運転中に見慣れない警告灯が表示され、もしかして故障ではないかと不安に感じたことはありませんか?
車の警告灯にはたくさんの種類がありますが、その全てが故障や異常を知らせるものというわけではなく、例えば半ドアやシートベルトの締め忘れを警告するものや、車の各装置の作動状況を表すものなど、その内容は様々です。
今回は警告灯の中でも特にお問い合わせを多くいただくものについて、点灯したときの対処法とあわせてご紹介したいと思います。
お問い合わせの多い警告灯の意味と対処法
まずはカミタケで特にお問い合わせを多くいただく下記の警告灯について、それぞれの意味と対処法をご紹介します。

バッテリーランプ(充電警告灯)

バッテリーランプは、充電系統の異常によりバッテリーの電圧が低下したときに点灯します。
その原因としては、
- オルタネーター(発電機)の異常
- ファンベルトのゆるみや切れ
などが考えられます。
つまり、走行中にバッテリーランプが点灯した場合、十分な発電ができていない状態である可能性が高く、そのまま運転を続けるとバッテリーが上がって走行不能になってしまうことも考えられます。すみやかに安全な場所に停車し、お近くの販売店や整備工場などにご相談ください。
ABSランプ(ABS・ブレーキアシスト警告灯)

まず、ABSとはアンチロック・ブレーキ・システムの略で、路面が凍結しているような場合や急ブレーキをかけたときに、タイヤがロックされるのを防いでハンドル操作を可能にするための機能です。
そしてABSランプは、ABSまたはブレーキアシストシステムに異常があるときに点灯します。
また、メーカーによってはABS自体に異常が無くても、バッテリーの電圧低下などを知らせるためにABSランプが点灯することもあります。
ABSランプが点灯してもブレーキは通常通り効きますが、そのまま放っておくといざというときにABSが作動せず大変危険ですので、迅速な点検が必要です。
エンジンチェックランプ(エンジン警告灯)

エンジンチェックランプは、エンジンまたはトランスミッションに異常があるときに点灯します。
その原因として多いのは、O2センサー(オキシジェンセンサー)の不良です。
O2センサーとは、排気ガス中の酸素濃度を測るためのもので、O2センサーが故障すると燃費が悪くなったり、煤が多く出るなどの症状が出ます。
このほかにもエンジンチェックランプの点灯の原因は様々ですが、ランプ点灯だけではどこに異常があるのかを判断するのは難しく、エンジンの不具合は重大なトラブルにつながる可能性もあるため、すみやかに点検を受けてください。
また、エンジンの調子が悪いと感じた場合は走行を控え、お近くの販売店や整備工場などにご相談ください。
トランスミッション警告灯

丸いギザギザの歯車マークの中にビックリマークの表示の警告灯はトランスミッション警告灯で、オートマチックトランスミッションに異常があるときに点灯します。
※車によってはトランスミッション警告灯が無く、エンジン警告灯と一緒になっている場合もあります。
トランスミッション警告灯が点灯したときは、すみやかに点検を受けてください。
変速がうまくいかないなどの症状が出ることもありますので、自走が難しい場合は走行を控え、走行中であれば安全な場所に停車し、お近くの販売店や整備工場などにご相談ください。
エアバッグ警告灯

エアバッグ警告灯は、エアバッグまたはシートベルトプリテンショナー(衝突時に前方に投げ出されないようシートベルトを自動的に巻き取る機能)に異常があるときに点灯します。
具体的な原因としては、
- センサーの故障
- 配線の不具合
などが考えられます。
普段の走行に支障が無いからといって、エアバッグ警告灯が点灯したままで放置すると、もしもの時にエアバッグが作動せず大変危険ですので、なるべく早い点検が必要です。
エンジンオイルランプ(油圧警告灯)

油圧警告灯は、エンジンオイルの圧力に異常があるときに点灯します。
考えられる原因としては、
- エンジンオイルの不足
- オイル漏れ
などがあります。
走行中に油圧警告灯が点灯したときは、そのまま運転を続けるとエンジンの破損など深刻なトラブルにつながる可能性もあります。すみやかに安全な場所に停車し、お近くの販売店や整備工場などにご相談ください。
マスターウォーニング

三角のビックリマークの警告灯はマスターウォーニングと呼ばれるもので、各システムに異常が発生すると点灯します。ほかの警告灯や警告メッセージと同時に点灯し、さらに警告の内容によってはブザーが鳴ります。
マスターウォーニングは緊急性が高い異常が発生したときに点灯するため、もし走行中に点灯した場合はすみやかに安全な場所に停車して警告の内容を確認し、お近くの販売店や整備工場などにご相談ください。
スズキ車のシステム一時停止表示について
警告灯関連で、スズキ車のシステム一時停止表示についてお問い合わせをいただくことがあります。
スズキ車では、フロントガラスがくもっていたり、大雨や大雪などの悪天候時など、カメラの視界不良によりレーダーブレーキサポートシステムが一時的に作動しなくなることがあります。
レーダーブレーキ、オートライト、車線逸脱など複数の警告灯が点灯+「システム一時機能停止中」の表示にちょっとびっくりしてしまいますが、通常の走行に影響は無く、状況が改善すれば一時停止は自動的に解除されますのでご安心ください。
スパナマークが点灯する意味とは?
メーターに表示されるスパナマークについても、よくお問い合わせをいただきます。
走行中に急に見慣れないランプが点灯すると、車の異常ではないかと慌ててしまいますが、このスパナマークは警告灯のような車の異常を知らせるものではなく、オイル交換や点検の時期をお知らせするためのものですのでご安心ください。
スパナマークを消すにはリセット操作が必要で、通常はディーラーや販売店での定期点検の際にリセットを行っています。(※カミタケではオイル交換後にメーターリセットを行っています)
また、ご自身でリセット操作をしていただいてスパナマークを消すことも可能です。操作方法は車種や年式により異なりますので、お車の取扱説明書をご確認ください。
例えばホンダJF3型N-BOXの場合だと、以下の手順でリセットすることができます。
※操作にはステアリング右側のインフォメーションスイッチ(▲/▼)とTRIPスイッチを使用します。
- パワーモードをONモードにします。
- インフォメーションスイッチ(▲/▼)を操作して、マルチインフォメーションディスプレイに「時計/車両設定」の項目を表示 → TRIPスイッチを押します。
- インフォメーションスイッチ(▲/▼)を操作して、マルチインフォメーションディスプレイに「メンテナンスリセット」を表示 → TRIPスイッチを押します。
- これでリセット完了です。
警告灯が点灯したときの対処法
車の警告灯にはたくさんの種類があり、全てを覚えるのは大変ですが、緊急性は表示されるランプの色で大まかに判断することができます。
車の警告灯に使われているのは赤・黄・緑の三色で、
- 赤 → 危険
- 黄 → 注意
- 緑 → 安全
を表します。
これはISO(国際規格)で決められている世界共通の規格です。
警告灯が点灯したときの対処法としては、点灯している警告灯の種類にもよりますが、基本的に油圧警告灯や充電警告灯など緊急性の高い赤色の警告灯の場合、走行中であればすみやかに安全な場所に停車し、お近くの販売店や整備工場、もしくはJAFなどのロードサービスにご相談ください。
また、黄色の警告灯の場合、点灯したからといって走行にすぐに影響が出るようなことは少ないですが、面倒だからと放っておくと重大なトラブルにつながる可能性もあるため、お近くの販売店や整備工場に相談し、迅速に点検を受けてください。
エンジンの警告灯については、こちらの記事をチェックしてください。

まとめ
警告灯の中には緊急性の高いものや、放っておくと重大なトラブルにつながるものもあります。
警告灯に関する点検や、お問い合わせはもちろんカミタケモータースでも受け付けておりますので、
- 見たことのない警告灯が点灯して対処法がわからない
- 警告灯が点灯したけどこのまま運転をつづけても大丈夫?
など、ご不安な点やお困りのことがございましたら、下記電話番号までお気軽にご相談ください。
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