです。
パワーユニットは3つあり、ガソリン車の他に一部ハイブリッド化されたマイルドハイブリッド車、さらに燃費性能が高いハイブリッド車です。ロングホイールベースですがフロントタイヤの切れ角が大きく、最小回転半径は4.8m。狭い道でも運転しやすいですね。
車両価格
1,546,600円~2,048,200円
8位:エブリイワゴン

8位のエブリィワゴンは17,053台で、着実に販売台数を稼いでいるモデルです。軽自動車のワンボックスで長年多くの人に支持されているモデルです。
軽自動車でありながらも、広い車内と乗り心地の良さ、荷室の使いやすさなど他のモデルにはない特徴を持っています。大人が4人乗っても後部に十分なスペースがあるので、荷物を積載して出かけるのも便利です。
現行モデルはどれもターボエンジンが搭載しており、荷物を積載したときや高速道路でも力強く走ってくれます。
車両価格
1,569,700円~1,929,400円
9位:ジムニーシエラ

第9位はジムニーの普通車モデルとなるジムニーシエラです。販売台数は16,603台となっており、発売から一定の人気を集めていることが分かります。
特徴はジムニーと同様です。排気量が1.5Lエンジンとなっており、ワイドとレッド化され、ワイドフェンダーと大型バンパーが装備されているのみですので、ジムニーと違いがほとんどありません。
しかし改良されたエンジンで、軽自動車のものとは異なるトルクの太さがオフロードで力を発揮します。軽量なボディと力強いエンジンで凹凸がある悪路を走破していきます。
車両価格
1,863,400円~2,084,500円

10位:クロスビー

画像引用元:スズキ
クロスビーは12,401台を2021年に販売しており、10位となっています。走破性の高さが魅力となっており、アウトドアやレジャーの際に活躍します。4WD仕様は走行モードを切り替えることができ、舗装された道だけでなく、滑りやすい路面でも安心して走行できるのが特徴です。
軽自動車のハスラーを大きくしたようなデザインとなっており、SUVとワゴンのクロスオーバーのようなモデルです。特徴的なデザインとワゴンの使い勝手のよさが大きな特徴となっています。
またマイルドハイブリッドを搭載しており、1.0LのリッターカーのSUVという街中でも使いやすいモデルです。
車両価格
1,840,300円~2,289,100円
スズキの車をお得に購入する方法
スズキの車をお得に購入する方法をご紹介しましょう。
簡単に説明すると、以下の2つの方法がおすすめです。
・低金利ローン
・未使用車
それぞれの特徴を見ていきましょう。
低金利ローン
低金利ローンとは、その名の通り金利が低いローンのことです。車種によっては200万を超える車両もあるので、どうしても一括では購入が難しいことがあります。
ローンを利用する方もおられますが、そうすると利息負担が発生します。総支払額を抑えるためにも、低金利ローンを利用するのがおすすめなのです。
車種によって異なりますが、値引き額以上お得になることもあるので、ぜひ低金利ローンの利用を検討してみることをおすすめします。
低金利ローンのメリットについては、こちらの記事もチェック⇓

未使用車
登録済(届出済)未使用車は、初度登録済みでも一般の走行に供されていない車のことです。登録されているのでワンオーナーではないのが懸念点ですが、新車とほとんど変わりないコンディションで、比較的安く購入できます。
保証期間も長くなっており、長期間安心して車に乗ることができます。できる限り費用負担を抑えながら車に乗りたいという方におすすめですね。
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