新車にくらべて故障のリスクが高い中古車。
- 中古車に興味があるけれど故障やトラブルが心配!
- 中古車の安さは魅力的だけれど、なんとなく不安・・・
とお悩みの方に、中古車がすぐに故障してしまった場合の対処方法や、失敗しない中古車の選び方についてご紹介します。
中古車は故障しやすい?故障リスクの少ない中古車選びについて
「新車だから故障しない」とか「中古車だからすぐに故障する」と一括りにすることはできませんが、消耗や経年劣化による故障のリスクは中古車のほうが当然ながら高くなります。
少しでも故障のリスクの低い中古車を選びたいと考えたときに、ひとつの目安となるのが走行距離です。
一般に走行距離が少ないほうがコンディションが良いとされていますが、必ずしも走行距離が少ない=故障しづらいというわけではないので注意が必要です。
たとえば年式が古いわりに極端に距離を走っていない中古車の場合、チョイ乗りでの利用が多かったと想定されます。チョイ乗りの繰り返しは車を傷める使い方ですから、この場合は故障のリスクも高くなります。
★走行距離で見る中古車選びのポイントはこちらをチェック!

できるだけ故障リスクの少ない、コンディションの良い中古車が欲しい!
という方は「未使用車」という選択肢もあります。
未使用車は一般のお客様の手に渡っていないため、ほとんど新車に近い状態でありながら、新車よりもお得に購入可能ですので、ぜひ一度チェックしてみてください。
★カミタケの未使用車は遠方からでも購入可能です!

★未使用車って何?という方はこちらをチェック!

もしも中古車を購入して一週間で故障してしまったら
「中古車を買ったら一週間も経たないうちに故障してしまった!」
そんなときはどうすれば良いのか。保証がある場合とない場合、それぞれの対処方法を簡単にまとめてみました。
①保証がある場合
まず、保証に入っている場合、保証期間中は対象となる不具合については無償で修理してもらうことができます。
故障してしまったので保証修理を頼みたいけれど「手続きの方法がわからない」「どこに持っていけばよいのかわからない」という場合は、まずは販売店に連絡し、保証を受けるにはどうすればよいのか相談してみてください。
★中古車の保証についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

②保証がない場合
つぎに、保証に入っていない現状渡しの中古車の故障に関しては、基本的には自己責任が原則であり、修理はすべて有償になります。
ただし、中古車を販売する店側には「契約不適合責任(※)」があり、自然消耗とはいえない不具合が生じた場合は無償修理等で対応してもらえる可能性があります。
販売店の保証がない場合でも、購入後すぐの故障に関しては、まずは販売店に問い合わせてみてください。
(※)契約不適合責任について
たとえ「現状渡し(保証なし・整備なし)」の中古車であっても、自然消耗とはいえない不具合が生じた場合、購入の際に当該欠陥・不具合を販売店が消費者に説明していなければ、契約内容とは異なる商品を引き渡したと判断され、契約不履行となるのが原則です。
たとえば、現状渡しで購入した中古車に納車後すぐにエンジンの不具合が生じた場合、購入の際にエンジンに不具合があるとの説明を受けていないのであれば、販売店に無償修理等の対応を求めることができると考えられます。
故障した中古車は返品できる?
中古車の購入後に故障や不具合などのトラブルで返品したいという場合、返品できるのかどうか。
結論からいうと、中古車の返品は基本的には不可能です。
中古車を含む、自動車に関する契約はクーリングオフの対象外となっており、販売店などが独自に返品サービスを設けている場合を除いて、原則として返品することができないと覚えておきましょう。
中古車の故障トラブルを回避するには
どんなに質の良い中古車であっても、買ってすぐに故障してしまう可能性はゼロではありません。
中古車購入後にトラブルに巻き込まれないためには、故障のリスクを考えて現状渡しでの購入は避け、保証のある中古車を選ぶこと。
そして、保証があるからといって安心するのではなく、どこまでが保証の対象になるのかなど内容もきっちり確認し、信頼できる販売店から購入することが大切です。
また、今の時代インターネットで簡単に中古車を探すことができますが、写真では良く見えたのに実物はイメージと違ったという失敗を防ぐため、できれば実際にお店に行って、自分の目で現車を確認しておくことをおすすめします。
このときに、同時にお店のスタッフの対応の良し悪しなども見ておくと安心です。
- 保証のある中古車を選ぶ
- 購入前に保証内容をしっかり確認
- できれば現車を見ておく
- 信頼できる販売店で購入する
万が一故障トラブルが起きてしまったら
中古車購入後いざ乗ってみたらすぐに故障してしまい、自然消耗とは考えられないような不具合で、販売店に問い合わせたけれど「現状渡しだから」「保証が無いので」と対応してもらえないなど、販売店とトラブルが起きた場合には、消費生活センターや国民生活センターなどの相談窓口を活用してみるのもひとつの手です。
中古車購入後のトラブルが起こる原因は、販売店と購入者の見解の相違によるものが多く、公正な立場の第三者の目線でアドバイスをもらうことでトラブル解決につながるかもしれません。
まとめ
安い価格は中古車の大きな魅力のひとつですが、せっかく中古車を格安で購入できても、買ってすぐの故障で修理費用がかさんでしまうようでは意味がありません。
値段につられて中古車を買ったものの、故障続きでこれなら新車を買ったほうが安かった!と後悔しないためにも、欲しい中古車が格安で見つかったからといって、すぐに契約するのではなく、保証の有無や内容をしっかりと確認し、保証の充実した中古車を選ぶことをおすすめします。
